M-51Parkaに関する2,3の事柄

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EX-48(experimental)の謎 あるいはEX-48とは何か???

 前回のEX-48-1パーカのところでも書いたのですが、「EX-48」は、M-48「パーカ」の前身モデルのみを指すものとばかり思っていました。ところがフランスのUSMCに関するサイトで、EX-48イクスペリメンタル(実験的)モデルを紹介するページ「LES TENUES ET EQUIPEMENTS EX-48」(フランス語なので中身は良くわからないのですが)を見てみるとEX-48と名付けられているアイテムが多数あることが解ります。
そんなアイテムのひとつとしてMask, Cheek Protector, Arctic, EX-48が紹介されています。
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Port du protégé nez / joues. On note le détail de fermeture à glissière qui assemblé la capuche amovible et la veste.
(頬/鼻の保護マスク また、着脱式フード、ジャケットのファスナのディテールに留意/グーグル先生を使っての大意訳)

そんな訳で、似たアイテムが手元にあるのですが、これは、「EX-48」なのかそれともその後の量産?モデルなのか、スタンプでは判断付きません。
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1952年2月3日付のコントラクト?
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by poemaquince | 2014-11-24 00:12 | parka | Comments(3)

1932年のアイルランド 映画「Jimmy's Hall」(ジミー、野を駆ける伝説)観てきました。

 先日、東銀座の松竹試写室で映画を観て来ました。「マスコミ向け試写」なので著名な映画評論家O氏などもいたりして気分はもうアルファブロガー(笑)です。
 学生時代の友人から「見に来てね」とお誘いがあり、「1930年代のアイルランドが舞台で、アイルランド内戦から10年後のコミュニティのホールを巡る対立の映画」って聞いて、いやはや、内戦後の党派対立を描いた政治的にヘビーな映画を想像していたりしたのでした。なので、胃が痛くなるようなダークでヘビーな映画かなーと身構えて観ていたんだけど、観終わってみると、後味さわやかな「青春映画」の趣なのです。ラストシーン、次の世代に希望を引き継いで主人公は去っていきます。学園モノにあるような「学園に新風を吹き込んで去っていく教師」とかを彷彿とさせるのでした。劇中のケルト音楽?やマヌーシュ・スイング?もスタイリッシュで若い人たちのおしゃれの参考になったりします。
 とはいえ、さすがケン・ローチ監督、コミュニティに抑圧的に立ち現れるカトリックや、ファシストの台頭を予感させるシーン、日和見のIRAなど社会派の視点も作品を重層的に盛り込んでいます。
 ケン・ローチといえばスペイン内戦をテーマにした「大地と自由」(観たはずだけどさっぱり思い出せません)やアイルランド内戦を描く「麦の穂を揺らす風」(カンヌ パルムドール!)など渋いテーマで泣ける作品の印象ですが、この映画ならデートで観ても大丈夫(笑)、彼女や彼氏を誘ってぜひ観に行きましょう。(観た後で、お茶でも飲みながら感想を語りあえば、相手のことをもっとよくわかったりもするし。)
 邦題「ジミー、野を駆ける伝説」で来春2015年1月17日(土)から「新宿ピカデリー」「ヒューマントラストシネマ有楽町」ほかにて封切り予定です。
 予告トレーラー 
https://www.youtube.com/watch?v=9TgPk7ahkMU


映画の雰囲気を伝えるスチルがあまり無いのですが
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雨の東銀座、新歌舞伎座のちょっと先、東劇と同じフロアに松竹試写室はありました。
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by poemaquince | 2014-11-23 11:36 | 映画 | Comments(0)

EX-48-1(experimental)PARKAとの比較 百聞不如一見の巻

 いやはや、ここんところずっと「番外編」の記事が続いてたりしましたが、久々の「本編」(笑)関係です。
 という訳で、いきなりマイナーな(ていうか、その筋ではつとに有名な)「EX-48-1」パーカと、「M1948」パーカを比べてみようという企画です。記述者川村も現物を見るまで「ライナーはグラスウールだけど、シェルはM-48とおんなじだよね」と思ってたりしたのでした。ところが、いやはや、百聞不如一見(ひゃくぶんはいっけんにしかず)、実際に比較してみるとさまざまな発見があったりします。
 特にびっくりしたのが、生地のマテリアルです。てっきりM-48と同様の厚手コットンサテンと思っていたのですが、実際に手にしてみると、ライトオンス(薄手)のコットンナイロン(?)様の生地でした。ただし、M-51とは異なる織りではありました。
 では早速、見ていきましょう。

