やっぱり「安倍総理大臣」はアウトじゃね?
先日たまたま、「コンプライアンス」(笑)についての講義を受ける機会がありました。その中で「収賄罪」についてもさらりと説明があったのですが、犯罪の構成要件を聞くうちに頭に思い浮かんだのは「ええーっ?そんな要件なら、アレ総理のカケ関係、明らかにアウトじゃね?」といったようなものでした。残念ながら質問の機会がなかったので、講師の弁護士の先生に直接確認はできなかったのですが。
その要件としてざっくりいうと、
1)公務員(特別職含む)が、
2)職務に関し、
3)ワイロ(金品のほか興遊の供応など無形のものを含む)を受け取る、
ということになります。2)の職務に関しては「直接」の担当者でなくとも相応の関連があればよいことになっています。また、3)のワイロ性については職務行為に関連して受け取っているという認識が必要です。
要件をアレ総理に当てはめてみれば、1)内閣総理大臣という特別職の公務員が、2)岡山理科大獣医学部の国家戦略特区認定に関し、内閣総理大臣が「国家戦特区略諮問会議の議長」であり直接職務上の関連がある。3)旅行やゴルフ、パーティなど1億円くらい使って(週刊文春記事による加計学園理事長発言)供応を受けた。ということになります。特にアレ総理は、岡山理科大の獣医学部申請について、以前から承知していた(愛媛県文書「その獣医大学いいね」)にも関わらず「国家戦略特区諮問会議の場で初めて知った」と答弁しているところから、以前供応を受けたパーティ、旅行、ゴルフ、クルーズなどについてはその「ワイロ性」を薄々認識していたことがわかります(ワイロ性がなければ嘘をつく必要がない)。
なお、SNSなど見ているとNTUY系の人々が、「愛媛県の文書は公文書ではないただのメモ(なので信頼性が無い)」とか、「又聞きの又聞きダー」とか、「学園の事務長が嘘を言っただけダー」とか騒いでいますがそんな指摘は全く当たりません。当時、事務長さんが県を訪問した目的は「カケ理事長から総理へ説明内容を県に報告するため」だったわけで、であるならば「なんとなく思った」うそをわざわざ県に伝えるために、その当時訪問などする必要がないことは明らかです。
そんな常識(公文書=公務員が職務上、組織的に用いる目的で作成した文書で形式は問わない)や道理を無視して、調べようともせず、ネット上の「まとめサイト」などの「わかりやすい(デマ)情報」を真に受けて「真実を発見」した気になっている中高年のオサーンや貴女様はほんとに(以下略・・・)
あーあ「ベオガム」について書こうと思っていたのに、またこんなこと書いてしまいました。とほほ
追記:大阪地検特捜部!不起訴かよ!圧力に負けたのか!! えっ?頂上狙ってるの?(ニヤリ