M-51Parkaに関する2,3の事柄

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ドイツ連邦軍の迷彩ジャケット スプリンター迷彩31(破片柄迷彩)の場合

 前回のズンフムスター迷彩(ウォーターパターン迷彩/沼沢地柄)の記事で川村は、ドイツ連邦軍の装備は「注意深くヴェアマハト色を避けている」などと書いてしまいました。今回のスプリンター迷彩(破片柄)も漠然とBGS(連邦国境警備隊)のアイテムと思っていたからです。eベイなどでもジャーマンボーダーガードのものとして出品されたりしてたので、勘違いしていました。
 今回改めて確認してみると、このジャケットはBGSの装備などではなく、ドイツ連邦軍の装備であるといえそうです。であるならば、「注意深くヴェアマハト色を避けている」どころではなく、しっかり「旧ドイツ国防軍」色を継承していた(笑)ということで、前回の発言を訂正させていただきます。
 そんな訳で今回は、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)において、1956年から60年頃まで採用された、大戦中のブントファルベンアンシュトリッヒ31(スプリンター迷彩/破片柄迷彩)によく似た迷彩柄について見ていきましょう。

ああっ!!
この人も着てたんだ!!!
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ジャケットの全景
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身頃を開いたところ
ファスナーとスナップボタンの二重留め
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袖のクローズアップ
ベークライト製?のボタン
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フォロントファスナーはなんと樹脂製!!
残念ながらスライダーは欠けてしまっている。
50年代に樹脂製ファスナーを実用化?しているとは!!(でもこのジャケット、ここが完全なオリジナル見たことない)
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右胸ポケットの様子
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右内ポケットの中 アイデンティファイラベルは既に読めない。
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襟のフラップの状況
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背面全景
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大戦中の陸軍パルカとの比較
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破片柄迷彩のパターンはほぼ同一!!
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関係ないけどキューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」でもデヴォーチカを襲うワルモノが着てるよね。

連邦陸軍の写真(1960年)戦車はM-47!
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by poemaquince | 2016-06-05 10:17 | 番外編 | Comments(0)

ドイツ連邦国境警備隊の迷彩ジャケット ズンフムスター(沼沢地柄)の場合

 ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の再軍備(1955)に先立ち、警察部隊であるBGS(連邦国境警備隊)が先に設立(1951)された訳ですが、当時のBGS装備は旧ドイツ軍のデザインを踏襲するものが多くみられたりします。その一方で、新生ドイツ連邦軍の装備は、大戦中の惨憺たる記憶への配慮からか注意深くヴェアマハト色を避けているといえそうです。
 そんな訳で今回は、ドイツ連邦国境警備隊において、50年代末?から70年代中盤まで採用された、大戦中のズンフムスター(沼沢地柄)によく似た迷彩柄について見ていきましょう。
 
 BGSアインザッツヤッケ(ファティーグジャケット)
 このジャケットは1967〜76年の約10年間にわたり採用されていた模様
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 襟まわり、サイズタグ、エポレット用ボタンに留意
 71年製であることが解ります。
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 左腕のポケット(ペン差し)は通常ベルクロファスナ付きの蓋がつきますが、BGS徽章(アドラー)をはずすため、たいてい放出時にこのように破損されてしまう。
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 ジャケットの背面
 ベルトフック、装備用のDリングに留意
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 左身頃内側
 上部のスリットはサスペンダー用のものです。
 脇の下から腰部へのベルトフック吊り
 背面腰部のサイズタブに留意
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 同じく右側身頃内側
 欧州製軍用ジャケットによく観察される裾のドレッシングポッケットに留意
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 大戦中のHEER PARKA(陸軍パルカ)沼沢地柄のものと比較してみます。
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 すこし見づらいけどパターンが鏡合わせに反転していることに留意
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 別の個体との比較
 パターンが鏡合わせに反転していることが解ります。
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by poemaquince | 2016-05-29 20:03 | 番外編 | Comments(0)

