M-51Parkaに関する2,3の事柄

カテゴリ:番外編( 40 )

ほんとは猫空(まおこん)へ行くはずが、「明器」を観る。

 台北に行ってきました。(その3)
 ほんとは台北郊外の猫空(まおこん)へ行くはずだったのですが、ちょうど台風が接近していて、天気はまあまあの割に風だけが強くて、猫空(まおこん)站のロープウェイも停止しているようなのです。 スマホで貓空纜車HPの運行情報を見ても、営運サインは赤が点灯しています。「今日は一日、動きそうにないね」と、いうことで、急遽予定を変更して、近場にあった「国立歴史博物館」へ行ってみることにしました。
 ホテルから徒歩5分くらいのところです。(MRTだと「小南門」站から真っすぐ南下する方面の)台北植物園の裏門?から入りました。
 蓮の池を通り過ぎ博物館の裏手から正面へ廻ります。建物は写真で見るのと違っておもったよりこじんまりした感じです。常設展示のほかは、企画展など3つほどやってました。ひとつは地元画家の個展、もうひとつは台湾先住民族の「文物」展、三つめは台湾のなかの他のアジア(主にアセアン)諸国との共通する(あるいは異なる)文化の比較(例えば影絵(ワヤン)や檳榔(びんろう)売りなど)をテーマとした展示でした。推測になりますが、こういった中華文明以外の先住民族や広くアジア諸国との共通する文化をテーマにしているのは、「中華民国としての台湾」ではなく、「我々の台湾」という政治意識の反映なのではないかなどと考えたりします。多分、そこが「国軍歴史文物館」のメンテナンス閉館ともつながっているような気がします(いや、推測ですけど)。
 ということで、常設展示です。
 中華文明の至宝ということであれば「国立故宮博物院」のほうがメジャーだと思う(行ったこと無いけど)のですが、こちらの博物館もこじんまりはしてますが国宝5点を含む、古代春秋の青銅器から明・清の磁器までひととおりのものがそろってます。旅のスケジュールとしては、そのこじんまり感が、かえってちょうどいいかもしれません。そのなかで特に興味深かったのが、漢の陶・俑や、唐の三彩でした。特に紀元前・後200年を通じての漢代の陶・俑(「明器」と呼ばれるお墓の副葬品)は、その時代、すでに「文化的都市生活」が(たとえ特権的階級だったとしても)成立していたのだなあと、感慨深いものがありました。また、薄暗い館内でぼんやりうかびあがるそれら明器を見ていると、なんだか諸星大二郎先生の「夜市」(すみません諸怪志異「鬼市」でした)を思い出したりするのでした(いや、時代は違いますが)。
 
 灰陶撫琴屋
 これ、2千年近く前のものですよ!
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北魏の時代のもの
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リンク先は「光文社版コミック」(アマゾンが違ってる)です。「鬼市」は第三集に所収ですが、どの巻もとても面白いので、未読の方は全巻ご覧になるのが宜しいかと思います。

この項つづく
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by poemaquince | 2017-09-03 23:08 | 番外編 | Comments(0)

台北市「路易士軍品店」(Louis Military Shop)を発見!

 台北に行ってきました。(その2)
 今回の台湾旅行は、「国軍歴史文物館」の場所を除いては、軍もの関係の情報は全くのノーチェックな訳でした。なので、軍もの関係のお店も当然ノーチェック状態です。
 台北市到着の夜、まずは台湾の有名なお寺「龍山寺」を観に行くため、ホテルから廣州街(広州通り)に沿っててくてく歩きます。ホテルから出てすこし歩くと、アレレ?おなじみ「第一騎兵師団」のエンブレムの看板らしきものが見えてきました。あれはもしやミリタリーショップ?
 目が悪いので、近づくまでわからなかったのですが、たしかにあれは「黄色いお馬」のマークです。店頭には吊るしで軍ものも置いてあるようです。しかしながら同行者がいるため、勝手に離脱してお店に入る訳にはいきません。きっとホテルから近いから、また機会をつくって来ようと、ひとり心に決めました。
 さて、そこから数分も歩くと「龍山寺」です。仏教と道教の神々が祀ってある趣深い(キッチュな感もあるけど)お寺です。今回はお参りとおみくじは省略して、寺内回廊をぐるりと見学です。その後、周辺の夜市で串焼き系など買い食いします。夕食は華西街のアーケードで坦仔麺でも食べようと主張したのですが、家人の強い反対で華西街夜市は却下されました。結局、次善として目を付けていた素食レストランも閉まってしまい、結局、ホテル前のカリフール(元フランス資本系スーパーマーケットね)で、肉まんなど買ってホテルで食べたのでした。
 翌々日の夕方、広州街の「路易士軍品店」を速度戦(笑)で訪問いたしました。家人からは例のごとく絶対買わないように堅く釘を打たれたのでした。とほほ

