「歴史を忘れる民族に未来はない」(番外編)
JM党の副総理が、「憲法改正の手口をナチ党に学んだらどうか?」という発言をしたというのです。いくらあの党のあの人でもそんなことはいわないのではないかと・・・例えば「ワイマール憲法下でナチ党が権力を掌握してしまったことについて教訓を学ぶべき」と言う趣旨の発言が外電の誤訳で広まってしまったとか、そんな類いなのかなどと思ったりもしていたのでした。
・・・で、自宅に帰ってから改めて新聞を読んで笑ってしまいました。と同時に暗澹たる気分になってしまいました。レベル低すぎです。一国の政治指導者が、ほんとにこんな程度の歴史認識と知性なんだと。それであの憲法草案かと。
数年前「ふしゅう」(踏襲)について、さんざんマスコミに揶揄されて、「誤読くらいであんなに非難するなんてマスメディアもくだらない」とすこし同情もしたけれど甘かったようです。
このニュースで、いささか古い話ではありますが、大宅壮一編のノンフィクション「日本のいちばん長い日」を読んだときのことを思い出しました。(最近では半藤一利著となってますが‥‥)日本の軍事的エスタブリッシュメントとしてもう少しまともな戦争指導をしていたと思っていたのですが、軍中枢幹部の認識というか分析のレベルが低すぎで、暗澹と読みすすんだことを思い出します。(もちろん全ての登場者がそうという訳ではないのですが)
常々記述者川村もそう思っていたのですが、たまたまこのニュースと同じようなタイミングに隣国で掲げられたこの言葉「歴史を忘れる民族に未来はない」は至言です。
サッカー場に掲げられたこの言葉を良き隣国市民からの忠告として改めて胸に刻んでおかなくてはと思うのでした。
(追記:報道を良く読んでみても未だに発言の意味は分からないのですが(笑))
追記の追記2015年8月16日
麻生発言が、(言い方が紛らわしかったにせよ)間違った形で報道・拡散され、それをマにうけて批判的な記述になっています。
発言の主旨が「ワイマール憲法下でナチ党が権力を掌握してしまったことについて教訓を学ぶべき」ということであることが理解できましたので上記の麻生副総理への批判部分については発言を撤回いたします。
↓訂正とお詫びの記事
http://parkashell.exblog.jp/21548618/
居酒屋で一般市民の下らん話と違い、発言がどのような影響をもたらすかをわかってませんね。
ゴルゴ13読んでたら、もう少し世界がわかっていると
思っていたが・・・。
いやぁー、「ゴルゴ13」だからでしょ?
ちなみに私は戦争は起して欲しくありませんが、先の大戦に日本が踏み込んでしまった事は仕方ないと考えています。
何か明治・大正の軍人と昭和の軍人は異質のイメージを持ちませんか?昭和だけ周りが分かっていないような・・・。
>隣国市民
朝鮮は中国に虐げられた期間が日本が統治していた期間よりも長いのに何故ここまで反日なのか理解に苦しみます。
朝鮮と中国の関係は歴史的に朝貢冊封体制であり、虐げられた(そういう場合もあったかもしれませんが)というよりはむしろ中華文明(儒教)により朝鮮王権を正統化、権威化する関係が長かったのではないでしょうか。むしろ農民は両班階級からの過酷な収奪に苦しんでいたのでは。
そこにつけ込んで(!)近代化を口実としての植民地支配により、過酷な収奪を平然と行った日本が、「当時は列強の角逐する帝国主義の時代だったから」といって、開き直っちゃうと「なんだかなー」という感じです。
その辺の歴史的センスを、日本JM党の「政治家」が身につけていないため、まわりの国々がイライラするのではないでしょうか?
