M-51Parkaに関する2,3の事柄

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カジュアル衣料としてのタイガーカモパターン ADS(っぽいもの)の場合

 タイガーパターン生地の本場(笑)、日本において、べトナム戦後80年代以降も断続的にさまざまなタイガーストライプの生地が主にカジュアル衣料用途としてプリントされて来ました。
 というわけで、アメリカンレプリカ衣料の二大老舗、C.A.BクロージングとHOUSTON(ユニオントレーディング)の「アドバイザーズ・スパース・タイプ」っぽい生地について見ていきたいと思います。

まずはCABクロージングのタイガーパンツ2種
左(緑っぽいほう)はヘビーウエイト生地、右(黄色っぽいほう)はライトウェイト生地(夏は助かります)です。
両者ともジッパーフライ(YKK)の6ポケット仕様
左のタイプのほうが裾丈が短くアジアモデルっぽい。
Sgt.ジョンソン氏のパターンブック分類でいけば「ZIP-6P」になりますが、べトナム戦当時にその組み合わせは無い?かもしれません。
また、ADSに「ライトウェイト」の生地も無いようです。
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背面からみたCABクロージングのタイガーパンツ2種
すこし見えにくいけどお尻の箱ポケットの襠(マチ)方向の違いに留意
緑系は内側に開き、黄系は外側に開いています。実用的には外側に開いているほうが座るときなど邪魔にならず使いやすいのですが、「実物」では両タイプが観察されます。
黄系のほうは、ウエストのアジャスタタブや、側面ポケットの位置の高さ、生地の厚さ(ライトウェイト)などかなり独自にアレンジ(カジュアルファッション衣料に目くじら立ててはいけないと分かってはいるのですが)されています。
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CABクロージングのタイガーパターン比較
色調は全く異なるが、パターンはほぼ共通していることが分かります。
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ヒューストン(ユニオントレーディング)の「アドバイザーズ・スパース・タイプ」っぽい生地(シャツの背面)
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追記:このパターンの上着がジョンソン氏の「パターンブック」 "TIGER PATTERNS" Sgt. Richard Denis Johnson / Schiffer(1999) の235ページに、MASHのゴールドパターンとして紹介されています。MASHさんがこの生地を使ってジャケットを作成したものなのか、ジョンソン氏の勘違いなのか分かりかねますが、書籍をお持ちの方はご参照していただければと思います。


C.A.BクロージングとHOUSTONのパターン比較
(すみません、断片だけで分かりにくいのですが、「おばけの腕(って勝手に呼んでます)」以下、パターンの配置順が異なることに留意ください)
一番左がヒューストン、真ん中と右はCABクロージング
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by poemaquince | 2014-04-21 00:20 | tiger stripe | Comments(0)

お花見「井の頭公園」あるいは吉祥寺カジュアルで行こうの巻その3(番外編)

 4月5日の土曜日、この季節、お花見宴会でごった返しているはずの井の頭公園(いのかしらこうえん/吉祥寺)の様子を見に行ってきました。
 ほんとは、先週の満開のタイミングに行きたかったのだけれど、そうそう都合良く自由な時間が取れないのが人生です。
 ここ2、3日、雨や強風が続いたので、桜の花がどのくらい残っているか少し心配です。
 きっと午後になったらすごい人出になると思われるので、午前中の早い時間に行ってみることにしました。

 9時半過ぎに公園に着くと、主な場所は既にブルーシートでいっぱいです。
 バナーが出てます(笑)。「宴会は22時まで」です!!あと、ごみは持ち帰りましょう。
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 池の南側も同様、人出はまだまだですが、宴会場所はキープされてます。
 昼間は暖かくても、夕方〜から急に寒くなったりします。防寒対策は必須です!!
 ちなみに、M-65PARKAのひと、午前中に2名目撃しました。
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 時間が早いせいか湖面には、ほとんどボートも出ていません。
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 記述者川村も、さくらの花と青空につられて簡易花見をすることにしました。公園の売店はすこしお高いので、駅方面へいったん戻って、最近「無印良品」からディスカウントショップになってしまったお店に入ってみました。じつは「発泡酒ばっかりだったらやだなー」とあまり期待はしていなかったのですが、インポートビールや地ビール系なども取り揃えてあり正解でした!!ごめんDon Quijote!誤解していた!!
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公園に戻るとそこそこ人が集まりだしてます。
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ペールエール系ビール「よなよなエール」(ヤッホーブルーイング)と味付け煮たまご(計376円)で「簡易花見」を始めました。湖面にはボートもたくさん繰り出しています。
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きれいになった「いせや公園店」、開店前なのに既にこんなに行列です。お昼の12時開店です。
旧公園店との比較
http://parkashell.exblog.jp/15631277

