M-51Parkaに関する2,3の事柄

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どひゃー!こんなジャングルファティーグ1stが!!

 「ドローン オブ ウォー」(ちょっと変な邦題だけど)を六本木に観に行った帰り道、たまたま寄った吉祥寺の「フラミンゴ」さんで、こんなトロピカルコンバットコートをみつけました。
 最初にちらと見えたときは、非常に状態の良いニアミントの1stと思っただけで、そのまま通り過ぎたのだけど。うーん、何か印象が違う、と感じてもう一度通路を戻ってお店の天井近くの壁面にかけてあるコートをあらためて観察してみました。そう、よく見ると生地の質感が異なり、若干テカるのです。
 あれれ、コットンポプリンじゃない?!と思い、お店のおねえさんにお願いしてよく見えるよう、展示からおろしてもらいました。
 で、手にとってみるとやはり感触がコットンポプリンと異なります。これナイロンの混紡では! 念のためお店のおねえさんにもご意見を聞いてみましたが、生地の感じもかたく「コットン・ナイロン」ではないかとのことでした。
 いやはや、ジャングルファティーグにもコットンナイロンの個体が在ったとは!
 これは記録せねばと思い、お店の許可をいただき、撮影させていただきました!  

非常に程度の良いジャングルファティーグ1st cotton-nylon
オリジナルにコットンナイロン製が存在したとなれば、中田ファティーグの解釈もアリだった訳ですね。
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サイズは、S−R 60年代中期独特の英連邦サイズ併記バージョン
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インストラクションとIDラベル
63会計年度品にくらべインストラクション8.の文言が追記されている。
"携行装備がポケットを覆うことが無いようにこの上着は通常より長めに作られている。"
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64会計年度品
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しまった!フロントボタンの数をかぞえるの忘れた!

記述者川村にはとても手が出ませんが、ご興味ある方は「フラミンゴ」吉祥寺店へいそげ!たしか5万数千円でした。
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by poemaquince | 2015-10-03 20:04 | 番外編 | Comments(2)

タイガーストライプの迷宮(その7) SAM'S「カンプ マガジン」を入手!

 先日、池袋にある「サムズミリタリ屋」さんに行ってきました。お目当てはミリタリ屋さんが発行していた同人誌「カンプ マガジン(Kampf magazine)」です。
 2001年に第1号が発行され、現在2007年1月(第5号)まで発行されております。残念ながら第1号は売り切れておりましたが、2号から5号までは若干の在庫があり現時点で4冊とも入手可能でした。また、特別価格ということで1冊600円でした。
 今回、そのカンプマガジンを入手したところ、タイガーストライプに関する特筆すべき記事がありました。2002年1月号(第2号)にて、MASHの福岡伸介氏が「考察・NAM戦タイガー その調達ルートと系譜」という記事を書かれていいます。以前(2013年11月)当ブログ(タイガーストライプの迷宮「U.S. Army Procurement Agency,Japan(アメリカ陸軍調達庁) の巻」http://parkashell.exblog.jp/19064571や、「MADE IN RYUKYU?」http://parkashell.exblog.jp/19070189/)にて推測した様々な課題が10年前にしっかりと調査され記述されているのでした。
 そのほかにも、カラーページもふんだんにチャーリー野本氏のべトナム人民軍・解放戦線の被服装備やリエナクメントのレポート、伝説の同人誌「カンプ イン アクション」の記事を彷彿とさせる読み物「戦争映画のぱぴぷぺぽ(かきくけこさむ氏)」や「バカモデリング講座(KG同人十川氏)」などなど、貴重な情報がてんこ盛りです。興味の有る方にはおすすめです。
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「考察・NAM戦タイガー その調達ルートと系譜」
ローラープリントの図解なども非常に参考になる。
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「考察・NAM戦タイガー その調達ルートと系譜」
各モデルの生産時期(推定)
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虎縞模様型迷彩考(part2)
第4号に掲載されているジョンウェインパターンの考察です。
残念ながらpart1は、品切れの1号に掲載されていた模様です。
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by poemaquince | 2015-08-24 23:05 | tiger stripe | Comments(0)