全景
左:EX-48-1 右:M1948
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フロントファスナーを開いたところ
左:EX-48-1 右:M1948
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EX-48-1シェル側に付く唯一の表示
サイズラベル
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EX-48-1ライナー側、裡ポケットの表示
記載内容によりシェルとライナー一体での運用であることが解る。
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ライナーボタンを外したところ
左:EX-48-1 右:M1948
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背面の比較
左:EX-48-1 右:M1948
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EX-48-1 フード廻りのアップ
ファーフードトリムは、ヌートリアと思っていましたが、最近ではウルヴァリン(wolverine)という解説をよく見かけます。
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同じくM1948のもの
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比翼裏面
左:EX-48-1 右:M1948
EX-48-1 比翼裏面の補強ステッチに留意
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EX-48-1 腰のドローコード部のアップ
ドローコード取り出し口に水平に走るステッチに留意
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腰部の比較
左:EX-48-1 右:M1948
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右ポケットの比較
左:EX-48-1 右:M1948
EX-48-1のシェル本体にはサイズ表示以外のラベルは見当たらない。
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右ポケット裏面とドローコード
左:EX-48-1 右:M1948
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左裾 :EX-48-1
独特のドローコードの取り出し口に留意
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左裾 :M1948
極初期をのぞく通常のM-51と同様のタイプ
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フィッシュテールの比較
上:EX-48-1 下:M1948
EX-48-1のスナップボタン(スタッド)の補強テープに留意
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 ところでこの「EX-48」、M-48パーカの前身(実験)モデルのみを指すものとばかり思っていました。ところがググってみるとグラスウールファイバーでライニングされた一連の極寒用装備(被服のみならずテントとかも!!)のシリーズであることが解ります。

フランスのUSMCに関するサイト
http://usmc-collectors.pagesperso-orange.fr/fichiers%20listes%20et%20divers/korea%20catalog%2012.htm

おなじみU.S.militaria forum
http://www.usmilitariaforum.com/forums/index.php?/topic/99670-information-needed-on-uniform-type-ex-48/
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by poemaquince | 2014-11-16 22:20 | parka | Comments(11)

マニアの受難(Moonriders)

 日本語ロックの第一世代?「ムーンライダース」のこの曲を聴くと、なんだか甚(いた)く身につまされます。
 これ、80年代の曲!なんだけど、21世紀でも真理です。

https://www.youtube.com/watch?v=3Z6SoY7qMnU

マニアの受難 (鈴木慶一曲/詞)

遠い空の彼方 広がり続けてる
細胞の奥でも 広がり続けてる
追いかけても すぐ 次
知ること増える  すぐ 次

Oh! すべてのことはもう 一度行なわれてる
(すべてのことはもう 一度行なわれてる)
すべての土地はもう 人がたどり着いてる
(すべての土地はもう 人がたどり着いてる)

Un, 僕はアレもこれも何もかも持ってる(すごい!)
Un, 僕はアレもこれも何もかも欲しい(WOW!)
僕はそのためなら…… (どうする? 命賭ける? えっ?)
Yes,Yes でも とても辛い (マニアだから)
……Well ギターソロでも聴いてみよう

君も(マニア) ぼくも(マニア)(ウソだ)
ほんと(いいやウソだ) ほんと いいやほんと 
逃げるマニア(追いかけるマニア)
アレも(これも) みんな欲しい マニアさん 

Oh! すべてのことはもう 一度行なわれてる
(すべてのことはもう 一度行なわれてる)
すべての土地はもう 人がたどり着いてる
(すべての土地はもう 人がたどり着いてる)

アレもこれも何もかも知ってるかい(知ってる)
(誰もみんなアレを持ってる)
No No No,いつ頃から?(ちょっと昔から)
ふっふっふっ でーも とても辛い(みんなマニアだから)
……またギターソロを聴いてみよう

みんな(マニア) 全部(マニア)(マニア)
だらけ(マニア) だから僕は 初恋のように 胸にしまっておくマニア
誰も (かれも) みんなマニア

僕は運べない 交換できない ものが好き
売り物にも 何にもならない ものが好き
ポケットにも 入れられない ものが好き
戦争になっても 持って逃げれない ものが好き

僕は運べない 交換できない 売り物にも 何にもならない ものが好き
ポケットにも 入れられない 戦争になっても 持って逃げれない ものが好き

僕は運べない 交換できない 売り物にも 何にもならない ものが好き
ポケットにも 入れられない 戦争になっても 持って逃げれない ものが好き

何の価値もない
もの
こと
好き


Don't trust anyone over 30

いや、自ら「マニア」になろうと思ったことは全くないのですが(笑)、でもとてもつらいときもあります。なので、傍からみれば「マニアなやつ」と規定されているのかもしれません。
追記:っていうか、大事なときにいつも飲んだくれてて貴重(かつ安価)なアイテムさえ落札できなかったりしてもうマニアとか趣味者とか失格です。

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by poemaquince | 2014-11-06 22:23 | 番外編 | Comments(1)