フォルカーシュレンドルフ「パリよ、永遠に(Diplomatie)」観てきました。

 渋谷東急ルシネマにて、フォルカーシュレンドルフ監督の「Diplomatie(外交)」を観てきました。シュレンドルフ監督は立て続けに大戦中の独仏ものを撮っている様子なんだけど、個人的には、さきの「シャトーブリアンからの‥」のほうが観終わったあとのモヤモヤ感が好きでした。いや、この映画もしっかり面白いんだけど。同じテーマを扱った「パリは燃えているか」と見比べてみたいです。
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 映画の内容については、マライ・メントライン女史のこちらのHPが的確な解説をされているので是非ご参照ください。
http://young-germany.jp/2015/03/『パリよ、永遠に』フォルカー・シュレンドルフ/
 おおっ、上記参照先には、「東部戦線の神様」熊谷徹先生のHPが!
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan/1869-756.html

監督と外交官と将軍(将軍の「肩そで」にはクリミアシールドが)
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 見比べるで思い出しましたが、44年7月20日事件を扱った「ワルキューレ」(2008)は期待が大きかったので、後半の展開(アメリカ映画にありがちな、ドラマチックに盛り上げようとして展開が嘘くさい)にがっかりしたものです。子どもの頃、シュタウフェンベルクを描いた白黒映画(タイトル不明/たぶん「Es geschah am 20.juli」)をテレビで見て甚く感動したことと比べていたのでしょう。もう一度しっかり見てみたいのですが。
 たぶん、この映画と思うのですが。(タイトルが微妙にちがう?)
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 劇中、ヒムラーの使者のSD将校(傍若無人)がいい味出してます。
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すごい蛇足で、恐縮なのですが、最近の映画にしては珍しいと思ったのが、字幕の表記で、ドイツ人のなまえ(具体的には忘れちゃったけど、たとえば「マイヤー」を「マイヤル」みたいにしてる?)とか、「装甲(パンツァー)師団」を「パンサー師団」(フランス語専門の人がつくったからなのか?)とかが気になりました。(野暮天すみません。)
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by poemaquince | 2015-03-29 21:51 | 映画 | Comments(0)

映画「フューリー」FURY《ネタバレ注意!!》

 物語は1944年12月のベルギー、森深いバストーニュ近郊から始まります。
 アメリカ第129兵器大隊に所属するシャーマン改造のM32戦車回収車「フューリー」号の車長ドン・コリアー(ブラッドピッド)は、ドイツ軍が燃料切れで放棄した車両の鹵獲を担当しています。
 乗員は車長のほか、シカゴ大を中退して陸軍に志願して来たインテリくずれの若者レイ(実は世界革命に共鳴してコミンテルンの密命を帯びている)と中年の高校教師エドガー・ダービー(のちにポットを盗んだ疑いで銃殺される)のあわせて三人
 ある霧深い日、戦車回収車「フューリー」号の面々は、ドイツ軍が放棄した三号突撃砲(実物/映画「鷲は舞い降りた」で出て来たフィンランドの三突)の回収を試みています。ところが時あたかもドイツ軍の新しい攻勢「クリストローゼ作戦」が始まって、三人は戦線の後方に取り残されてしまいます。三人は「フューリー」号を放棄し、森の中を逃亡しつつ友軍の陣地へ脱出を図ります。夜が明ける頃友軍のキャンプを発見するのですが、戦線が混乱する中、接近するのは非常に危険でした。またキャンプ内には、ドイツ兵が米兵に扮装して戦線をかく乱しているという噂も流れています。それでも三人は警戒線通過のパスワードをなんとか思い出し、友軍陣地への帰還をこころみます。三人は両手を頭の上にのせ符丁の言葉「ディマケーション(境界線)」を大声で叫びながら陣地へ進みます。一方、警戒壕の米軍兵士達は夜明けに霧の中から米兵姿の男達が近づいてくるのを怪しみ、重機関銃で掃射してしまいます。ここで「フューリー」車長は命を落としてしまうのでした。
 さて、友軍陣地に戻ることのできなかった残りの二人、レイとエドガーですが結局はドイツ軍の捕虜となり、当初は英軍の捕虜たちと一緒に収容所に収容されていました。数日後、百人ちょっとの米兵たちは契約労働という名目で「エルベ河畔のフローレンス」ドレスデンへ送られます。戦時下のドレスデンでも畜肉はすっかり市場から姿を消してしまっており、がら空きとなった屠畜場が、捕虜収容所代わりとなっています。米兵捕虜たちにはそこの5号棟が割り当てられました。
警備兵は米兵捕虜達が迷子にならないようにドイツ語でそこの住所を教えます。「シュラハトホーフ・フュンフ」
 日々麦芽糖工場での労働に従事していたレイとエドガーは、ある日(史実では1945年2月13日)、あのドレスデン爆撃に遭遇します。地下のコンクリート壕に避難した捕虜達は爆撃の音を聞きながら一夜を明かします。翌日ブンカーから出てみると、街はまるで月面のような廃墟と化していたのでした。街の片付けに動員されたエドガーは、たまたま拾って持っていた銀のコーヒーポットを警備兵に見つかり、迅速裁判により窃盗の罪で銃殺されてしまいます。残されたレイは、赤軍との連絡をとるため東へ向かうのでした。
 そしてエンドタイトルはこう結ばれます。
 "Poo-tee-weet?"
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墨田金属日誌さんの「ひそみ」に倣って未見の映画について書いてはみたものの、いや結構むつかしいっす。
http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-category-2.html