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「いせや」の斜め向かいの古着屋さん「フラミンゴ」
フラミンゴのネオン管(?)の看板横の階段をのぼります。
吉祥寺の古着屋さんについてはこの稿も参照
http://parkashell.exblog.jp/16544053

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同じく、七井橋通り、フラミンゴさんの数件先
少し前にオープンした「SAFARI」さん、以前言及した高円寺のお店の支店です。
http://parkashell.exblog.jp/17700348/

ジャングルファティーグの1st(ポケットボタン露出のもの)の並品が14800でした!!
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by poemaquince | 2014-04-05 21:43 | 番外編 | Comments(0)

TIGER STRIPEの迷宮(その6)タッドポール柄TO78の謎

 Rジョンソン氏のパターンブックにて定義されるタッドポールパターンTTD(おたまじゃくし柄の濃厚系)には、「TO78」とスタンプされた一連の個体があります。ジョンソン氏も「78は生産年ではない」と記載していますがそれ以上の詳細な言及はない様子です。
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裏写りで8の文字が見えないけどTO78(笑)
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 記述者川村も、この「TO78」の謎についてはずっと気になっていたのでした。TOって、東京?とかあるいは納入企業の頭文字とか?・・・ 
 また、80年代初頭?には東京ファントムさんが、ほぼ同じ生地で(織りがちがう?)同じモデルを再生産したりしています。
 ところがググって見たら案外簡単に答えが見つかったのでした!!
 USミリタリアフォーラムにその顛末が載っているので、引用を交え概略を紹介しますとこんな感じです。
 詳細は以下、u.s.militaria forumのページを参照してください。
 http://www.usmilitariaforum.com/forums/index.php?/topic/111281-tiger-stripe-find/


2011年3月31日付のピーター氏のこんな投稿で始まります。
「タイガーストライプみつけたよ」
(抄)
地方のフリマで、袋入りのタイガーストライプの上着を手に入れたよ。二つボタンポケットのおたまじゃくし柄(ごめん、ジョンソン用語使っちゃった)だと思うんだけど。
首のところに四角で囲まれたこんなスタンプがあるよ。

A-M
TO78

で、もっと興味深いのがビニール袋のなかにこんな紙伝票が封入されていたんだ。
8415-W50-3740
JACKET, TIGER STRIPE, ASIA
SIZE MEDIUM
1 E A
DAJB09-70-C-TO78
A-12/70
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 以上のような状況から、TO78は、発注に際してのコントラクト記号であったことが推測されます。

 さらに、このスレッドに2011年7月にスティーブ氏から詳細な投稿がなされます。
抄を訳出すると

君の手にいれたTO78タイガーストライプについて知ってることを記そうと思う。
私は60年代70年代の日本製タイガーストライプについて調べてみた。君のTSは横浜市南区あたりのちいさな工房で印刷され、1970年の12月にオキナワで縫製されたものだろう。


US Army Procurement Agency Japan(横浜)はいくつかのタイガーストライプや、ジャングルファティーグ、CISOリュック、ナイフ、ピストルベルト、ブーニーハット、ヘルメットなどのようなさまざまなアイテムを、東京の大きな商社を通じて発注している。

TO78は多くのコレクターによって「オキナワタイガー」と呼ばれている。だからみんなオキナワで生産されたと思っているけど、それは違っていて、オキナワでは生地はプリントされていない。縫製しているだけだ。当時はいくつかの印刷工房が横浜と大阪にあって、そこで高品質なジョンウェイン濃密系、ジョンウェイン希薄系、おたまじゃくし柄などが印刷されていたんだ。

君のジャケットは添付の紙から、DAJB09というコントラクトと最終生産地がオキナワということが分かる。DAJB09は沖縄か台湾を示すけど、コントラクトナンバー"A"-12/70と書いてある。Aは沖縄で、Bは台湾を示すんだ。

参考に US Army Procurement Agencyのコントラクト記号と地域の関係を記しておくよ

DAJB03: South Korea
DAJB04: South Vietnam
DAJB09: Okinawa or Taiwan
DAJB17: Okinawa (non-combat suits. Rucksack or others ordered by CISO).