タイガーストライプの迷宮 USタイガーパターンの再評価

 タイガーストライプ業界(笑)のなかでは継子扱いのいわゆる「USタイガー」ですが、今回、この個体を改めて観察すると、仲々味わい深い趣があります。
 R.D.ジョンソン氏のパターンブックでは「USMC????Pattern」として紹介されていますが、氏の、このパターンについての評価は高くありません。
 しかしながら、よくよくみると「ひよこ」や「ヘビケラ(ナウシカに出てくる)」もいたりして、VMX(Vietnamese Marine Corps Experimental)パターンを直接の祖先としてJW系とは別の系統の進化(笑)をしたパターンのようにも見えます。ジョンソン氏も、USタイガーのパターンのモチーフ自体は「オールド」なことを認めてはいますが、当時(ベトナム戦争期)にこのパターンが生産されていたかどうかは疑っている様子です。
 ジョンソン氏のパターンブックによればその始まりは韓国にて生産され、1975年頃には米国に輸入されていたように読めます。(その後、80年代には米国にてプリント、逆輸入され、いわゆる「USタイガー」として日本で認識されるようになったものではないでしょうか。)
 では、見ていきましょう。

当時の典型的なスタイル、腰2ポケット
この個体の生地はなんと「コットン・ナイロン」のヘビーウエイト(表記等はどこにもないけど)
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背面全景
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腰ポケットの詳細
フラップから露出するひとつボタン、味わいのある二重ステッチに留意
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ボタンのクローズアップ
左はUSユーテリィティシャツのボタン
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ボタンの裏面
ユーティリティのボタン(左)との比較
一般的なUS、あるいは日本製のようなレイズドバック(へそ付き)スタイルではなく、段差の付かないタイプであることに留意
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古いパターンにさかのぼる「ひよこ」(笑)
JWD(ジョンウェイン濃密系)以降にはみられない。
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古いパターンにさかのぼる「ヘビケラ(ナウシカに出てくる虫)」
JWS(ジョンウェイン希薄系)以降にはみられない(たぶん)。
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解りやすくするため、ジョンソン氏の「タイガーパターン」を引用させていただきます。
VMX(Vietnamese Marine Corps Experimental)パターンの背面
背中中央上段に「ひよこ」
同じく中段に「ヘビケラ」
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引用先「TIGR PATTERNS 」:p84
:Sgt. Richard Denis Johnson / Schiffer(1999)

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by poemaquince | 2015-05-31 16:00 | tiger stripe | Comments(0)

ネットオークションの仁義 レプリカをオリジナルと言ってはなりませぬ。

 以前から気にはなっていたところなのですが、ネットオークションなどで、タイガーストライプのレプリカものがたまに「実物」として出品されていたりします。個人の方が、「実物」と信じちゃって出品しているのであればまだしも、「業として古着を扱っている方」がそれをするのは(たとえ故意でなくとも)反則と感じます。また、ほかの出品案件で「明らかにレプリカ」であるにもかかわらず「当時ものかどうか判断できない」という言い方をする業者さんもいかがなものかと思います。「明らかなレプリカ(たとえばNSのラベル付きのもの)」を本当に判断できないということであれば、ビンテージもののプロとして、それはそれで問題ですが。
 もちろん、オークションなので疑わしければ応札しなければ良いのですし、小金を持ったオサーンが「ぼったくられる」分には「自己責任(嫌な言葉ですが)だよ、あはは」で済みます。しかしながら、オークションのキャプションを信じて、若い人なんかがせっかく苦労して貯めたナケナシのお金を突っ込んじゃったりしたらちょっと気の毒です。
(誤解なきように付言しなければなりませんが、ネットオークションにて「業として古着を扱っている方」のタイガーストライプのほとんどは適切な表示をされています。)

たとえば「60年代ビンテージ ベトナム戦争 タイガーストライプ シャツ」として落札されちゃった中田商店のJWDっぽいもの
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いや、パターンの雰囲気はとっても良くできていて製品としてはすばらしいのだけど。
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u78737795
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by poemaquince | 2015-05-29 23:29 | tiger stripe | Comments(5)

