1980年5月光州 韓国予備役部隊のファティーグ
「あー80年製なんだ・・・、80年?韓国!光州!!」
1980年の韓国といえば、5月光州が思い出されます。韓国現代史において、光州事件ははまさに時代のメルクマールでありました。光州において、全斗煥のクーデタに抗議するデモ隊の学生が戒厳軍に殺され、怒った学生、市民の一部が予備役の武器庫を襲撃し武装して市庁舎などに立てこもります。結局、正規軍に鎮圧されてしまうことになってしまったのではありますが、その後、民主化した韓国において民主化運動の先駆として再評価されます。もしかしたら立てこもった市民のなかにはこのファティーグを着ていた人もいたかもしれないなどと思いを馳せたりします。
お隣の国、韓国では今日でも兵役があり、成人男性のほとんどは軍事訓練を積んでいます。ネット上の歴史講談や軍事情報を鵜呑みにして息巻いている日本の嫌韓ヲヤヂとはそこが異なってるのかもしれません。(いやどの国にも幼稚なネトウヨはいるんだけどさ)
60年代〜80年代にかけて、主に韓国郷土防衛隊(予備役部隊)が使用したパターン
(予備役とは兵役期間終了後の一定期間、有事に動員されることになる人々のこと。 韓国では、今日でも全成人男子に2年近くの兵役が課せられ、その後数年の予備役期間が設けられている。)
レトロで見慣れないボタンだったため、もしや60年代もの?と思ったがスタンプには80年12月のスタンプが・・・
生地はコットンのヘリンボンです。
スタンプは左身頃すその内側にありました。年代の他はなんて書いてあるか分かりません(笑)。
右胸にネームタグ キム ムングェンさん? 左の赤いビニルには ミョンギル トンデ?ソウルの町名かな?
襟のサイズタグが共布であることに留意(通常は普通の白布がついてることが多い)
武装準備する光州市民!
人物のヘルメットカバーに留意
左側の人(ダックハンターパターン)
右手前の人(ヌードルパターン)
似たようなテーマについて、興味深い記事がありました!!
非常に参考になります。
http://checksix.militaryblog.jp/e460387.html