 お店の全景
 親切で優しそうなおじさんが店主さんです。
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 目立つところにM-51Parka(large)!
 店主のおじさんは、ライナー(もこもこタイプ)とセットで5,000NT$(台湾元)とおっしゃっておりました。
 日本円だと、18,000〜19,000くらいかなー めっきり円が弱くなっちゃったからね。
 
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 ジャングルブーツや
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 ファティーグとか
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 ちょうどホテルの部屋からも見えました!近っ!
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路易士軍品店 台北市萬華區廣州街63號
ブログはやってなくてフェイスブックが中心だそうです。
でも、ブログ(旧)のアドレスを貼っておきます。
http://louisho2674.blogspot.jp/
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この項つづく
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by poemaquince | 2017-08-27 01:44 | 番外編 | Comments(0)

台北市「国軍歴史文物館」を訪問してみたけれど

 台北に行ってきました。
 出発前、ブッキングコムでたまたま予約したホテル周辺をグーグルマップで調べていたら、「国軍歴史文物館」という施設が近くにあることがわかりました。名前からいって、いわゆる「軍事博物館」なのでしょう。旅行は家人とかも一緒なので、訪問を相談しても即時却下なのは明白です。なので公然とは旅程には組み込めません。しかしながら、空き時間に一人で訪問できそうな距離です。隙間時間にでも単独で訪問してみようと心に決めました。
 そして、そのチャンスは旅行2日目の午前中にやってきました。
 朝9時すぎ、ホテルの部屋でまだ、みんなベッドでまたーりとしています。
 一人そそくさと着替え「ちょっと、近所の軍事博物館を見てくる。1時間くらいで戻るから」
 そう言いのこして、太陽がじりじり照りつける灼熱の通りへひとり繰り出します。
 ホテルを出てすぐ大きな交差点の「愛國西路」を横断し、「中華路」を北上します。幅広い歩道には槐樹(えんじゅ)の街路樹も植わっています。この辺は政府施設も集中している官庁街ということなのでしょう。
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 ものの3分も歩くと見えてきました。小ぶりではあるけれど近代的な建物です。入り口には、孫中山(孫文)の黄埔軍官学校訓詞の揮毫・石刻がはめ込まれています。
 三民主義,吾黨所宗;

 以建民國,以進大同。

 咨爾多士,為民前鋒;

 夙夜匪懈,主義是從。
 
矢勤矢勇,必信必忠;

 一心一德,貫徹始終。
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 三民主義(民族,民権,民生)は、わが党の基軸
 以て共和国を建設し、以て大同に進む
 全ての同志諸君 人民のための前衛たれ
 朝も夕も絶え間なく 三民主義に従う
 勤勉に勇敢に 信頼と忠誠を重んじ
 団結して 終始貫徹せよ
 (勝手に意訳)
※帰国して調べたらこの訓示は、中華民国国歌の歌詞でもあることが分かりました。

 ところが、勇んで国軍歴史文物館に入館しようとしたところ、入れません。
「アレ?」平日は9時からのはずです。
どひゃー!ドアにはこのような貼り紙が!!!
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>お知らせ
>定期メンテナンスのため博物館は閉まっています。
>開館予定は別途お知らせする予定です。
>ご不便をおかけします。ご了承ください。

ってゆーか、定期メンテナンスと言ってる割に、開館時期未定とか、おかしい。コレきっと展示内容がアレすぎて新政権から見直し指示が出されたんじゃないかな?それで閉鎖しているとか(勝手な推測だけど)
とほほ 「国軍歴史文物館」を楽しみにしていたのでがっかりです。
仕方がないので、総統府(旧台湾総督府)の前(裏)を通って帰りました。
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1910年代にこんなものを海外領土につくっている日帝(日本帝国主義ね)のパワーに驚きです。
当時の現地の人々の目には、それはそれは威圧的に(あるいは圧倒的モダンさとか先進的にとか?)映ったのかなあなどとうつらうつら考えたりしました。
ほんとは正面からも観たかったのだけれど、いやもう暑くて、好奇心が暑さに負けてしまいました。