以下略、詳細はu.s.militaria forumのページを是非参照してください!!

 いやー、いままで沖縄でプリントはしないかなと、なんとなく思ってはいたんだけど、疑問が解けて良かった!!
 朝鮮戦争、べトナム戦争を通じやはり日本の製造業も大きくかかわっている一端を感じることができる一件です。

追記:Rジョンソン氏の本には、このモデルについてA-M以外のサイズを見たことないと書いてありましたが、A-Sサイズについては存在が確認されています。
以下出典は古着屋 NUT'S さんのブログページから
http://nuts69.blog17.fc2.com/blog-category-86.html
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追記の追記:A-Lの写真もありましたので引用させて戴きます。写真の著作権はヤフーオークション出品者様にあります。
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by poemaquince | 2014-02-11 15:41 | tiger stripe | Comments(0)

タイガーストライプの迷宮(その5)ライトウェイトってどの位ライトなの?

 布生地(や紙など)の厚さ薄さを表記する場合、一般的には重さでもって表すことが多いようです。MIL規格でも同様で、例えばコットンサテンのユーティリティシャツは8オンス(だっけ?調べたら8.5オンス、約240gでした)だったりします。(もちろん1平方ヤード<0.84m2>あたりの重量が、です。)
 Rジョンソン氏のタイガーストライプの分類も、生地の厚さによってそれぞれヘビーウェイトとかライトウェイトとか分類しています。
 そんな訳で、今回は迷宮の第5弾として、その薄さで有名なレイトウォー,ライトウェイト,デンス(LLD)と一般的な厚生地のタイガーストライプの重さを比べて(笑)みました。
 実測はしてみたもののシャツをばらしでもしなければ厳密な意味での比較などできないわけですが、まあ概ね同じような大きさの個体を比べてみたということでお許しください。

今回比較する2種類のタイガーパターンのシャツ/ジャケット
左がレイトウォー,ライトウェイト,デンス(LLD)、右がアドヴァイザーズタイプ,デンス,ARVNクラシック(ADD)です。
サイズ表記はそれぞれ、L/A-L
 肩幅実測(cm)で、それぞれ約48/47
 身幅 (cm)、それぞれ約 51/52
 着丈 (cm)、それぞれ約65.5/66.5
 袖丈 (cm)、それぞれ約54.5/54.5
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裏返しての比較です。LLDはプリントがかなりはっきり裏写りしているのが分かります。ADDも結構写っています。
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家にあった計量スケールとボウルで量ります。(家人にバレたら殺されます(笑))
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まずはLLDから。
235g
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つぎはADDを実測
411g レイトウォー,ライトウェイトの2倍まではいかないけどほぼ1.74倍の厚さ?
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手近にあった、ほぼ同時代の代表的なシャツ/ジャケットと比べてみます。
実際に、LLDがどの位薄いのか分かりやすいように左から薄い順に並べてみました。
レイトウォーパターン(LLD)、ジャングルファティーグ(4th)、アドヴァイザーズパターン(ADD)、ユティリティシャツOG107
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せっかくなので、ついでにそのほかのものも量ってみました(笑)。特に意味はありませんが。
まずはおなじみジャングルファティーグ(S-R)
530g
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コットンサテンシャツOG107(LARGE)
659g
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(あー、パーカやフードも量ってみればよかった!片付けちゃったけど。)
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by poemaquince | 2014-01-29 06:35 | tiger stripe | Comments(0)