そうですね。->フォンニィ-フォンニャット良民虐殺事件
>両班階級からの過酷な収奪に苦しんでいた
国民の殆どは被支配階級でしょうから、やはり、中華に
虐げられていた。
どうも麻生さんの発言は舌足らずで誤解していました
。ナチスは選挙で合法的に政権をとったが、熱狂的
な状態ではとんでもない事になったりする。そういっ
た事を歴史から学んで、静かに議論する必要がある。
といった事を言いたかったようです。
いつもコメントありがとうございます。
どの民族においても、戦時に残虐な事件を起こしたりしています。大事なのはそういった「自国」の歴史的事実に対して現在を生きる市民がきちんと自覚し、理解しようとする姿勢を持ち続けることであると考えています。
>両班階級からの過酷な収奪に苦しんでいた
両班階級は朝鮮の貴族で「中華民族」ではありません。
麻生の発言は「ナチスの手口に学んだらどうかね」というもので、具体的にどんな「ナチの手口」について言っているのかわかりませんが、どんな手口であろうと上記のような意味にはならないと思います。
そうでしたか。朝鮮の歴史には詳しくありませんので、中華と朝鮮の支配階級と勝手に想像していました。
僕のイメージでは朝鮮はずっと大国の属国で、被支配
階級は中華と朝鮮の支配階級から収奪されていただろ
うとなってます。
poemaquinceさまは日本が歴史を忘れていると思われますか?私は思いません。ただし、今の政権は少し怖い
です。 ex.秘密保全法
>ナチスの手口に学ぶ
金持ちのボンボンが悪ぶってひねくれた言い方で
反面教師的な事を言っているように受け取っています。
>日本が歴史を忘れていると思われますか?
世論の動向を観察すると、90年代に小学館の「国際情報誌!?」(笑)で連載していたバカ漫画の影響がじわじわと効いているのかなと感じます。
昭和戦争期のプロパガンダをそのまま鵜呑みにしちゃう人々の層を、この現代に大量に生産してしまった。後世からみれば将に傾国の書(マンガだけど)と言ったところでしょうか。
わからないので、ググってみました。
SAPIO(89年5月創刊)とゴーマニズム宣言ですか?
私は読んだ事ありません。
「おぼっちゃまくん」も嫌いでした。
>バカ漫画の影響がじわじわと効いているのかなと感じます。
私の住んでいるところが地方のせいか?全くこちらは感じません。
(すみません、連載でなくシリーズ別冊書き下ろしでした)
例えば、20代30代で「靖国」行っちゃう人たちって、ほとんどあのマンガを真に受けてるとしか思えないんですけど。
ちゃんと「検定済み教科書(笑)」で歴史勉強したら?って感じですが‥‥
近くだったら、私も行っちゃうかも?
遊就館も観たいです。
厄払いに沢山神様いらっしゃる総社宮に行きました。(^^)
靖国だったら、総社宮よりも多いだろうなぁ。
因みにウチは神道ではありません。
>ほとんどあのマンガを真に受けてる
戦争を美化する事は良くない事、危険だと思っていま
すが、私は同じ日本人として、本人の意思に関わらず
戦争で亡くなられた方々には敬意を払いたいと思って
ます。
「靖国靖国」と特別扱いされていますが、戦没者慰霊
施設って世界で特殊なのか?って思っています。
近代に創られた「国家神道」と古来からの神社は分けて考えるべきと感じています。
「靖国」は戦争動員のためのイデオロギー装置、あるいはプロパガンダ施設(笑)として機能して来たものであり、日本古来の八百万の神々と性格が異なるのではないでしょうか。
私も、兵士も含め全ての戦争犠牲者に敬意を払うべきと思っています。それゆえ、中国、韓国への反発からか?20世紀戦争を無批判に肯定しようとする近頃の社会的な空気?に対して危機感を持っています。
>戦没者慰霊施設って世界で特殊なのか?
近代国民国家において「戦没者慰霊施設」は特に珍しくはないと思います。日本に於いても無宗教の追悼施設建設案がありますが時の風向きで出たり引っ込んだりしているようです。現在は千鳥ケ淵戦没者墓苑がその役割を果たしているのでは?
アメリカも「靖国よりも千鳥ケ淵だ」というメッセージなのですかねぇ。