追記:12月19日付で映画「FURY」の雑感を記しています。ご興味ある方はそちらもご参照ください。http://parkashell.exblog.jp/20546346/
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by poemaquince | 2014-12-07 22:51 | 映画 | Comments(0)

90年代STRUM製(?)のドイツ防寒迷彩ズボン

こんなのがありました。
同じSTRUMでも最近のMIL-TECブランドのものとは異なる、90年代STRUM製(推定)のドイツ迷彩アノラックのズボンです。
このレプリカアノラックの最大の特徴は中わたが「ポリエステル」ではなく、実物同様の「重たいでろんとした繊維」であるところです。最近のポリわた製品のアノラックだと、この「でろん」とした感じがでないので、着用したときのシルエットがどうしてもレプリカレプリカしてしまうのです。
また、迷彩生地も実物同様に、(先染めの色生地ではなく)生地のうえからローラープリントしているので非常にリアルです。
実物は専用のサスペンダーストラップと腰紐が付くようなのですが、この製品の個体には見当たりませんでした。(そういうモデルもあるものなのかどうかははっきりしません)
なんとこの製品が上野の中田商店(御徒町店)にて(2014年9月現在)特価数千円にて販売されていました。ドイツ軍冬期装備フアンは御徒町へ急げ!!

製品の全景
専用のサスペンダーが付いていなかったため、ボタンを2カ所追加して英軍のサスペンダーにて代用して着用
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前部は三つボタンタイプのモデル
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背面の全景
腰の調整紐も付いていない。そういうモデル?
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破片柄の実物上着とのアンサンブル
生地の色は多少違うけど、こんな色調のロットも有ったかもしれません。
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ボタンの裏
「EXTRA -A- FEIN」(F. W. Assmann & Söhne)という大戦期と同様のブランドのボタン
また、生地のざらざら感もそっくりです。
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迷彩パターンの比較
雰囲気はでているけど、パターンは明らかに異なります。惜しい!
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リバーシブルで冬期迷彩もばっちりです。
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リバーシブルの冬期迷彩実物上着とのアンサンブル
さすがに白色度が異なります。
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ボタンの白ペイントもなかなかリアルです。
白色側生地の質感もほぼ同じ
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by poemaquince | 2014-09-13 21:08 | 番外編 | Comments(0)