タイガーストライプの迷宮(その2)レイトウォー,ラージパターン,タイランドの場合

 「タイガーストライプには手を出すな」というご先祖さまの戒めを破り、懲りずに「その2」の記述です。
 ほんとは、MASHさんのページで最近はじめて知ったU.S. Army Procurement Agency, Japanによるタイガーストライプ被服調達についての雑感を「その2」として言及するつもりだったのですが、さっきたまたま検索でヒットした古着屋さん「Sixpacjoe」さんのページにも、リップストップ生地のタイガーストライプがありましたので図らずもこちらを「その2」にしてしまいました。
 前回ページで言及したさきのサープラスショップで目撃したリップストップ生地も今回のこのパターン(Thai, late war, large pattern )に近いように思えます。
 前回にひきつづき、すみません写真引用させていただきます。
 参照元はSixpacjoeさんhttp://sixpacjoe.ocnk.net/product/1272?
 引用させていただきました写真の著作権は参照元の撮影者様にあります。

 パターンは、Sgt.ジョンソン氏の197ページ「レイトウォーラージパターン,タイランド」に近いようです。
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 生地の感じは完全にライトウェイトのポプリン/リップストップ生地に見えます。縫製やボタンの造りにローカル感が漂います。
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 プリントが不鮮明ではっきりしませんが、上段一行目はタイ語?で二行目はベトナム語のようにも見えます。詳しい方ご教示いただければと思います。
追記:よく見ると一行目もベトナム語文字?かも。
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追記:ジョンソン氏の書籍を参照すると、下段表示 A"2"(スタンプは転倒している)はサイズみたいで、12/74は年月を表すみたいです。とすると74年12月はぎりぎりベトナム戦時代にかかりますが、下記の追記のとおりジョンソン氏はポストベトナムと言ってます。スタンプがフェイクなのか、74年にリップストップがあったのかは判断がつきません。

きょうのまとめ
 時期はさておき、生地はトロピカル仕様なのでベトナムで使用されたとしてもぜんぜんおかしくないなー。スタンプに何が書いてあるか分かるとおもしろいのだけれど。
重要な追記:Sgt.ジョンソン氏の本、197ページを良く読んでみると、リップストップ生地は、ベトナム後のビンテージとちゃんと書いてありました!!(ただし、ジョンソン氏のなかでの「ポストベトナム」がいつからを指すのかは現時点では未確認です。)リップストップは70年代後半以降ということでしょう。
追記の追記:記述者川村は75年の北による「解放」をもってベトナム戦争が終結したと認識しているのですが、もしかしたらタイガーパターンズの著者であるジョンソン氏(や一般の米国人)は、73年のパリ協定とそれに伴う米軍の撤退をもってベトナム戦争が実質的に終結したと感じていたとも思えます。もしそうであるならば、氏の言う「ポストベトナム」は74年以降〜とも言えそうです。
追記の追記の追記:ジョンソン氏の本によれば、サイズ表記のうちAは上着(ベトナム語でAO)、Qはズボン(ベトナム語でQUAN)を指すのではないかとのこと。ってことはこの個体のサイズ表記A"2"は矛盾してくるんだけど・・・
謎がひとつ明らかになったとおもったら、また謎が・・・迷宮は深まるばかりです。
もうひとつ追記:
こんなのもありました!
http://www.mash-japan.co.jp/cgi-bin/prd.cgi?itemno=06-01-7014&pg=3
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by poemaquince | 2013-11-24 01:13 | tiger stripe | Comments(0)

タイガーストライプの迷宮(その1)リップストップ生地の謎

 「タイガーストライプには手を出すな」というご先祖さまの戒めを破り(笑)、門外漢のわたしが記述するのもなんなのですが、いくつか気になったこともあり記録に留めておくこともありかなと思いたちました。(それも「その1」などと銘打ってます!)
 そもそものきっかけは、都内のサープラスショップで、タイガーストライプのポプリン生地でリップストップのサファリジャケット?とハーフパンツが「当時もの」として販売されているのを見かけたからでした。
 不勉強ながら、タイガーストライプといえば厚生地のコットンツイルか、薄生地のコットンポプリンでしょと思っていたので、リップストップ??怪しい!!といった反応をしておりました。そういえば、夏に高円寺の古着屋さんでも、リップ生地タイガーパターンのトラウザーズも見かけたような気がしてしてきました(記憶が定かではありません(笑))。パターン自体もそんなに変ではありません。さっそくSgt.ジョンソン氏のパターン本を自宅に帰ってぱらぱら眺めます。うーん、リップストップについては画には入っていないようすです。
 後日、しつこく探すと201ページに「????」の表示とともにさくっと言及してありました。(英文なので良くは分からないのですが、ベトナムで使用されたものなのか、氏もなにやら疑っている様子です)

