レプリカのM-1951(ECW parka"M-65"改の場合)
このパターンが製品化されたのは、多分90年代に東京ファントムさんが最初だったと思うのですが、(間違っていましたらすみません)その辺のことはよく把握しておりませんので、事情に詳しいかたがいらっしゃいましたら是非ご教示いただけたらと存じます。
チャン・ドンゴン出演の映画「ブラザーフッド」でも鴨緑江退却のシーンなどでM-65改パターンのM-51が使われておりました。(追記:実際には配備されなかったとおもうけど)
この手の製品は、まれにオークションでも(知ってか知らずか)M-51「実物」として出品されていますので注意が必要です。
製品の全景、この製品は数年前にネットオークションで入手したものなので、ファントム製のものかどうかは不明です。ガパメントイシューの"実物"なので、生地の質感は文句なし。
後述する「裾のステッチ」が簡略版であることに留意
当初、エポレットにオレンジ色の大型ボタンがついていたので、とりあえず茶色の平ボタンに付け替えました。(60年代型M-51に近いなら通常のファティーグボタンの方がよかったかもと今更ながら思ったりしてます。)
M-65シェルに、M-65ファーフードのファーを取り外したフード部分を縫いつけて、M-51を再現しています。
背中のラベルは、M-65オリジナルのインストラクションラベル
あまり写ってはいませんが、この製品のファーフード取り付け用ボタン穴は手で丁寧にかがってありました。この手作り感!
レプリカのコントラクトスタンプ
ミルスペックは"B"-11013と表示
コピー元のプリントが不鮮明だったためか、読み進むと英文がだんだん怪しくなってくる。
黒い金属の環は、M-65ファーフードのドローコード用のアイレット(はとめ)
60年型M-51(実物)との比較、左がオリジナルのM-51
実物と比べ、フード開口部正面のラインが直線的になってしまっている。
ファーフードのドローコードをそのまま残したため?か、異様に長くなってしまっている。
袖ボタンは標準的なM-65の形のまま。M-51との違いに注意
背面からの比較
オリジナル60年代型のM-51も、肩のプリーツが省略されているため見た目はほぼ一緒
写真では判り難いが、エポレットの縫い付けが、オリジナルは肩のシームに折り込んでいるが、レプリカはシーム上に重ねて縫い付けている。
M-51との比較写真ではないが、70会計年度のM-65とそれ以降のM-65の裾の比較
70年頃までは、M-51とほぼ同様にシェル裾コードの部分を2枚パーツの縫い合わせで作っていたものが、71、72年ころからは簡略化され、折り返して袋状に縫い付ける仕様になっている。
したがって、裾のステッチが裾のエラスティックコードを挟んで2列だったものが、一列になってしまった。
それだけのことなのに、全体的な印象はかなり変わってしまう気がするのは記述者だけであろうか?
追記:近年(記述者が確認したのは昨年?だった気もしますが)、M-51のレプリカモデルで、ボディーはM-65の流用の様なのですが、ライナー留めのボタンを茶の平型にしたり、そのボタンのタブもナイロンから布に変えていたり、エポレットの淵も肩に縫いこんでいたり、かなりディテールを追求したモデルを街中で何度か見かけました。ただしスタンプは上記モデルと一緒のもののようです。他人が着ているものをちらちら観察しただけなので詳細不明ですが、ご事情をご存じの方がいらっしゃいましたらご教示いただけたらと存じます。
先日フードがついているM-51を落札したのですが
フードは直線、裾のステッチは簡略、エポーレットなし、
シェルがSo-sew inc.でフードにこちらに掲載されているのと同じハンコが押してありました。
フード付きの65みたいのでした(笑)51を探すのは難しいですね・・・・
レプリカものも年度により様々ですので一概には言えませんが旧キャブ(記事かいたもの)や旧YMCLKYは、雰囲気は良いとおもいました。いずれも現在では入手困難なようですが。M-51にこだわらなければYMCLKYのM-65は現在も入手できる中ではお手頃価格だしお勧めと思います。ただし、シルエットが現代風にオシャレになっていたりしますのでこだわる場合はお勧めできません。H社やA社は個人的には、?と思いますが好みの問題だと思いますので特にコメントはありません。
YMCLKYが生地薄いというのは、たぶんオリジナルの薄さを知らないヒトの感想ではないか?と思ってます。当時、確かにオリーブの生地は薄かったけどまあ実物と比べても許容範囲かなと感じておりました。あまり参考にならないお返事で恐縮でした。最近はパーカ記事も少ないですが今後ともよろしくお願いいたします。
私はアメリカ軍のフィールドジャケット等が好きで集めています。
ジャケット等を入手した際には、よくこちらを参考にさせていただいております。
先日ここで紹介されていますM65のシェルとフードを合体させたパーカを入手しましたので
少しでも参考になればと、以前の記事ですがこちらにコメントさせていただきます。
まずフードについて、こちらと同じスタンプが押されたフードが使われています。
そしてシェルですが、こちらの別項で紹介されていますDPSC DIRの72年黒ジップでした。
類似点としてエポレットが重ねて縫われていて留めボタンは大型のオレンジ色です。
シェルがDPSCのものだからか?裾コード部分は2枚縫い合わせとなっています。
シェルには入手時からM65パーカ用のキルティングライナーが着けられていて
こちらはGIBRALTAR INDUSTORIES INC 74年のタグがついています。
それに加え私のにはシェル、ライナーとも下の所に東京ファントムさんのタグが追加されています。
今回入手したパーカがM51の実物だったなら自身3着目のM51パーカだったはずなのですが
M65合体パーカもこれはこれでおもしろいパーカなのかもしれませんね。
少しでも参考になりましたら幸いです。
すみません、昨年12月末は日本におらずバタバタしておりコメントを失念しておりました。すでに1年近く前になってしまいましたが、情報のご提供ありがとうございました。