どちらがレプリカ?当ててみよう

先日、中田商店さんのトロピカルコンバットコート(ジャングルファティーグ)1stと実物のディテールを比較してみようと思いたち、写真を撮り始めたのですが、撮影を始めたとたん、すぐに雨が降って来てしまいました。ということで写真撮影はいったん中止となりました。はじめに撮った全体像の写真だけで、半ばムリヤリ表題付けてみました(笑)。
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当ページをご覧になった方、すぐにお分かりになりましたでしょうか?
遠目のちいさな全体像だけでは少し難しいですよね。
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いずれディテール比較もやりたいと思います。
なお、ステッチや生地についての考察は、D.M.ZさんのHPをご参照ください。
NSトロピカルコンバットパンツについて紹介されています。
http://armyshade.exblog.jp/18699684/
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by poemaquince | 2015-02-11 21:13 | 番外編 | Comments(0)

ブンデスグレンツシュッツ(BGS)のパーカ?の巻

先日、自転車で下北沢まで行ってみました。
行きは神田川に沿って下っていきます。
下北沢で、ついでに古着屋さん巡りをすると、千円均一の特売棚に
ややっ!!なにやら西独BGSズンフミュスター(Sumpfmuster/ウォーターパターン)らしきものを発見!!70年代BGS(ブンデスグレンツシュッツ/連邦国境警備隊)のパーカかな?
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掘り出し物かも??と、ドキドキしながら手にとると
げげっ、何じゃこれ フロントジップで、「RingSpun」のロゴがっ!!とほほ、いらねー(笑)
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帰りは善福寺川沿いに戻りました。善福寺川緑地は調節池の工事中でした。
工事で壊す前に思い出の「なかよし広場」を見たかった。
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by poemaquince | 2015-02-11 00:56 | 番外編 | Comments(0)

今更ながら「ビンテージ古着都市町田」を再認識 ( jan 2015)

2015年第二稿も番外編ですみません。
その筋では有名な話だったみたいなんだけど、古着屋さん集積都市《町田》の「ビンテージ力(りょく)」は侮れません。
今回、町田を訪問してその認識を新たにしたのでした。
レアなものにも無茶な値段はついていません。他のエリアに比べ賃料が安い?ためか価格もリーズナブルです。
下北沢から小田急線で330円30分(新宿からだと370円で40分)、ちょっと足を伸ばしてみる価値はありそうです。

まずは小田急町田駅北口すぐ、DESERT SNOW 1st
シモキタにもあるMICMOさんの系列のお店で、町田では「デザートスノー」で3店舗を展開しています。
1stの店舗はコンビニの2階にありますが、3店舗のなかでは一番広いです。
軍もの濃度も高く、いわゆるフレンチネービーのN-1JKTなんかも普通にあったりします。
(前回初めて行ったとき数千円でベルギーの50年代パラスモックがあった気がするんだけど・・誰か買っちゃったのかな、気のせいだったのかな。夢だったのかな?押さえとけばよかったなっ!!)
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続いてのお勧めは、北口エリア SUPER MAX
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状態の良いERDLパンツも(M-R)
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いや、驚いたのは、TO-78タッドポールパターン(A-M)のタイガーストライプがあったこと。
それも30パーセントオフのセール中だったので15千円(1月12日まで!!)すこしダメージはあるけど今どきなかなかお店には出てきませんから。探していた人は今すぐ町田へ急げ!!
タイガーパターンTDDの写真は、SUPER MAXさんのブログから引用させていただきました。

小田急北口エリアの個性的なお店
軍もの濃度は低いけど、店内のおしゃれセンスが高いHAKU・I
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DESERT SNOW 2nd
北口エリア 地下になります。入り口には70年代65パーカ
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JR方面?エリア 109の近所
DES(DESERT SNOW 3rd)
ビルの3階です。DESERT SNOWは三軒とも非常に軍もの濃度が高く、また価格も良心的です。
また、店頭在庫も豊富なので三軒とも廻る必要(笑)がありそうです。
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このほかにもいろいろお店はありますのでぜひ探検してみてください。
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by poemaquince | 2015-01-11 01:42 | 番外編 | Comments(0)

セカオワのモッズコートはM-65なのか?