 私見になりますが、サイゴン陥落が75年、ジャングルファティーグだって遅くとも69年にはリップストップ化しているので、70年代初頭にリップストップのタイガーストライプ生地が、どこか(の国)で生産されていたとしても、辻褄が合わないとまでは言えないようです。

 そんななか、ネット(ベルベルジン静岡さんのページ)でこんな個体(M-65JKT)を発見しました!本当は実際に入手して現物を確認して記述すべきとは思うのですが、諸般の事情にてすみません写真引用させていただきます。

 なにやらモディファイっぽい(笑)ラベル
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 パターンは、ジョンソン軍曹の202ページ「USMC????」に該当しそうです。
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 追記:70年代〜80年代にみられる典型的な「USタイガーパターン」ってかんじです。


 フロントファスナはちょっと錆びていてはっきりしないけど典型的な70年初頭までのアルミファスナに見えます。SERVALもしくはGENERAL?
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これ以外にも写真があります!!BERBERJIN静岡さん(http://berberjinshizuoka.blog.fc2.com/blog-entry-266.html)をご参照ください。
引用させていただきました写真の著作権は撮影者様にあります。

まとめ
 うーん、たしかに70年代初頭にリップストップのタイガーパターン生地の生産は推定できるけど、ジョンソン軍曹のいうとおり、ベトナムで使用されたことの例証にはならないかなー。
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by poemaquince | 2013-11-23 01:54 | tiger stripe | Comments(0)

吉祥寺パルコでフリマしてみました。(番外編)

 2013年11月の第二日曜日、吉祥寺パルコの屋上でフリーマーケットに出店してみました。
 ほんとは、11月三連休に申し込んだのですが、すでに予約満杯だったので翌週に延期です。心配された雨はなんとか保ったのですが、いやもう、5mを超える強風がびゅんびゅん吹くなか結構大変でした。
 当日は、8時20分受付開始です。社員通用口から品物を搬入します。ひとり参加なので、品物を背中と両手いっぱいいっぱいに持って搬入エレベーターであがります。もう朝からへとへとです。
 屋上受付で抽選をしてお店の場所を決めてもらいます。場所はお客さまエレベータ付近の結構良い場所で、秋の晴天ならばお日様ぽかぽかのとてもいい所なのです。が、ちょうど屋上館屋の隙間にあたり、当日は曇天なうえ、強風の通り道になっているみたいでせっかく品物をディスプレイしてもすぐひっくり返ってぐちゃぐちゃ状態になってしまいます。
 シートを広げ養生テープで留めて品物を広げているとさっそく他の出店者の方が品物を見にこられました。DSA69のERDLパンツXSRをみていろいろチェックされてます。フロントファスナを見て「ここはボタンじゃなかったけ」など訊かれました。(えーと80年代のLCリーフでは見たことあるんだけど、69以前の古いERDLは分かりません。)「ベトナム以降の海兵隊なんかはボタンのはあるけど・・」とお答えしましたが納得されません。なので「ノンリップ時代ならばボタンのものもあるかもしれませんね」と付け加えてしまいました。(どなたかご存知の方ご教示ください)そして、その方が本日お買い上げ第一号!! 1500円、毎度アリーです。(ちょっと安かったかな)

並べても並べても強風でぐちゃぐちゃ
ちらりと写ってるちょっとゴージャスな天然ファー付M-65モッズパーカ(後付け)は、今期冬物をまじめに探していた?お兄さんに買っていただきました。
椅子にかかっている黒いものは、昭和初期頃のインバネスコート、非常に程度も良く、おしゃれなお兄さんに大変気に入っていただきました。
午前中は、そこそこ売れましたが、お昼過ぎたらさっぱり売れません。
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こんなに売れ残り出てしまいました。
午後になると日差しも出て来たけど強風に耐えられず13時過ぎに撤退してしまいました。(ほんとは午後3時までだったんだけど)
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吉祥寺パルコの屋上フリマ2014年10月の巻はこちら
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by poemaquince | 2013-11-12 01:00 | 入門編 | Comments(0)

