M-51Parkaに関する2,3の事柄

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タイガーストライプの迷宮15 90年代のレプリカその2(ADSの巻)

 以前、故岡村昭彦氏の回顧展を東京都写真美術館に観に行ったとき、このブーゲンビリアの花を飾っておどける若い兵士の写真をみて(当時の過酷な状況に思い至って)ぐっときたりしたのですが、悲しい性(さが)から、それとともに彼の着ているジャケットにも「ぐっと来て」しまった訳でした。
 「ああっ!!これADSじゃね?」(今の目で冷静に見たらVMSなのは明らかなのですが)大きな写真で鮮明に写る「おばけ腕」の印象からそう思ってしまったのでした(この写真だとちょっと解らないのですが)。
 「あのジャケットにADSパターンがあったことが確認できた!!やっぱりAPAはそこまで作っていたんだ!」「東京ファントムのアレ、スゲー」と(勝手に誤解して)盛り上がっていたことを思い出します。
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岡村昭彦の写真  生きること死ぬことのすべて all about life and death

 今回は、その東京ファントムのアレを中心に、90年代の後半にリリースされた、ジョンソン用語でいうところのADS(アドバイザータイプ・スパース/軍事顧問団型・希薄)系のレプリカ衣料についてみていきましょう。

 一般的に「59年型ジャケット」と呼ばれる、べトナム共和国海兵隊(TQLC)二つポケット型ジャケットを東京ファントムさんがモデル化したもの。(当時の雑誌をみるとサムズさんもTDS柄でモデル化していたようです)
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 真贋不明で入手したのですが、たぶんMASHさんの98年リリースのADS(ゴールドタイガー)モデル
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 両者の全景 
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 両者の背面
 右 東京ファントム
 左 MASH(推定)、実物と見分けるのはちょっと困難です。
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 「おばけの腕(Phantom arm)柄」を中心とした比較
 右 東京ファントム
 左 MASH(推定)
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(おまけ)
ヒューストンADS(左)との比較
ヒューストン、ファントム両者とも左側に続くべき「エの字を中心とした部分」のモチーフを省略しているように思えます。
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by poemaquince | 2016-06-26 16:11 | tiger stripe | Comments(0)

タイガーストライプの迷宮14 90年代のレプリカその1(中田商店JWDの巻)

 英国国民投票で、EUからの離脱派が勝利してしまいました。このことをきっかけに欧州連合の弱体化が始まらないように祈るばかりです。
 さて、「TSの迷宮」前回、前々々回と「珠玉の80年代レプリカ」と称してSAM'S MIRITARIYAの、「マーティン・シーン」柄と旧東京ファントムの「TO78」系ご紹介した訳ですが、今回は、90年代に登場した中田商店のジョンウェインデンス(JWD)ていうかマーチンシーン柄の紹介です。(やっぱり煩雑で混乱の元なので(笑)とりあえずJWDと表記を戻します。)

 90年代半ば?に中田商店さんがモデル化したNSタイガーストライプ
 この個体はジャングルファティーグの2ndをモデル化したもの。
 中田商店のタイガーストライプはいくつかのバリエーションがみられるがこのロットは、パターンがオリジナルに非常に近い!!
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ファティーグタイプのサイズラベル
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インストラクションラベルを撮り忘れてしまいました(笑)。

60年代のオリジナルJWDとの比較
 右がオリジナル
 左が、中田商店のもの
パターンを正確に再現していることが解る。
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前々回のサムズミリタリヤJWDと柄をつないでみました(笑)。
なんとほぼぴったり!!
細部は異なるのでローラーは別だと思うのですが、柄を同じ型からおこしているのでしょうか?
 右が中田商店
 左がサムズミリタリヤ
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by poemaquince | 2016-06-25 22:53 | tiger stripe | Comments(0)