 2015年あけましておめでとうございます。
 年頭を飾る第一稿は、意表をついてジャパニーズポップスのコレです!!
 いささか旧聞になってしまいましたが、SEKAI NO OWARI「ドラゴンナイト」のステージ衣装についての考察です。

 たしか秋に駅スタンドの雑誌表紙で彼らを見かけたときに、「おおっM-65パーカじゃん!かこいー」と微笑ましく思ったのでした。(もうそれだけでセカオワに勝手に好印象です。)タレントさんが着用してメディアに露出すると世間の注目がそのアイテムに集まります。今回のセカオワのモッズパーカもそのひとつなのですが、一部誤解がありそうなので、ちょっとだけ言及したいと思います。
 で、「セカオワのモッズパーカは、ほんとにM-65なのか?」です。
 実際に手に取ってみた訳ではないので、断言はできませんが、結論からいえばネット上の断片的(かつ不鮮明)な写真から判断すると実物のM-65モッズパーカを使用しているといえそうです。ただし、ベースとしては利用していますが写真で見てもかなり「お直し」をしているようです。特に肩幅とアームをずいぶん絞っています。なので、たとえXSサイズ(っていうかXSであってもすごく大きいです)をなんとか入手できたとしてもセカオワの深瀬くんのようにはなりません。荷物が届いて着てみたら「あれ、イメージとちゃう」ということが起こりえます。
 ということで、まねをするなら実物M-65を購入したら(初期の小さいサイズは高価ですが、80年代の大きめサイズであればネットオークションでも比較的安く手に入ります。)デザイン学校へ行ってる彼女や彼氏あるいはお友達に相談して、縫い直しをおねがいしてみるほかないでしょう。ふつうのお直し屋さんでは厳しいかも知れません(パーカ本体の3倍くらいのお直し代になるとおもいます)。ネットなどでM-65パーカそのものを「セカオワのモッズコート」として紹介していたりしますが、購入する場合はその点に留意されると良いと思います。(マスクのひとのはそのままのようにも見えます。)ご健闘をお祈りします。ドラゲナイっ

Dragon Night SEKAI NO OWARI
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フード廻りを観察する限りオリジナルのM-65に見える。
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アームをだいぶ細くしています。
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アームと肩は詰めているけど、ボディーはモコモコ感が残ってるね。
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マスクの人のは、直してないフルオリジナル?(すみません、名前知りません)
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写真は、考察のためネット上のものを引用させていただきました。

追記:すこし鮮明な写真がネット上にありました。
やはり実物を直しているようですね。
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追記の追記(nov.2015)
2015/16秋冬の新作で、YMCLKYブランドでシービーズさんがM-65パーカをリリースした様子です。1万円台の前半で、フード、ライナーとも付いています。再現度も上々でシルエットも今ふうと思われます。今期(2015/16)狙っているのならオリジナルを直して着るよりこちらをそのまま着たほうがもしかしたらスムーズかもしれません。
高円寺のショップで目撃しました。
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追記したら、投稿日が11月に更新されてしまい、オリジナルの日付が判らなくなってしまった(笑)
とりあえず10日ころかな?
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by poemaquince | 2015-01-10 23:04 | 番外編 | Comments(0)

吉祥寺パルコでフリマしてみました。その2(2014年10月の巻)

 前回(昨年11月の第二日曜日)そこそこ売れたことに気を良くして、10月の最終週の日曜日、今年も吉祥寺パルコの屋上でフリーマーケットをしてみました。
 去年はM-65パーカが売れたので、今度もモッズパーカが行けるのではないかと、「軍もの」を強気にそろえます。タイガーストライプなんかも結構いけるんじゃね?ってな感じで動員です。(タイガーパターンは、ほんとは春のフリマに出してみようと思ってたんだけど、パルコの屋上工事?の都合でフリマ開催がありませんでした。その割に今回、屋上が変わったという印象は無いんですけど)
 午前9時前には、品物を並べて開店を待ちます。財政事情も反影して前回にくらべ少し強気の価格にしてしまいました(とほほ)。
 記念すべき売り上げ第一号はタイガーストライプレプリカK-2B、なぜか「つなぎ好き」?の女性の方にお買い上げいただきました。肩にビニールコーティングの大尉階級章(多分実物)が付いてたんだけどもったいなかった。外して別売りすれば良かった(笑)
 と、ここまでは良かったんだけどあとはさっぱりです。来場者のニーズに全然マッチしていない(笑)。お昼過ぎ、USプルオーバーセーターを買っていただいき、この日は「軍もの」売り上げ2点!あちゃー、大敗北
 もう、こうなったら古着の聖地高円寺へ行くしかない!進撃の高円寺!!
 という訳で来週の「高円寺フェスhttp://koenjifes.jp/event/北公園フリマ」を申し込むのでした。

 開場前の風景 みなさん準備に余念がありません。
 程度がいまいちの薄汚れた「作業服」(M-65JKT1stとかM-50とか)や、キモい柄のシャツ(トラ柄のあれ)とか、独りよがりな品揃え(笑)
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 お隣の女子チームのブースは飛ぶように売れてました!