この項つづく
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by poemaquince | 2017-08-26 00:05 | 番外編 | Comments(0)

トランプは案外「スマートクッキー」かも知れない(プリティじゃないけど)。

 最初に「おやっ?」と感じたのは、アサド政権が化学兵器を使用したことに端を発した巡航ミサイルによるシリア政府軍空軍施設への爆撃でした。「軍事的に何の意味も無い」という批判もありましたが政治的メッセージとしては非常にインパクトのある軍事行動でした。なにより民間人に対する「化学兵器使用」のレッドラインが「今度こそ」設定され今日にいたっています。(トランプは政権の軍事担当者の進言に耳を傾けているということでしょうか?ブッシュ(Jr)もパウエルのいう事を良く聞いていればあんな事(イラク戦争とそれに続く大混乱)にならなかったのではないかな)

 今回の「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)危機」に関しても、かなり周到に中国と「ナシを通してから」ゲームを開始しています。北に対する直接的な軍事的恫喝に加え、中国を通じてのプレッシャーを加え続け、かつ先日は「適切な条件が整えば金正恩と会ってもいい」という発信をしています。
 わたくし川村は、4月にゲームが始まった段階では、軍事的圧力をレイズしていく「チキンゲーム」は、「北の非核化」を求めるにはちょっとリスキーな選択ではないかなあとも感じていたわけですが、一方で軍事的プレッシャーで「人民軍のクーデタ」や「金正恩の亡命」が誘発され北の民衆が「解放」されたらいいなあ、などとナイーブな夢想をしていたわけでした。しかしながらゲームのゴールは「北のレジームチェンジはしない」ことが前提だったわけで、であるならば、トランプの「(金正恩は)pretty smart cookie」(けっこう賢い奴)という発言も、シグナルとして一貫性があると言えそうです。
 こんな事を書くと「ナイーブ」と笑われてしまうかもしれませんが、トランプ大統領の「ビッグ・ディール」によって、北に対する「体制の保障」と「朝鮮半島の非核化」がバーターで成立するのならそれはそれで「トランプ、スゲー」と思うのです。(いや、個人的には「北の人民の抑圧体制からの解放」が断固必要とは思いますが、中国の手前、ディールの材料にはならないでしょう。ぐっすん(泣))

 で、我が国(くに)防衛当局のスタンスですが、日米同盟の御旗のもと米艦に形だけ「お付き合い」してお茶を濁して、実はシンガポールの観艦式に向かう護衛艦という、これはこれでなかなか味わい深い行動ではありました。危機感をもっと煽りたいアレ首相に抗して、防衛当局も(アレ首相のカオも立てつつ)抑制的に上手くやったという気がします。
 ですが、私としては「全ての当事国が抑制的に振るまう事を希望する。我が国はあらゆる軍事力の行使に反対する。」といったような声明で、それぞれのプレイヤーから距離を置いて振る舞っておくのが本当の日本らしさと思うのでした。そして当事者同士が煮詰まった段階で日本が調停にハードネゴシエートして、落としどころを導く。アレ政権の歴史認識もアレすぎて今の時代にそんな外交は夢物語なのですが、いつかそういった「道義国家」として立国していけたらなあと夢想するのでした(ふり返ってみると70年代の日本の中東外交にはその「萌芽」はあったよね)。えっ?なに眠たいコト言ってるのかって?すみません。

追記:「トランプ プリティスマートクッキー」で検索すると、トランプ大統領が金正恩委員長(だっけ?)に対して、「皮肉」とか「茶化した言い方」とか解説するブログが結構あるんだけどぜんぜんマトハズレな説明だよね。もともとトランプはそういったボキャブラリーのしゃべり方をするという事は結構有名な話だし、発言の前後の文脈からも「茶化した言い方」とはいえないのは明らかなのに!
ほんと「訳知り顔でのぬるい情報発信」は止めてもらいたいっすよ。えっ?ヒトの事いえない?すみません。すみません。(2017/5/9)
 

シリア シャイラート空軍基地
爆撃後 2017年4月
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爆撃前 2016年10月
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「ついでに武器等(笑)防護命令」の画を描いた防衛官僚(?)えらいっ!
シンガポール国際観艦式に向かう護衛艦
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出典:http://flyteam.jp/news/article/78643
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by poemaquince | 2017-05-07 21:00 | 番外編 | Comments(0)

RAFの航空整備服??と思ったらJNR被服だった!

