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M-51Parkaに関する2,3の事柄

映画「フューリー」FURY《ネタバレ注意!!》

 物語は1944年12月のベルギー、森深いバストーニュ近郊から始まります。
 アメリカ第129兵器大隊に所属するシャーマン改造のM32戦車回収車「フューリー」号の車長ドン・コリアー(ブラッドピッド)は、ドイツ軍が燃料切れで放棄した車両の鹵獲を担当しています。
 乗員は車長のほか、シカゴ大を中退して陸軍に志願して来たインテリくずれの若者レイ(実は世界革命に共鳴してコミンテルンの密命を帯びている)と中年の高校教師エドガー・ダービー(のちにポットを盗んだ疑いで銃殺される)のあわせて三人
 ある霧深い日、戦車回収車「フューリー」号の面々は、ドイツ軍が放棄した三号突撃砲(実物/映画「鷲は舞い降りた」で出て来たフィンランドの三突)の回収を試みています。ところが時あたかもドイツ軍の新しい攻勢「クリストローゼ作戦」が始まって、三人は戦線の後方に取り残されてしまいます。三人は「フューリー」号を放棄し、森の中を逃亡しつつ友軍の陣地へ脱出を図ります。夜が明ける頃友軍のキャンプを発見するのですが、戦線が混乱する中、接近するのは非常に危険でした。またキャンプ内には、ドイツ兵が米兵に扮装して戦線をかく乱しているという噂も流れています。それでも三人は警戒線通過のパスワードをなんとか思い出し、友軍陣地への帰還をこころみます。三人は両手を頭の上にのせ符丁の言葉「ディマケーション(境界線)」を大声で叫びながら陣地へ進みます。一方、警戒壕の米軍兵士達は夜明けに霧の中から米兵姿の男達が近づいてくるのを怪しみ、重機関銃で掃射してしまいます。ここで「フューリー」車長は命を落としてしまうのでした。
 さて、友軍陣地に戻ることのできなかった残りの二人、レイとエドガーですが結局はドイツ軍の捕虜となり、当初は英軍の捕虜たちと一緒に収容所に収容されていました。数日後、百人ちょっとの米兵たちは契約労働という名目で「エルベ河畔のフローレンス」ドレスデンへ送られます。戦時下のドレスデンでも畜肉はすっかり市場から姿を消してしまっており、がら空きとなった屠畜場が、捕虜収容所代わりとなっています。米兵捕虜たちにはそこの5号棟が割り当てられました。
警備兵は米兵捕虜達が迷子にならないようにドイツ語でそこの住所を教えます。「シュラハトホーフ・フュンフ」
 日々麦芽糖工場での労働に従事していたレイとエドガーは、ある日(史実では1945年2月13日)、あのドレスデン爆撃に遭遇します。地下のコンクリート壕に避難した捕虜達は爆撃の音を聞きながら一夜を明かします。翌日ブンカーから出てみると、街はまるで月面のような廃墟と化していたのでした。街の片付けに動員されたエドガーは、たまたま拾って持っていた銀のコーヒーポットを警備兵に見つかり、迅速裁判により窃盗の罪で銃殺されてしまいます。残されたレイは、赤軍との連絡をとるため東へ向かうのでした。
 そしてエンドタイトルはこう結ばれます。
 "Poo-tee-weet?"
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墨田金属日誌さんの「ひそみ」に倣って未見の映画について書いてはみたものの、いや結構むつかしいっす。
http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-category-2.html

追記:12月19日付で映画「FURY」の雑感を記しています。ご興味ある方はそちらもご参照ください。http://parkashell.exblog.jp/20546346/
by poemaquince | 2014-12-07 22:51 | 映画 | Comments(0)