戦争のはらわた 祝Blu-ray Disc発売!(番外編)

 2014年あけましておめでとうございます。(ってゆうか1月ももうすぐ終わりですが・・)
 このM-51parkaに関するブログも5年目になるのですが、最近ではM-51モッズパーカについての言及がめっきり少なくなってしまい、反省しきりのこのごろです。(っていうか記事の更新もおそい(笑))
 アマゾンのページでたまたま知ったのですが、2013年11月にサムペキンパーの名作「戦争のはらわた(Cross of Iron)」のブルーレイ版が発売されてました!!
戦争のはらわた [Blu-ray]
 2010年に発売されたジェネオンユニバーサルDVD版の悪評惨憺たる字幕も直ってる!!ということだし、価格(2014年1月2日現在1,373JPY!送料込み!)もとってもお買い得!!ということで購入してみました。これでプレミア価格の高価なバンダイ版をもっていないひとも救われるかも(最近は価格もだいぶ落ち着いているようだけど)。

 ナチの台頭と破局を予感させるオープニングはいつ見てもすばらしく、大好きなシーンのひとつです。「小さなハンス」の歌の歌詞が抜けてしまってるので、未見の方はここ↓で予習しておきましょう。
<「戦争のはらわた」の字幕について>
http://steiner.web.fc2.com/text/mo/t17/text-17.html


 さて、ひさびさに映画を再見して気づいたのですが、マイヤー少尉も迷彩アノラックを着ていたのですね。BDの細密な画面で確認するとどうやらマイヤー少尉については、当ブログにて紹介したドイツ陸軍-沼沢地柄43年版http://parkashell.exblog.jp/10624062/ の実物を着ている様子です。
 シュタイナが劇中で着用しているものも一所懸命みてみたのですが、あまり断定的なことは分かりませんでした。ロシアの少年兵の別れのシーンなどアノラックの迷彩柄もクローズアップになるのですが、グリーンのレインドロップが異様に太い(オリジナルフィルムをBDへ補正するのに画像処理でそうなったのかもしれませんが)気がします。グリーンベースの沼沢地柄ではないかと思うのですが、確証はありません。

写真は「グリーンベースの沼沢地柄(Sumpfmuster)」、写真の出典は米国「At the Front」さんから引用させていただきました。
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出典:http://atthefront.com/historical_reference_g_winteruniforms.html
(こちらの「At the Front」さんのページではスプリンターパターン44と命名しています。)

 川村は、以前のブログでシュタイナのパルカ(アノラック)は映画用のプロップではないかと記述したのですがもしかしたら実物を使用しているかもしれませんね。また、シュタイナは他のシーンではタン色ベースのアノラックを着たりしているようにも見えたりします(笑)。 

 たくさんの方々が、この映画について語っていますが、なんか評論言語が男の「ロマン」とか『バイオレンス』とか「生き様」とかに寄ってしまってます。
 もちろんさまざまな見方があって良いのですが、そればっかりじゃなく「戦争」という圧倒的な構造的/組織的暴力とそれに否応なくまきこまれる「個人」の関係をシュタイナの視点を通じて描いているのかなあと感じています。
 そしてその戦争と個人のお話は、なにも1943年のタマン半島という特定の時代の特定の場所のことではなく、いつの時代でも経験しうる暴力の発露なんだという警告が最後のエンドタイトルで示されるように思うのでした。
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by poemaquince | 2014-01-28 19:18 | 映画 | Comments(0)

Wehrmachts Sumpfmuster 43または44のこと(番外編)

 Sumpfmusterと検索するとほとんどは、"KAMOUFLAGE.NET"を「引用」というかコピペ?した記事ばかりにあたります。(追記:印象で書いちゃいましたがそうでもなかったようですね‥‥)ブラド ターナー氏の「カムフラージュネット」はそれこそ迷彩柄についてのウェブページのオーソリティーで、記述者川村もいつも参考にさせていただいております。
 そのページにて、今回のテーマのWehrmachts Sumpfmuster 43(沼沢地柄の43年型)と同44年型が紹介されています。http://www.kamouflage.net/camouflage/00078.php (そういえば以前は45年型もあった気がするのですが?)

