M-51Parkaに関する2,3の事柄

M-1947あるいはOVERCOAT PARKA TYPE

 世間(というかUSミリタリアフォーラムなど)で、通称“M-47”と呼ばれるこの「OVERCOAT PARKA TYPE」は、大戦末期から50年代前半にかけての防寒装備として採用されたようです。その後M-48やM-51のフィッシュテール系SHELL PARKAの登場により採用が縮小されましたが、朝鮮戦争時の写真等をみると登場時期が早いせいもあってかシェルパーカー類よりはるかに多く観察されます。
 陸軍と空軍はほぼ同タイプのようですが、海兵隊仕様はパターンが異なります。
 ファスナとボタンの併用による二重止や着脱式ライナー、上部ウエストのハンドポケットのデザインなど、次世代のM-1948へ継承されたという意味で、大戦中に開発されたマウンテンパーカなどからシェルパーカへ連なるパーカの系譜の直系ともいえそうです。(もっともフィッシュテールを持ったパーカー類が登場しても50年代半ばころ?までは並行して生産されていたようなのですが)



大戦型のパーカタイプ オーバーコート
(OVERCOAT PARKA TYPE "during WW2"patten patt.date? early product)
追記:Lee-Jackson MilitariaのClothingのページ(これもmilcloeさんのページから参照したのですが)に同一仕様のovercoat parkatypeの記事が載っているのですがそのラベルの写真「dated jan.26,1945」の記述により 45年コントラクト?であることが分かります)
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ウエストのベルトは通常のトラウザーズベルトであるが、写真のものはフランス軍OTAN型のもので代用してます。(見た目はほぼ同じです。)
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背中(首のところ)のドットボタンは、ライナー取付のためのもの
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内張りは茶色の人造ファーと思われる。
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見づらいのですがコンマーの真鍮ファスナ
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M-47との最大の違いは、フード部分の内張りが縫い付けである点にあります。いわゆるM-47(pattern date 21 july 1947)は、フード部分のライナーも、胴体部分のライナーと一体で着脱できます。
early product type,not M-1947
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胴体部分のライナーを外したところ。フードの内張りは外せない。
白い四角は縫い付けのサイズタグ
右下ポケットにコントラクトラベルがあったのですが、判別不能となってます。
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袖口のクローズアップ、カフニットはライナーのもの。
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# by poemaquince | 2010-10-07 17:34 | parka | Comments(2)