古着屋さんの店頭で、見慣れないジャケットを見かけました。
珍しいので手にとって観察します。
ブルーグレーの短ジャケットで、左胸に片ポケットでフラップは斜めです。腰にスラッシュポケット、ウエストタブつき、おまけに楕円のウォッチポケットまで!!なんじゃこれ?ウオッチポケットまで付いてるなんて航空機関係?この色なら英軍?ちょっとブルーが強い?イタリアあたりかな?などとユーロサープラス系を思い浮かべてました。
ところが、襟裏のステッチや袖の形状、プラボタンもラウンドバックで60年代のタイガーストライプみたいなディテールです。ボタンの裏には謎の刻印も!

謎ジャケット全景
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背面全景、ウエストにはアジャストタブが!
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胸の斜めフラップポケット
腰のスラッシュポケットは、ボタン留め
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右ポケットにはウォッチポケットまで!
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ハンガーループつき、襟の裏には補強ステッチ
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ラウンドバックのプラボタンには「T.E.C」の刻印!
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ジャケットを開くと、コントラクトラベルが!!
謎が解けました(笑)。
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1966会計年度の日本国有鉄道の技術服(?)らしいです。
でも、短ジャケット型は、ネットで検索してもでてきません。
このタイプ、たまかずがすくないのかな?
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by poemaquince | 2017-03-20 00:38 | 番外編 | Comments(0)

M-65ジャケットの洗濯(インシデントレポート(笑))

 わたしは、古いパーカやジャケットについては基本的に洗わないことにしています。ですが、取得した時点でだいぶ汚れていたり、実用で着る場合には洗わざるを得ない場合もあります。そんなわけで今回は、M-65フィールドジャケットのお洗濯(含インシデントレポート)についてです。
 パーカやフィールドジャケットは、基本的にコットンまたはナイロンコットンなので普通に洗濯機でごろごろ洗ってしまえば良いと思われますが、洗濯機は結構リスキーです。洗濯機では、いくつか失敗を経験しています。
 ひとつはM-65パーカ(初期)のスライドファスナ破損事故、もうひとつはM-43ジャケットの生地裂け事件です。
 パーカのほうは、ファスナーを閉じずに(家人が)洗濯機にかけて、脱水工程でスライダーの引手(鋳造タイプ)が折れてしまった事例、M-43ジャケットのほうは、(自分で)フロントボタンを閉じて洗濯機にかけたところ、水流でボタンに力がかかって生地ごと裂けてしまった事例です。それ以来、洗濯が恐くてたまりません。
 しかしながら、今年の冬はM-65JKTで過ごそうと考え、洗濯を実施する事にしました。しかも手洗いなら安全かなと思っていたわけでした。

 まずは、ジャケットのインストラクションラベルの確認です。
今回の洗濯物は、67会計年度、アレン オーバーオール カンパニー製
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インストラクションの一番下の行に
Launder with mild soap or synthetic detergents.
「マイルドな石けんもしくは合成洗剤で洗濯しなさい。」と書いてあります。
いやまあ、そーなんですけどね。
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洗う箇所の点検です。
入手時よりなぜか、内側肩の生地が茶色く変色(木製ハンガーのニスが移った?)しているのでそこを重点的に洗う予定です。
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あと、腰ポケット。 
生成りコットン生地のタイプですが、ポッケの中はごみがたまりやすいところでもあります。
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結んである腰のドローコードはほどいておきます。
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本体生地の汚れもチェックです。
右上腕および右胸ポケットフラップに原因不明の黒い汚れ
汚れ部分に液体洗剤原液をつけておきました。
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肩の茶色い汚れは液体洗剤をつけたブラシでこすります。
が、茶色の落ちはよくありません。
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落ちが悪いので調子に乗ってもみ洗いしたら
「ああっ!」取り返しのつかない事がっ!!
もともと弱っていた生地なのか、水にぬれただけで非常に脆くなり弱い力にも耐えきれずに破れてしまいました!!
肩の色落としは中止です(涙目)。
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ポケットの中は、普通の石けんでごしごし洗いました。
生地は健全ですが、黄ばみはとれません。そこはやむなし。
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最後は「おしゃれ着クリーニング用」液体洗剤で押し洗いして、洗濯機で脱水でした。
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洗濯後の内側肩部分の状態
洗剤でこすったところは茶色が落ちるというより生地の色そのものが落ちてしまっている状態 穴もあいてしまい、またひとつインシデントの「警鐘事例」となってしまいました。
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その後
ちなみに、71会計年度 アルファ インダストリーズ インク製のインストも確認してみると
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9. For cleaning and restoring of water repellency, return to laundry for machine washing in accordance with established procedures for quarpel treated garments.
「9. 洗浄と撥水性の回復のため、クアペル(米軍の撥水加工生地)衣料処理手順に従って洗濯機にて裏返して洗濯する。」
えーっ、クアペルの洗濯手順?と思ったら「こちら」に記事がありました。
https://www43.atwiki.jp/newrose/pages/69.html
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by poemaquince | 2016-12-28 22:37 | 番外編 | Comments(0)