空軍型フィールドジャケット USAF COAT MAN'S FIELD(入門編)

 ラウンドカラー(丸襟)とラグランスリーブ(丸肩切替袖)が独特のUSAFフィールドジャケットです。(・・・マイナーなファッションアイテムとしてもすこし面白いかもしれませんが、ドットボタン付き貼付け4つポケットを含め、この形を着こなす難易度はかなり高そうです)
  採用年度が何年度かははっきりしませんでしたが、1950年代に MIL-J-4883 JACKET,MAN'S,SINGLE BREASTED SAGE GR.,CTN.,STN.,USAF SH.509,HOOD W/DRAWCORD CLOSURE, WRT として採用されました。
   参考:http://realcompany11.main.jp/newpage375.html
 50年代のモデルは上述の表記のごとく、空軍シェード509のセージグリーンの生地でしたが、1960年前後にOG107の生地に移行しています。

 60年代のオリーブグリーン生地のAFフィールドジャケット(フィールドコート)のMIL規格のナンバー表示は、MIL-J-4883表示のものとMIL-C-4883表示(65年以降?)のものと両方が観察されます。
 ということで、64会計年度の個体についてみていきましょう。

USAF COAT MAN'S FIELDの全景
同時代のM-51系のフィールドジャケットと異なり、正面は普通のボタンのみにて留める。
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同コントラクトラベル。
DCISC DIR. OF MFG. はDSA傘下の製造部門?
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シェルにライナーを装着したところ
正面のフロントボタンやライナー取付けボタンの状況が良くわかる。
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丸襟のなかからフードを取り出したところ
第一ボタンのみ隠れていない点に留意
袖の切れ込みからライナーのカフが見えていることに留意
M-43〜65のフィールドジャケット等と異なり袖のマチがないことが分かります。
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同じく拡大したところ
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ウールパイルライナーの全景
パイルの種類は「もこもこ」タイプ
M-1947パーカのようにカフがニットになっている。
ボタンホールの位置など全く異なるため、他のジャケットとは互換性がない。
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ライナーのコントラクトラベル
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同時代のM-51と並べてみました。
両者の流れを汲んで、M-65に発展していった?とも受け取れる写真ではあります。
右がM-51JKT
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M-65の後ろ姿と並べてみました。M-65の襟のフードは、USAFフィールドコートの流れを汲んでいるのではと思われます。
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by poemaquince | 2013-05-20 22:02 | フィールドジャケット | Comments(4)

やっぱり高円寺は古着のメッカだった!(今更ながら) エリアマップ

JR中央線「高円寺」を甘く見ていました!
雑誌を立ち読むと、「高円寺と言えば古着」みたいな記事があったりします。
「ふーん・・・でも、森ガールとかおしゃれ系女子御用達のおみせとかだよね。」
高円寺といえば、南口パル商店街からルック商店街へ抜ける通りと、下り方面ガード下から中通り商店街一帯の飲屋街しか知らなかった記述者川村は、上記の発言のとおりタカをくくっていた訳でした。あるいは、高円寺といえば、ロックな人からヲタクまで各種飲み屋系やエスニック雑貨屋さんとかサブカル系の店みたいなディープ総本山のイメージ(そーゆーのもどれも好きですが)と思い込んでいたのです。
ところが、パル商店街→ルック商店街ルート以外をまわってみたら、おしゃれ女子御用達古着のみならず、「ごめん!高円寺!誤解していた!やはりあなたはUS古着においてもディープな街でした!」と、今回、認識をあらたにした訳でした。

