タイガーストライプの迷宮(その4)MADE IN RYUKYU?
タイガーストライプはミリタリー「ユニフォーム」であるにもかかわらず、その特性から、一般の制式/官給品に見られるような、調達に関するドキュメントや製品に付けられるアイデンティファイラベルがほとんど残されない状況にあります。
そんななかで、他の国に比しても、タイガーストライプ被服の生産には日本(あるいは当時の米国統治下の琉球)が非常に深く関与していることが知られています。当時、タイガーストライプの製造や調達に関わった方々もだいぶ高齢になられていると思いますが、歴史的にそういった関係各位の記録や記憶、あるいはオーラルヒストリーが残されることが強く望まれているのではと思うのです。そしていまが、その最後のチャンスではないかと感じるのです。もし、ショップやアパレル関係を業としてなさってられる方などで、当時関係されていた方、事情をご存知の方、または関係者をご存知の方がいらっしゃれば是非、当時のことがらを記録として残して(できれば公表して)いただきたいと勝手ながら強く願っている次第です。
オキナワ製当時もの(推定)のタイガーパターンジャングルハット
パターンはJWDかな?
内装は、はちまき部分のみ黒色コットン、サイズタグは赤文字M表示だけどだいぶ小さい。USサイズ?
側面の通気アイレット(ハトメ)はこんな感じ 真鍮に黒ペイントかな?
帽子の高さがかなり低いことに留意
帽子の下のジャケットは、JWD生地比較のために重ねたもの(推定80年代再版)。後から見ると写真としては邪魔でした。
高さの浅い帽子はこんな風に被られていました。
1966年 ベトナム共和国 ダクラク州
USSFモンタニャードストライクフォースのメンバー
Image by © Wally McNamee / Corbis