 ところで、その一方で、これまたその筋のオーソリティな掲示板"wehrmacht-awards.com"において気になるページをみつけました。
http://www.wehrmacht-awards.com/forums/showthread.php?t=276907
 こちらの写真では、あきらかに、いわゆる "Sumpfmuster 43"のパターンに、M44というスタンプが残っているのです。また、アンサンブルの下は、44年型のパターンでやはりM44というスタンプ表示です。
 で、ここで(ERDLに引き続きふたたび)懲りずに疑問におもうことは、43年型とか44年型とかは後年の分類命名であり、当時の生産・運用現場ではあまり意識していなかったのではないか?ということです。
 じつは多角破片柄のぼけ具合は、プリントの版のつくり具合、出来具合に左右されていたとか??

Sumpfmuster 44(沼沢地柄1944年パターン)と思われるノンリバーシブルアノラックの全景
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いわゆる44年パターンと思われる生地の拡大
多角破片柄の境界が大きく滲んでいる点に留意
(黒く見えるのは生地のしわの影です。)
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43年パターン生地の拡大
多角破片柄の直線がはっきり確認できる。
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両生地を比較したもの。
場所によっては44年柄も直線輪郭が確認できる。
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両個体を比較したもの。
左はリバーシブルタイプ、右はノンリバーシブルのもの
ボタンが打ち抜きプレスの簡略化されたタイプであることに留意
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by poemaquince | 2013-09-07 20:28 | 番外編 | Comments(0)

恥ずかしい日本の私 或いは「なぜ彼らは民族のツラを汚して平気なのか?」

2013年3月31日によせて

性懲りもなく、また新大久保界隈を「デモ」をしている輩たちがいる。彼らの罵詈雑言は、偏見と差別意識丸出しの知性のかけらもない聞くに堪えない「たわごと」である。
彼らは、自分が何を行っているのか本当に分かっていないのだろうか?
(・・・父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。 ルカ23:34)
彼らは、自らの品性の愚劣さを吹聴してまわって何故平気なのか?
デモで彼らが好んで掲げる(彼らの)大好きなあの「旗」に自らの「糞尿」を降り注いでなぜ平気なのか?
彼らは、この日本できちんとした教育を受ける機会がなかったのだろうか?それとも教育は受けたがそれを受容し内面化する精神の論理性や倫理性が身に付いてなかったのだろうか。幼稚な「愛国」心でヒロイズムに浸っているのみで、グローバルな社会のありようを理解できないのは何故なのか。
なぜそんな輩が「デモ」までする時代になったのか。昔から「右翼」はいたが、少なくとも昔の「右翼」は、「共産主義」などのイデオロギーや「腐敗した政治権力」が攻撃の対象だった。なのに今の彼らは、JM党のお金持ち「僕ちゃん総理」と親和性が高かったりするのはなぜなのか。
これは、曲がりなりにも「自由」であった日本の社会が劣化しようとしている兆候なのか。
今後、こういったファシストやレイシストたちが権力と結びつき、跳梁跋扈した「昭和維新」のような時代の到来を、記述者川村は心底恐れるものである。
若いひとたちよ、自分たちの未来を守るために歴史をよく学んでおこう。
まずはサム・ペキンパーの「戦争のはらわた」(できればバンダイビジュアル版DVD)を借りて観よう。

 あの男が敗北したからといって 喜ぶのははやいぞ 諸君
 世界が立ち上がり あの外道を阻止したが
 やつを生んだめす犬に またさかりがついているのだから
                     ベルトルト・ブレヒト
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by poemaquince | 2013-04-03 00:07 | 番外編 | Comments(13)

M-1948ライナーの謎!(あるいはLuftwaffe Fallschirmjäger RZ-20)