そんな訳で、比較的軍ものを扱っている(というかUSカジュアル系古着)お店が多そうなエリアをさっそく辿ってみます。(もちろんこれ以外にもほんとたくさんお店があるのです!)
まずは、南口東方向、氷川神社方面の坂を下ります。氷川神社を左手に見つつ既にぽつりぽつり古着屋さんが目に入ります。
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小さな十字路にも古着屋さんが!そこを右に入ると左右にお店が並んでいます。
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まず、お勧めは「Re'all」 なんとM-51parka(それもX-Small表示のあるやつ!)などをこの季節(4月下旬)までお店に出していただいてる心意気!
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お向かいの「SO」も夜遅くまでやっています。
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その他にもたくさんありますが書ききれません。とりあえず、エトワール商店街へ向かいます。

メジャーなパル商店街を横切るかたちで、エトワール商店街にはいります。そこここに古着屋さんが並んでいます。(古着屋さん以外にも良さげなお店も)
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ほんの少し進むとSEIYUが現れます。北に向かって長仙寺の参道?が延びています。その一帯も古着屋さんエリアです。写真正面の突き当たりが長仙寺になります。
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M-65のディスプレイに誘われて、とりあえず有名な「ペーパームーン」へ!
三階のお店まで階段でのぼりますが、二階にも別の古着屋さんが入ってます。
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さらに長仙寺に近づくと、ややっ!!!かなりヴィンテージ度の高い軍ものをそろえてるお店が!いやあレアっすね。
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帰りはガード下で一杯やりたいところですが、この日はまっすぐかえりました。
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エリア的にはこんな感じです。
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おまけのおすすめ!「すごろくや」
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JR線高円寺駅のホームからよく見えるお店なのですが、ディープなボードゲーム屋さんです。特に欧州などの輸入ゲームが充実していて、ちいさい子がいるおうちの方はお子さんを連れていくと楽しいかも!ボードゲームやカードゲームなど年齢に見合ったゲームを体験させてもらえます(昨今、街のおもちゃ屋さんへいってもゲームと言えば電子ゲームばかりとなってしまいました。幼少時にはアナログなあそびがとても大切とも思うのですが‥)。
個人的には、シンプルなルールの「ガイスター」や「マラケシュ」とかが好きです。
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by poemaquince | 2013-04-29 02:45 | 入門編 | Comments(0)

M-65とは何か?アパレルファッションにおける「M-65」(入門編)

 M-65とは何か?
 日本国内で、一般には「アメリカ地上軍の65年型被服をデザインモチーフとしたファッション衣料または、65年型被服そのもの」と定義できそうです。
 アパレル業界などで「M-65」と呼ぶときは、もともとは「フィールドジャケット」タイプのものを指すことが多かったと思います。しかしながら、ミリタリーデザインをソースとした「カーゴパンツ」や「モッズコート」などの流行で、ファッションアイテムとしての「M-65」の名称が拡散し、(軍ものに関して)事情の飲み込めない消費者にとっては「で、M-65って一体何?」の状況が現れて来たのではないかと推測したりしてます。
 3年くらい前に、「M-51」についても同じテーマで似たようなことを書いているので、そちらもぜひご参照いただけたらと思います。(M-51フィールドジャケット、パーカとの比較
 そんな訳で、実際にフィールドジャケット、パーカ、カーゴパンツの65年型(M-65)を比較して見ていきましょう。

 70年代のM-65フィールドジャケット(左)とM-65パーカ(右)の比較
 極寒の気候の場合、フィールドジャケットのうえにパーカを重ね着することとなっている。
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 同じく前ファスナを開けたところ。フィールドジャケットの襟にはフードが収納されている。パーカには後述のファー付きフードが装着される。(M-65フードの取付参照
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 M-65フィールドジャケットの収納フードを出したところ
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 M-65JKTに、別付けの極寒用フードを取り付けたところ。このフードは一般にM-65フードと呼ばれる。
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 M-65フードの前を閉じたところ。この別付けのフードはパーカにも着用することができる。
 小ループをフィールドジャケットの「露出する中央ボタン」に引っ掛けていることに留意
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 一般的に「M-65カーゴパンツ」と呼ばれる「コールドウエザー トラウザーズ」
 下腿両脇に付く大型のカーゴポケットに留意
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 M-65「カーゴパンツ」の内側はこんな感じです。
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by poemaquince | 2013-03-16 12:58 | フィールドジャケット | Comments(7)