M-1948 PARKA のヴァリエーション 腕のポケットが無いよ
いわゆるモッズパーカの始祖として有名なM-48パーカですが、たまに「腕のポケットが無い」タイプという特徴的な外観を持つ個体が観察されます。
このタイプは、M-48PARKAの中でもそこそこ頻回に見かけますので、個体のエラーとしてではなく明らかに仕様としてのプロダクトと考えられます。
では、写真を見ていきましょう。
左 通常のM-48パーカ
右 左上腕にポケットがつかないタイプ
左上腕部の比較
背面
内側
上腕ポケット以外に特に両者に差異は見られない。
腰ポケット裏面のラベル
右が、上腕ポケットなしのタイプ
ポケットなしタイプのもの
表示がかすれてしまっているが通常タイプと特に異なる点は見当たらない。
通常タイプのラベル(一例)
ライナーをつけた状態(全景)
いままで「M-48入手したけど腕ポケットが無いからにせもの?」「痕はないけど取られたもの?」と不安になられてた方は、どうぞご安心ください。
私もファーの生地ごと無いフードバージョン所有しているのですが⋯
パーカについての考察、非常に参考になり楽しく拝見させていただいております。自身もM-43、M-48、M-51、M-65などを数点所有しているパーカバカでありますが、
M-48のファーについてご教授願いいたけないでしょうか。
こちらのサイトでM-48のファーはウルヴァリン(クズリ)とおっしゃっていらっしゃいますが、コヨーテがついたモデルというのは存在しないのでしょうか?
また、聞いた出どころを忘れてしまいましたが、ラクーンというのも聞いた事があるのですが、こちらの存在はいかがでしょう?
コメントありがとうございます。
ファーはオオカミとかいろいろあると思います。
しかしながら、川村も毛皮の知識に疎いため個々の獣毛が何かというところまではあまり見分けられません。
ウルヴァリンのお話は、たしかEX-48-1の記事で比較した個体のものを指していたものです。
ウルヴァリンの場合、通常のファーと異なり、かなり太くかつ固く、長さもあり、また毛先が赤い独特の特徴を持つものでした。
なので、最初は齧歯類の毛?と思っていたものです。
タヌキについてもどこかで読んだような気もするのですが、仕様書などのドキュメントとして明確に確認はできていない気がします(このブログも始めて12年になりますのですっかり忘れていることもいろいろです。はっきりせずすみません)。