M-51Parkaに関する2,3の事柄

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M-50フィールドジャケットについて私が知っている二、三の事柄(その2)

(前回からのつづき)
 M-43ジャケットにライナーシステムを組み込んだジャケットは、「M-43 MQ-1」とか「M-1950」とか「M50」とか表示(呼称)されているというお話でした。
 で、わたくし川村は、「それってみんなおんなじダヨね。」と迂闊にも思い違いをしていたわけでした。今回、(春なのに)たまたまM-43/MQ-1にライナーを取付けようとして「アレっ?」と気がついたわけなのでした。
 では、写真を見ていきたいと思います。

M-50にライナーを取付けるときにいつも不思議だった「謎ひも」の用途は?
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なんと、M-1950の背側に取付けのボタンが無く、ジャケットのハンガーループに結びつける用途という事が判明!
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ということで、それぞれのジャケット内側を確認します。
まず
M-50の内装
向かって右にライナーボタン4個
向かって左にライナーボタン5個
背首にライナーボタン2個
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M-1950の内装
右にライナーボタン4個
左もライナーボタン4個
背首にはボタンがみあたらない。
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M-43/MQ-1
右にライナーボタン4個
左もライナーボタン4個
背首にはボタンがみあたらない。
ということで、M-1950と同じ仕様
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その3へつづく
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by poemaquince | 2017-04-22 23:09 | フィールドジャケット | Comments(0)

M-50フィールドジャケットに関する2、3の事柄(その1)

 M-50フィールドジャケットという名前で知られる「M-43ジャケットにライナー用ボタンを付けた」ジャケットは、表示が「M50」とか「M-1950」とか「M-1943 MQ1」とかあったりします。基本はまあ、おんなじものだよね。とタカをくくっていたわけですが、ところが今回、あらためて観察してみるとまたまた謎が深まったりするのでした。

 それぞれの個体を観ていきます。
 『M50』の全景 サイズ38L(38ロング)
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 ボタンの下方に「M50」のスタンプがかろうじて観察される。従ってこの個体は、M-43として生産されたストックに、あとからライナーボタンを追加してM-50にモディファイされたものと推測される。のこされたミシン糸から判るようにインスト?ラベルは失われている。
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 残念ながら右ポケットのなかのコントラクトラベルは失われている。ポケットの内袋が、グリーンのヘリンボン生地であることに留意
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 『M-1950』の全景 サイズR-S(スモールレギュラー)
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 サイズラベルとインストラクションラベル
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 右ポケットのなかにコントラクトラベルは見当たらない。
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 『M-1943 MQ-1』の全景 サイズ34S(34ショート)
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 サイズラベルとインストラクションラベル
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 右ポケットのコントラクトラベル
 1948年10月契約
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 この項、つづく
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by poemaquince | 2017-04-21 18:53 | 入門編 | Comments(0)

いやコレまさにリアル「シン・ゴジラ」だ!!映画「太陽の蓋」観てきました(今更ながら)

 先週、ひさびさに映画のはしごをしてきました。
 午前中は新宿でケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」、夜は佐藤太監督の「太陽の蓋」を観てきました。
 「ダニエル・ブレイク」のほうは、カンヌ「パルムドール」なのですが、英国の「緊縮財政」が善良な(元)納税者を痛めつけるお話です。疾病でリタイヤするまでしっかり税金を払っていてもセーフティネットは穴だらけという労働党も保守党も陥った「緊縮財政」に対するケン・ローチ監督の静かな怒りが伝わってきます。いやまあ、人間の尊厳を挫くお役所の対応のお粗末さへの怒りはその通りなのだけど、サービスを維持する財源を誰がどう負担するのかという問題は解決が困難ではあるようにも思えます。
 そして掘り出しものは同日夜に観た「太陽の蓋」です。途中すこし冗長に感じられる部分もありますが、あの3.11の、とりわけ原子力災害に関しての官邸のドタバタぶりを上手く描いています!アレ?このテイスト!「シン・ゴジラ」じゃん!!
 映画「シン・ゴジラ」で描かれる対応のごてごて感とそっくりです。原子力保安院は、「あたしは東大の経済学部卒(文系なので分からない)」と開き直っちゃうし、東電は何を恐れてか情報を上げてこないし。あちらはフィクションだけど、こちらは実話ベースのお話です。一歩間違えばマジで首都圏壊滅の恐れありなシリアスな状況です。
 初公開は、2016年7月で、「シン・ゴジラ」とほぼ同時期の封切りだったようですが、アレ?だれもこの類似に気づいてないの??と思ってググって見たら柳下毅一郎さんほかみなさん言及してました(笑)。いや、この映画、もっと話題になって良い映画と思いますよ。特に「シン・ゴジラ」と併せて観るのが良いでしょうね。「ゴジラ」はほんとはいませんけど「ゲンパツ」は日本にもたくさんアリますからね。
 3.11からすでに6年、フクシマ原発について、最近では当時考えられていたより炉心のダメージが深刻であった事が明らかにされたりしています。マジで首の皮一枚だったわけで、ほんと東京は「たまたま助かった」といっても過言ではないでしょうよ。(ベントしてくれた東電決死隊のみなさんはじめ、当時コントロールに尽力された皆さん!ホントにありがとうございました)
 米国では幻冬舎から新書で出版された菅元総理の「東電福島原発事故-総理大臣として考えたこと」の英訳版が出版され、コロンビア大学の講演では700名の聴衆が集まったとか。
 アレバもウエスティングハウスも破綻しているなか、なぜが三菱重工や東芝のジャパンマネーが両社につっこまれて巻き添えを食らっています。商売を含め時代はもう原発から移っているのにアレ政権はなんで今更原発をエネルギー計画で「ベースロード電源」に戻してしまってるんだろ?
 道理に蒙(くら)く、歴史を透徹する知性の足りないアレ首相は、これ以上日本社会を毀損する前に一刻も早く政権から退場してほしいと心から願っていますよ。
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      ©2016 「太陽の蓋」プロジェクト/Tachibana Tamiyoshi
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by poemaquince | 2017-04-09 01:10 | 映画 | Comments(0)