M-51Parkaに関する2,3の事柄

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「美しい日本」という記憶の捏造 あるいは「日本会議」という悪夢

 いつも参照させていただいている「墨田金属日誌」さんのブログをみて、さっそく「クーリエ・ジャポン」sep/2015号を見てみました。 
 記述者川村は迂闊にも、「アレ政権がアレなのは、アレ首相の個人的思いがアレだから」だと勝手に過小評価していました。もちろんそういった側面もあることはあるのでしょうが、「クーリエ・ジャポン」に引用されたヌーベル・オプセルヴァトゥール紙の記事を見て自らの認識の甘さを反省しております。
 「日本会議」という名前は少しは耳にしたことがあった訳ですが、日本の捏造された「ニセ歴史」を懐かしむマイナーな宗教カルト団体とばかり思って過小評価していたのでした。ところが、記事やネット報道などを読むと、いわゆる日本のエスタブリッシュメント(笑)というかノーメンクラトゥーラにかなり食い込んでいることが解ります。ヌーベル・オプセルヴァトゥール紙の記事によればなんと、アレ首相は創立時からのメンバーで、アレ政権の閣僚19人中15人もが団体のメンバーだというのです。マイナーどころか、知名度だけが低い超メジャーカルト団体ではないですか。コレ、日本の権力機構が実質的にカルト団体に牛耳られている状況なのではといえそうです。
 アレ首相がネトウヨの差別排外主義に寛容/親和的なのは、票狙いの受け狙い/迎合だとばかり思っていたのですがとんでもない勘違いでした。あのカルト団体の初期メンバーで有ったということは、アレ首相自身の価値観そのものの反映、確信的言辞であったということにほかなりません。いやはや、だから「美しい国、日本」であり「日本を、取り戻す。」だったのですね。彼らのいう「美しい日本」とは何か?随所で指摘されていますが、まさにプロパガンダとして都合良く解釈されたニセ「やまとごころ」や、軍事大国であった「大日本帝国」への限りないノスタルジーを「美しい」と呼んで憚らないのです。彼らのいう健全なる国民精神とか国家の栄光とか共生共栄の世界とか、一見、もっともらしいスローガンの影には、自国優越主義、排外主義、超国家主義イデオロギーが見え隠れしています。
 実際、ネット上では、アレ政権の「国策(原発再稼働や沖縄米軍基地移設、今回の”安全保障”法改正など)」に疑問をはさむとすぐに草の根ファシストたちから「反日・売国」の罵声がよせられたりします。いやもうコレ、いったいどっちが反日で売国に寄与しているのやら。(ためいき)

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Prime Minister Shinzo Abe visits Ise Shrine on Oct. 5 to watch the Sengyo no Gi, an important Shinto ritual that is held to transfer the symbol of the shrine's deity between buildings. | KYODO
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/11/23/national/back-to-the-future-shintos-growing-influence-in-politics/#.VcYAe4t0EnO
ジャパンタイムス 2013/11

ベトナム共和国軍研究家のタイガ氏もこう発言されています。
一番槍BLOG(2015/8)
http://ichiban.militaryblog.jp/e682670.html

墨田金属日誌 2015/7
http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1489.html

東京新聞 2014/7(記事全文は参照できないけど)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014073102000168.html
追記:こちらのブログにて全文参照が可能です。
http://taraxacum.seesaa.net/article/403617775.html

日刊現代 2014/9
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153143 

現代ビジネス 2015/7
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44029

ハーバービジネスオンライン 2015/2〜
http://hbol.jp/26283

ザ ニュー クラッシック 2015/6 (海外報道の概略を紹介)
http://newclassic.jp/24129

神奈川新聞 2015/5
http://www.kanaloco.jp/article/93999

ジャパンハンドラーズと国際金融情報
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/35167350.html

そのほか、まとめサイト等も参考にさせていただきました。
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by poemaquince | 2015-07-31 21:34 | 番外編 | Comments(2)

日本の安全保障の不幸

 ここのところ生活に追われてブログどころでなかった(笑)のですが、ちょっともうリアル社会が結構アレな状況になってたりしちゃってます。こんな状況が2012年12月には予想されていた(http://parkashell.exblog.jp/16992837/)訳ですが、ついにその一歩が始まりました。
 いやはや、こんな法改正を許してしまったら未来の日本人に対して申し訳が立たないです。「リベラル」で「デモクラティック」を名前とする政権党は、「民主的な人民の共和国」を名乗るお隣の首領様の国と同じくらい悪い冗談に思えます。
 今回の法改正は日本の外交政策の根本的転換を伴います。日本の軍隊が、朝鮮戦争やべトナム戦争に派兵されず、1945年から今日に至まで「平和国家」として国際社会で一定程度認められて来たのは、日本国憲法の理念から導かれる「専守防衛」という理屈で同盟国(米国)からの派兵圧力を受け流すことができたからといえます。
 安倍首相は「戦後レジームからの脱却」というスローガンで今の日本国憲法を「米国からの押しつけ」として「憎んで(c島田雅彦)」いる訳ですが、その一方で、米国の世界戦略を押し付けられても、何故か嬉々として諾々の様子です。
 安全保障環境の変化に対応するのであれば、「集団的自衛権」云々の前にやるべきことは沢山有るはずです。まずは首相ご自身が「靖国史観」からの脱却を図るのがよろしいでしょう。その上で、関係隣国との信頼醸成を深化させていくということが、本来の保守政治家の使命なのではないかと強く思うのです。(まあ、取り巻きもアレな感じで、首相は「保守政治家」というよりは国家主義的・権威主義的ポピュリストといったところでしょうか。取り巻きはアレなおばさんも含めてほとんどファシストもどきですよね。)
 クラウゼヴィッツのいうとおり「戦争は政治(交渉)の一形態」(※)とすれば、安全保障はまさに「政治(外交)」に規定されます。安全保障の最大のリスクが安倍首相の「稚拙な敵味方二元論」と「安っぽい靖国史観」にあるところにこの国の安全保障の不幸があるのです。
 ※戦争は他の手段による政治の継続である "War is the continuation of politics by other means."(「戦争のはらわた」でもシュタイナ軍曹が言ってますよね!)
 記:2015/7/17

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このひとはカール・フォン・クラウゼヴィッツ
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by poemaquince | 2015-07-19 11:33 | 番外編 | Comments(0)