”吉祥寺カジュアルでいこう” 「コートライナー」が流行ってうれしいけど、ちょっとかなしいの巻

秋も深まり、日に日に風が冷たく感じられます。
ここ数年、まちのおしゃれ女子の間で(アウターとして)ライナーを羽織るのが流行っている(笑)ようで、たまにまちで見かけたりしました。
今年もその傾向は続いていて、先日も吉祥寺駅のエスカレーターで、とても程度の良いM-51JKTライナーを上手に着こなした女子を見かけました。おしゃれで似合ってはいたので、それはそれで良いのですが、光沢のある明るいオリーブ系鳶色の表地の状態も、乳白色のパイルの状態もとてもきれいでほぼデッドストックな状態です。「いや、着潰さないで、保存してほしい」と反射的にはおもってしまうのでした。
古着屋さんでもライナーが「動く」商品となったのか、結構店頭にあったりします。先日、店頭で「オーバーコートパーカタイプ(いわゆるM-47)」のレアな大戦型のライナーが女性ものコーナーのハンガーに吊るしてあるのを見かけました。スナップファスナのソケットが一カ所欠けてはいましたが、ニットカフやチントパイル毛の状態も非常に良く、気になります。そのとき「押さえちゃおう」とも思いましたが、あと2週間もすれば、特売日になるし、こんな毛むくじゃらのライナーなんて誰も買わないだろうと思い、特売日まで待とうと考えたのでした。三日後、念のため狙っていたライナーを見に行ったところ、もはや後の祭り、既にどなたかがお買い上げになったあとでした。日本のおしゃれ女子恐るべし!あの、65年も前の毛むくじゃらのライナーをどのように着こなしているのか!是非見てみたい気がします。一方、パイル生地が劣化して植毛がハゲハゲの私の「オーバーコートパーカタイプ(大戦型)」のライナーは、更新計画が見送られ未だハゲハゲのままここにあるのでした。
M-65系とかのナイロンキルティング系とかならまあいいけど、レアなアイテムが消費されちゃうのはちょっと悲しい。

吉祥寺の別の古着屋さん
M-50ジャケット用ライナー 探している人多いんじゃない?
(吉祥寺フラミンゴさん)
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おお、まさにわれらが Liner,parka,M-1951 !!
出典 http://curet.jp/article/7698
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右のひと、M-47??それともBWのパルカ??
(出典 同上)
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by poemaquince | 2016-11-12 01:45 | 番外編 | Comments(0)

ドイツ連邦軍の迷彩ジャケット スプリンター迷彩31(破片柄迷彩)の場合

 前回のズンフムスター迷彩(ウォーターパターン迷彩/沼沢地柄)の記事で川村は、ドイツ連邦軍の装備は「注意深くヴェアマハト色を避けている」などと書いてしまいました。今回のスプリンター迷彩(破片柄)も漠然とBGS(連邦国境警備隊)のアイテムと思っていたからです。eベイなどでもジャーマンボーダーガードのものとして出品されたりしてたので、勘違いしていました。
 今回改めて確認してみると、このジャケットはBGSの装備などではなく、ドイツ連邦軍の装備であるといえそうです。であるならば、「注意深くヴェアマハト色を避けている」どころではなく、しっかり「旧ドイツ国防軍」色を継承していた(笑)ということで、前回の発言を訂正させていただきます。
 そんな訳で今回は、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)において、1956年から60年頃まで採用された、大戦中のブントファルベンアンシュトリッヒ31(スプリンター迷彩/破片柄迷彩)によく似た迷彩柄について見ていきましょう。

