ドローコードの補修
このブログもいよいよ3年目となりました。
まれに、初期のM-65パーカなどに、裾のドローコードが異様に長いものが見られます。これは、ゴム製のエラスティックコードが経年により劣化したのち引っ張られた結果、伸びきってしまったものの名残なのです。実用で使用する場合、巻きついたり引っかかったりしてちょっと危険ではあります。記述者川村は、内側のライナー留めボタンなどに縛り付けておりますが・・・

というわけで、今回の記事はドローコードの修繕についてです。
といってもおこなったのはM-65の修繕でなく、失われたM-51のウエストのドローコードの復元です。60年代型M-51ジャケットの裾から伸びきったエラスティック(ゴム)コードを移植などしてみました。
それでは、順を追ってみていきましょう。
ウエストのドローコードが失われているM-51(mil-p-11013A)

実用で使用している60年代型M-51ジャケット
裾のエラスティックコードが伸びてしまっている。

60年代型M-51ジャケットの右側裾のコード取り出し口

60年代型M-51ジャケットの左裾のコード取り出し口
コードを引き抜こうとしたら、取り出し口に、糸で縫い付けてあった。

握りばさみで、縫い付けてある糸を丁寧に外してみる。うまくいった。

ジャケットの裾から引き抜いたコードをパーカに置いてみる。長さも足りていることを確認

実際にパーカのウエストコードのトンネルに通して見る

アイレット穴から出してやるとこんな感じ
コードの先がほつれている。

以前、nanasiさんがHPで紹介していた、収縮チューブでのアグレット再現を試してみる。
http://www43.atwiki.jp/newrose/pages/53.html
絶縁用収縮チューブ、ドライヤー、はさみを準備

ところが、冬季だからか、ドライヤーの熱では全然収縮しない。鍋にお湯を沸かして熱湯につけてもみたが収縮率が低く?簡単に抜けてしまう。
この日は一旦撤収

絶縁用チューブでなく、もしや靴用ならば収縮率が高いかもと街の靴やさんなどを数件廻って見たがどのお店にも収縮パイプは置いてなかった。(・・・あとで気付いたけど、実は絶縁チューブと比較して内容はあまり変わらなそうであった。今日、買えなくて良かった。)
次善の策で、キャンドルによる直火であぶることにした。
上はオリジナルのドローコードとアグレット
下は、コードに収縮パイプを通したところ

キャンドルと加熱後のドローコード(両端)

紐通しを使ってウエストトンネルにコードを通すところ。

道具を使ったので、簡単に通すことができた。しかも、この個体のトンネル幅は、標準の幅よりだいぶ広い。(通常、概ね2.5㎝程度のところ3.5㎝ほどの幅があった。)

とりあえず完成

記:2012/1/22
nutty_the_crackerさん↓ ご一報ください。
poemaquince@excite.co.jp
投稿見ました。お待ちしております。
いつもblogの記事を大変参考にさせて頂いております。こうして記事を残していてくださり本当にありがとうございます!
実は今日のお昼過ぎにM65フィールドパーカーを羽織っていて、座っている姿勢から立ち上がった時に、フィッシュテールのフロント左側のドローコードのつま先?部分を足で踏んでしまいながら立ち上がってしまいました。。
するとドローコードの先の部分が破壊されてしまい、紐だけがみっともない状態に、、
さてこの部分をどうしたものかと思案しながら、とりあえずインターネットを使いちょっと調べてみることに
するとこの部分のことをアグレットと呼称していることをまず学び、さてさてと調べていたら、、
なんとまたこのblogに行き着いてしまいました!笑
もう本当に凄すぎて感動しています。。
しかもずっと以前にそれらの問題に行き着いて検証し、blogにまでまとめられている。
そして今になりそのblogを通して日々助けられている自分がいて、なんだかとても不思議な感覚を覚えます。
さっそくAmazonにて収縮チューブを買いました。
届き次第、後日補修作業をしてみたいと思います。