お約束とは異なる新しい判断で、東京オリンピックはよしたほうが良いかも。

 マスメディアの報道と世間は、マスゾエ都知事のせこいネコババに夢中で、都知事辞めろと騒いでおられます。もちろんこの場であまりにせこいマスゾエセンセを擁護しようという気持ちはさらさらない訳ですが、世の中にはもっともっと怒りをもって報道されるべき事柄があるように思えます。
 とりわけマスゾエ騒動に完全に掻き消され、日本中がまるで「なかったこと」にしようとしているように思えてしまうのアノ件は一体どうなったのでしょうか。まあ、「疑惑」と呼ぶにはちょっと黒すぎる「東京オリンピック贈賄疑惑」です。
 日頃、「国家の品格」とか「美しい日本」とか言ってる政権は、この国際的醜聞に関しては驚くほど無関心を装っています。さらに驚くことにこの醜聞の中心人物である日本オリンピック委員会会長の竹田恆和は1974年10月に、当時22歳の女性歩行者を過失運転により自動車にてはね、死亡させています。「リテラ」のサイトによれば、当時26歳の竹田恆和(現JOC会長)は、過失致死にもかかわらず重い刑事責任も問われずにわずか2年後の76年のモントリオールオリンピックに乗馬選手として出場しているということなのです。
 26歳の若造が、22歳の女性をクルマではねて殺しても何ら社会的制裁を受けないその筋(反社勢力のことじゃないよ)の力関係が厳然としてあったということでしょう。そしてそれはなにも18世紀の話ではなく、たかだか40年前の話とのことです。パソコンはまだ一部のマニア(オタクという言葉はなかった!)のものでしたがコンビニやマクドナルドは既にあった時代です(こう書くとすごい昔ですね)。
 マスゾエの自民党議員時代の不適切な公金使途に怒り心頭も良いのですが、今回のブラックタイディングス社への二億数千万(それも氷山の一角と疑われています)、ノーブレスオブリージュの真逆をいくその下司なJOC元締めに「名誉」与え囃しているこの「うつくしい日本」の実態は、もっと知られて良いと思われます。
 そして、私たちが取るべき態度なのは、スポーツイベントを賄賂で買ったことを反省し、謝罪の表明と、その開催を返上することで、世界に名誉ある態度を示すこと。それがほんとうの日本の「矜持」なのではないでしょうか。
 
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by poemaquince | 2016-06-10 22:24 | 安倍辞めろ! | Comments(0)

ドイツ連邦軍の迷彩ジャケット スプリンター迷彩31(破片柄迷彩)の場合

 前回のズンフムスター迷彩(ウォーターパターン迷彩/沼沢地柄)の記事で川村は、ドイツ連邦軍の装備は「注意深くヴェアマハト色を避けている」などと書いてしまいました。今回のスプリンター迷彩(破片柄)も漠然とBGS(連邦国境警備隊)のアイテムと思っていたからです。eベイなどでもジャーマンボーダーガードのものとして出品されたりしてたので、勘違いしていました。
 今回改めて確認してみると、このジャケットはBGSの装備などではなく、ドイツ連邦軍の装備であるといえそうです。であるならば、「注意深くヴェアマハト色を避けている」どころではなく、しっかり「旧ドイツ国防軍」色を継承していた(笑)ということで、前回の発言を訂正させていただきます。
 そんな訳で今回は、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)において、1956年から60年頃まで採用された、大戦中のブントファルベンアンシュトリッヒ31(スプリンター迷彩/破片柄迷彩)によく似た迷彩柄について見ていきましょう。

ああっ!!
この人も着てたんだ!!!
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ジャケットの全景
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身頃を開いたところ
ファスナーとスナップボタンの二重留め
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袖のクローズアップ
ベークライト製?のボタン
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フォロントファスナーはなんと樹脂製!!
残念ながらスライダーは欠けてしまっている。
50年代に樹脂製ファスナーを実用化?しているとは!!(でもこのジャケット、ここが完全なオリジナル見たことない)
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右胸ポケットの様子
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右内ポケットの中 アイデンティファイラベルは既に読めない。
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襟のフラップの状況
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背面全景
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大戦中の陸軍パルカとの比較
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破片柄迷彩のパターンはほぼ同一!!
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関係ないけどキューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」でもデヴォーチカを襲うワルモノが着てるよね。

連邦陸軍の写真(1960年)戦車はM-47!
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by poemaquince | 2016-06-05 10:17 | 番外編 | Comments(0)