フードを付けた全体像
生地の素材は、通常のコットンナイロン薄地平織り版

ファー付フードを外し、フード内側のスタンプを確認する。
(使いまわしの写真ですみません)

1953年6月16日付コントラクトのMIL-P-11013Aであることが確認できる。

ファスナはアルミのコンマーであるが、プルタブ(曳き手)がワイヤー型でない。

プルタブのクローズアップ

後付けを疑い、ステッチを観察する。写真だと分かりづらいが、通常3列のステッチで縫いつける(下段の比較用個体)ところ、2列で縫い付け(上段当該個体)ている。これだけでは、後付けかどうか断定できないが、かろうじてフードとの接続部に、うわ縫い(二重の縫いつけ)の名残が見られるので、たぶん後付けかなと推測している。

しかしながら、もっと奇妙なのは、ドットボタンがレギュラーでなく、M-48にみられる大型のものを使用している点。(上段当該個体、下段比較用個体)
当初見たときは、初期の移行モデルかとも思ったが、コントラクトが1953年であることを確認し、混乱した。たまたま在庫がなく、大型ドットボタンを使ったということだろうか?


2011年3月11日 巨大地震とそれに伴う津波、原子力災害に被災されたすべての皆さんと亡くなられた方々に対し深い哀悼の意をささげます。
当ブログでは、M-51PARKAとそれに付随する趣味的な話題に限定して記述し、時事的問題については、思うところがあっても、いままであえて言及を避けてきました。しかしながら、今回の大災害、とくに原子力災害に関しては、次世代のためにも今、発言しておかなくてはと思いたち記しておくこととしました。
今なお予断を許さない原子力災害に関して、第一線で事態の収拾に尽力をされている東京電力関係者の皆さん、とりわけ下請け孫請け原発労働者の皆さん、政府および自治体等機関の方々、に限りない感謝とエールを送ります。今後数十年にわたり被災した炉をなんとかコントロール下に納められるよう祈るばかりです。
原子力発電について「一旦、ことが起これば事態の収拾は非常に困難になる」というチェルノブイリの教訓は、電力事業者の「日本の原発は安全です」という信仰と、原発推進の提灯(ちょうちん)を高く掲げ追随する、時の政権党であるJM党、Y新聞、Fu・Saグループなどのメディア宣伝のもと80年代日本で受け入れられませんでした。
今回の事態を受け、こんどこそ冷静に日本のエネルギー政策のあるべき姿を再検討していく必要があると考えます。
(追記2011年4月17日)
表題の写真は、このピンバッチをブローアップしたもの。
デザインのオリジナルは70年代のデンマークの女子学生とのこと。
出典参照:http://yumikov.exblog.jp/15725547/

このピンバッチは80年代の英国製

実際の大きさは、こんなものです。ファティーグのボタンより気持ち大きいくらい。
