M-51Parkaに関する2,3の事柄

モッズパーカのライナーについて

 パーカのライナーとは、防寒用の内張りのことで、本体にボタンで着脱できるようになっています。
 フィールドジャケットが着脱式のライナーを装備したのは朝鮮戦争時のM-50ジャケットからですが、パーカについてはかなり以前(少なくとも大戦中のプルオーバー型フィールドパーカなど)から装備されているようです。 
 モッズパーカをネットオークションなどで取引する場合、ライナーが付くかどうかにも留意したほうがよいでしょう。

M-51 PARKA LINER
ウールパイル地のもの
あたたかいが、非常に重くまた動きにくい
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ECW,PARKA LINER(いわゆるM-65パーカ用ライナー)
ナイロン地にポリエステルわたのキルティング
あたたかく、軽く動きやすいが、キルティングの糸がすぐにほつれてしまう
襟まわりのボタンの数がちがうのでぴったりとはいかないが、前合わせのボタンホールの間隔は合うため、一応M-51にも取付け可能 
追記:入手が比較的簡単な「ナイトカモパーカ」用のライナーは、見た目はM-65用に似ているのですが、ボタンホールの位置などが全く違うため、M-51にもM-65にも装着できません。(ネットオークションなどで、いかにも代用できるように書いてある場合がありますが、あくまで取付ボタンの位置を動かすなどしてかろうじてなんとかなるレベルです。sep2011)
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M-51ウールパイルライナーの拡大写真
パイル生地の仕様が2種類あって、左「撚糸パイル」と右「もこもこパイル」のもの
もこもこパイルのほうが、いっそう動きづらい。
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同じく「撚糸パイル」と「もこもこパイル」の比較
人によっては「もこもこパイル」を初期型と呼ぶ場合もありますが、「撚糸パイル」もそれ以前から在ったようなので、もこもこを「初期」として良いか悩むところです。
(ただし、採用の息が長かったのは撚糸タイプのほうですが)
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「撚糸パイル」ライナーのコントラクト/インストラクションスタンプの一例
リップストップ状の生地に注意(絹?)
 ただし、着用されているかたは首肯されると思いますが、この手の生地は裂けるより前に薄くすり切れてぼろぼろとなりやすいので、この織り方(リップストップ様)がどの程度効果があったかは疑問です。
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「もこもこパイル」ライナーのコントラクト/インストラクションスタンプの一例
内張りの生地はナイロン?
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by poemaquince | 2010-05-04 01:36 | parka | Comments(3)
Commented by 芋団 at 2012-12-30 02:16 x
はじめまして、私は所謂スクーターボーイズだったので、m-51(52年製)を着ていたんですが、貴殿のブログを見るまで間違えて撚糸パイルを裏返しに取り付けていました^^;
あと長年の疑問なんですが、私のはフィッシュテールになっていないんですよ・・・気持ち少しなってるかな?くらいで・・・そういう仕様もあるのでしょうか?ミルスペックにはm-51(52年製)と書いてあるんですが・・・何かお分かりでしょうか?
Commented by poemaquince at 2012-12-30 23:43
芋団さま
はじめまして。うーん。フィッシュテールの件、実物を見ないと何とも言えませんが、可能性としてはあとから直したものなのではないでしょか?あのデザインは当時としては異形(いぎょう)のものとして受け取られることもあったと思います。(60年代のジャングルファティーグの裾だし着用でさえ抵抗があったとされています。)
フィッシュテールを直してある個体は希に見かけたりします。
Commented by poemaquince at 2013-01-27 22:09
追記
芋団さま
微妙なフィッシュテールの件、もうひとつの可能性は、背中の生地が一枚で仕立ててないですか?通常はセンターに縦に縫い合わせがあるのですが、非常にまれに背面が一枚仕立てのものがあるのです。もしかしたらそのバリエーションでしょうか?