M-51Parkaに関する2,3の事柄

ドイツスプリンターパタン31 アノラックの場合(番外編の3)

M-51モッズパーカについて紹介する為にはじめたこのブログページですが、なぜか番外編が3回も続いてしまってます。
さて、ドイツ冬期アノラックは、前回2回にわたり紹介したような、裏面が白色の完全リバーシブルのものが有名ですが、今回は、ノンリバーシブルのタイプをご紹介します。このノンリバーシブルタイプも破片柄(Splittermuster 31)と沼沢地柄(Sumpufmuster)の両方のタイプが観察されます。リバーシブルタイプとノンリバーシブルタイプの生産はどちらが先行したのか不明ですが、雪中(白色)迷彩の管理に苦労した(汚れやすいので)というエピソードからもリバーシブルの省略形として採用されたのかなという気がします。
スプリンターパターン31(破片柄31)は、ドイツにおいてファシストどもが政権を掌握する以前からツェルトバーン(テント生地)に採用されている、ある意味クラッシックな柄といえますが、大戦全期を通じて採用されていたようです。
(また、同様の似たパターンは大戦後の一時期、50年代ドイツ連邦軍その他スイスやハンガリー等の軍においても採用されていたようです。)
なお、スプリンターパターンは、戦後調査を行った米軍のレポートに基づく呼称で、本来は「Buntfarbenaufdruck」と呼称するようです。(読み方わからないけど)
追記:「ブントファルベンアンシュトリッヒ」(多色塗装)というらしいです。(出典:アグスティン・サイス ドイツ軍装備大図鑑:原書房2011)oct.2012


Buntfarbenaufdruck(Splittermuster 31)German winter parka(anorak)
腰のストラップが外側に出ていないことに注意!
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背面 
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前合わせは二重になっているが、リバーシブルでないため向かって右に胸の縦ステッチが無いことに注意
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袖のストラップを留める第二ボタンの位置に注意
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ポケットフラップを開いたところ
ベークライト製の黒色ボタンは、胸、袖、ポケット共通
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胸の二重フラップの裏にスタンプ
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サイズスタンプ ローマ数字で「Ⅲ」?の表示
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ファクトリーコード?「67」のスタンプ 何の意味が?・・・
追記 「RB Nr」形式の表記(番外編の1参照)でないということは、1942年末以前に生産されたということだろうか?
そう考えると、ページ頭で言及したリバーシブルとノンリバーシブルのアノラックの差は、用途に応じてほぼ並行して生産されていたとも推測できる。謎です。
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グレーのレーヨンの裏地
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腰のストラップは表には出せない。
ストラップは内側でしぼって穴に縫い付けてあるもう一方と結ぶようになっている。
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裾のひもの取り出しぐち
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裾のひもの取り出しぐち
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武装解除されたドイツの戦争捕虜(あるいは支給された防寒着を着て収容所にて?)
番外編で紹介したアノラックと同じものを着用
(左から、リバーシブルの沼沢地柄迷彩、ノンリバーシブルの破片柄迷彩、リバーシブルの雪中迷彩)German POW with Winter Parka.
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# by poemaquince | 2010-06-13 19:31 | 番外編 | Comments(0)