追記:2014年11月3日
 という訳で、高円寺フェス 北公園フリーマーケットに参加してみました。
写真は午前のはやい段階なので閑散としていますがお昼過ぎあたりから人出が賑わってきます。(フリマの普通のパターンとは逆です。)
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 高円寺といえば古着屋さんの街なので、通常の店舗より安くしていれば古着好きが見に来て買ってくれると思ってましたが甘かったです。この日はカップルの女性の方がM51JKT(60年代型)をお買い上げいただきました。ありがとうございました。(売れたのはこの1点のみです。とほほ)
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by poemaquince | 2014-10-27 02:00 | 番外編 | Comments(5)

ERDL迷彩の謎(その2) 70年代ERDLの謎

 日々気温の低下を感じるこのごろ、モッズパーカの季節が近づいてきています。本来なら秋冬物をテーマに記事を書けば良さそうなものなのですが、なぜか70年代の熱帯被服(笑)のことを考えていたりしています。
 てなわけで、今回は、日本ではLCリーフジャケットなどとして知られる70年代RDFファティーグ(ポケットが水平配置のもの/COAT, HOT WEATHER CAMOUFLAGE PATTERN)についてみてみましょう。

 ERDLに関する前回の記事(ERDL迷彩の謎/2012年6月 http://parkashell.exblog.jp/15669873)で、milcloe氏からのコメント投稿により、ERDLの色調のバリエーションの謎の一部が明らかになったのでした。ライムグリーンを基調としたリーフパターンは彩度が高すぎるため、ナティック研究所により見直され、いわゆるブラウンリーフ(NLABS-1)が導入されたのではないかというご指摘です。また、1979年には「NLABS-2」に更新されたという記述についても明らかになりました。http://ciehub.info/gview.html?loc=%2Fref%2FADA117491.pdf
 ERDL/NLABS-2が79年からの導入ということについては70年代RDFファティーグの観察から、NLABS-2がいわゆるLCリーフパターンを指すものと解釈して良いと思われます。
 ところが良くわからないのは、LCリーフ(NLABS-2)登場前のRDFファティーグにおいても、彩度が高いため「見直された」とされるライムグリーンのRDFファティーグが、70年代後半まで生産されている様子なのです。つまりライムグリーン版からNLABS-1(ブラウンリーフ)へ、完全に置き代わった訳ではなく、70年代を通じて両者は平行して採用されていたということなのでしょうか??? うーん、謎は深まるばかりです。

ライムグリーンERDL生地を使ったRDF型ファティーグ
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同コントラクト/インストラクションラベル
77年D.P.S.Cモノ
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いわゆる「LCリーフ」D.P.S.C80年(右)との比較
(右のLCリーフは、一見2ポケユーティリティのようにも見えるけど実は腰ポケットが外してあるだけ)
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ジャンフルファティーグERDL68年(右)との比較
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左からブラウンリーフ70年(NLABS-1)、LCリーフ80年(NLABS-2)、グリーンリーフ77年
LCリーフ(NLABS-2)の色柄の境界に「にじみ」がみられない点に留意
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 この稿では70年代型ファティーグ(ポケットが水平配置のもの)をRDFファティーグと呼んでみました。
 (RDFに付いては http://www.special-warfare.net/database/301_uniforms/uniform_lc1_rdf_01.html に分かりやすい記事がありますので参照してください。)
追記:上記参照先の解説ではいわゆるブラウンリーフやグリーンリーフ生地の使用についてべトナム戦時の余剰品の流用と説明しています。可能性はあるかも知れないけど60年代末〜70年代末まで10年近くも在庫生地で作っていたということなのだろうか?
 また、U.S.militaria forum にて、このRDFファティーグについてのERDL迷彩生地のバージョンとの分類が紹介してあります(信憑性については「?」と思うのですが実例が豊富)のでご参照ください。
  http://www.usmilitariaforum.com/forums/index.php?/topic/2157-erdl-woodland-camo-uniforms/page-2
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by poemaquince | 2014-10-22 23:15 | 番外編 | Comments(0)