 以前、ヤフーオークションをなにげに見ていると、M-48パーカーが出品されておりました。そのパーカは程度も非常に良く、なにより珍しいライナーもついているではありませんか。ああっ珍しい!・・迷彩のパラシュート生地を再利用してるんだ・・・でもこんな金額じゃ手届かなから関係ないや・・・などと(口惜しく)ぼんやり考えたりしていたのでした。パラシュートの生地も、漠然と米軍あたりのもののような気がしていたのです。
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 そのまま時が過ぎ、パラパラと「ボルサレロ博士と菊池晟氏の本」をめくっていたら・・・あれ?この生地・・・と思い出したのは件の迷彩M-48ライナーです。ただの迷彩パラシュート生地などではなかったのです。なんと、ドイツ空軍のファルシムイェーガー(降下猟兵)のパラシュートRZ-20ではないですか!


 また、別のオークションではこんな個体も出品されていました!
 なんと、グラスファイバーわたのEX-48-1ライナーにも件のドイツ軍パラシュート生地が再利用されているではありませんか!

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 米軍は、第二次大戦時に接収したと推測されるドイツ軍のパラシュート生地を、なぜ再利用したのでしょうか?当時(40年代末から50年代初頭にかけて)、それほど生地の需要が逼迫していたということでしょうか?・・謎です。
 (本来ならば実物を入手したうえで、自ら撮影した写真で紹介するのが筋とは思うのですが、いかんせん手が出ませんでした。ただ本件考察につきやはり実物写真は必要と考え、出品者様の写真を利用させていただき記載いたしました。したがいましてこれらの個体に関する写真の著作権はオークション出品者様にございます。)


 また、RZ-20に関する写真の一例は、wehrmacht-awards.com
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http://www.wehrmacht-awards.com/forums/showthread.php?t=377334&page=2
www.flickr.com
http://www.flickr.com/photos/bcv/285570902/
・・・等を参照してください。
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by poemaquince | 2012-06-10 22:18 | parka | Comments(0)

Wehrmacht Heerの意匠 Splittermuster31と Sumpufmuster43との比較(番外編)

4回に亘ってM-65パーカの変遷について言及してきましたが、オリーブグリーン107の同じような写真ばかり並んでしまい、さすがにモッズパーカ好きであっても辟易してしまいそうです。
そういうわけで気分を変えて、今回の番外編は、以前ご紹介した大戦中のドイツ迷彩アノラックを例にカモフラージュパターンについて考察してみました。(って話題もマニアックなのですが・・・)
以前、どこかで、軍用迷彩柄生地の実用化はイタリア(のテント生地)が最初で、ドイツのツェルトバーンの破片柄迷彩もそのパターンをこっそり踏襲していた?ということで、パターンが類似しているという比較写真があったのですが(出典が思い出せず確認できないのですが、1929年のイタリアンパターンのうねうねとドイツのスプリンター(破片迷彩)パターンのカクカクの配置がたしかに一致しているのでした)、ならばその意匠はドイツ陸軍の破片迷彩柄と沼沢地柄とも共通しているのではないかと考え、手元のSplittermuster31と Sumpufmuster43を並べて比較してみました。

で、上が沼沢地柄43で、下が破片柄31の比較写真
上段のグリーンの部分と下段こげ茶色の部分、上段のレッドブラウンの部分と下段の緑色の部分がそれぞれ対応し、形が一致していることが分かります。
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おまけの写真、アノラックの全景
右が沼沢地柄43リバーシブルアノラック、左が破片柄31アノラック
ボタンは右が通常の金属製ボタン(ダークグリーンのペイント)、左は黒のベークライト製
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追記:背中の広い面積でみるとローラーパターンによる反復模様が確認できます。
また、沼沢地柄の背中中央の柄が、上の写真の破片柄のおなかの辺の柄に対応していることが観察できます。
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by poemaquince | 2011-10-10 02:02 | 番外編 | Comments(0)