ああっ!!
この人も着てたんだ!!!
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ジャケットの全景
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身頃を開いたところ
ファスナーとスナップボタンの二重留め
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袖のクローズアップ
ベークライト製?のボタン
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フォロントファスナーはなんと樹脂製!!
残念ながらスライダーは欠けてしまっている。
50年代に樹脂製ファスナーを実用化?しているとは!!(でもこのジャケット、ここが完全なオリジナル見たことない)
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右胸ポケットの様子
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右内ポケットの中 アイデンティファイラベルは既に読めない。
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襟のフラップの状況
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背面全景
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大戦中の陸軍パルカとの比較
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破片柄迷彩のパターンはほぼ同一!!
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関係ないけどキューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」でもデヴォーチカを襲うワルモノが着てるよね。

連邦陸軍の写真(1960年)戦車はM-47!
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by poemaquince | 2016-06-05 10:17 | 番外編 | Comments(0)

ドイツ連邦国境警備隊の迷彩ジャケット ズンフムスター(沼沢地柄)の場合

 ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の再軍備(1955)に先立ち、警察部隊であるBGS(連邦国境警備隊)が先に設立(1951)された訳ですが、当時のBGS装備は旧ドイツ軍のデザインを踏襲するものが多くみられたりします。その一方で、新生ドイツ連邦軍の装備は、大戦中の惨憺たる記憶への配慮からか注意深くヴェアマハト色を避けているといえそうです。
 そんな訳で今回は、ドイツ連邦国境警備隊において、50年代末?から70年代中盤まで採用された、大戦中のズンフムスター(沼沢地柄)によく似た迷彩柄について見ていきましょう。
 
 BGSアインザッツヤッケ(ファティーグジャケット)
 このジャケットは1967〜76年の約10年間にわたり採用されていた模様
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 襟まわり、サイズタグ、エポレット用ボタンに留意
 71年製であることが解ります。
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 左腕のポケット(ペン差し)は通常ベルクロファスナ付きの蓋がつきますが、BGS徽章(アドラー)をはずすため、たいてい放出時にこのように破損されてしまう。
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 ジャケットの背面
 ベルトフック、装備用のDリングに留意
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 左身頃内側
 上部のスリットはサスペンダー用のものです。
 脇の下から腰部へのベルトフック吊り
 背面腰部のサイズタブに留意
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 同じく右側身頃内側
 欧州製軍用ジャケットによく観察される裾のドレッシングポッケットに留意
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 大戦中のHEER PARKA(陸軍パルカ)沼沢地柄のものと比較してみます。
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 すこし見づらいけどパターンが鏡合わせに反転していることに留意
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 別の個体との比較
 パターンが鏡合わせに反転していることが解ります。
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by poemaquince | 2016-05-29 20:03 | 番外編 | Comments(0)

どひゃー!こんなジャングルファティーグ1stが!!

 「ドローン オブ ウォー」(ちょっと変な邦題だけど)を六本木に観に行った帰り道、たまたま寄った吉祥寺の「フラミンゴ」さんで、こんなトロピカルコンバットコートをみつけました。
 最初にちらと見えたときは、非常に状態の良いニアミントの1stと思っただけで、そのまま通り過ぎたのだけど。うーん、何か印象が違う、と感じてもう一度通路を戻ってお店の天井近くの壁面にかけてあるコートをあらためて観察してみました。そう、よく見ると生地の質感が異なり、若干テカるのです。
 あれれ、コットンポプリンじゃない?!と思い、お店のおねえさんにお願いしてよく見えるよう、展示からおろしてもらいました。
 で、手にとってみるとやはり感触がコットンポプリンと異なります。これナイロンの混紡では! 念のためお店のおねえさんにもご意見を聞いてみましたが、生地の感じもかたく「コットン・ナイロン」ではないかとのことでした。
 いやはや、ジャングルファティーグにもコットンナイロンの個体が在ったとは!
 これは記録せねばと思い、お店の許可をいただき、撮影させていただきました!  

非常に程度の良いジャングルファティーグ1st cotton-nylon
オリジナルにコットンナイロン製が存在したとなれば、中田ファティーグの解釈もアリだった訳ですね。
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サイズは、S−R 60年代中期独特の英連邦サイズ併記バージョン
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インストラクションとIDラベル
63会計年度品にくらべインストラクション8.の文言が追記されている。
"携行装備がポケットを覆うことが無いようにこの上着は通常より長めに作られている。"
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64会計年度品
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しまった!フロントボタンの数をかぞえるの忘れた!

記述者川村にはとても手が出ませんが、ご興味ある方は「フラミンゴ」吉祥寺店へいそげ!たしか5万数千円でした。
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by poemaquince | 2015-10-03 20:04 | 番外編 | Comments(2)