M-51Parkaに関する2,3の事柄

カテゴリ:入門編( 14 )

M-50フィールドジャケットに関する2、3の事柄(その1)

 M-50フィールドジャケットという名前で知られる「M-43ジャケットにライナー用ボタンを付けた」ジャケットは、表示が「M50」とか「M-1950」とか「M-1943 MQ1」とかあったりします。基本はまあ、おんなじものだよね。とタカをくくっていたわけですが、ところが今回、あらためて観察してみるとまたまた謎が深まったりするのでした。

 それぞれの個体を観ていきます。
 『M50』の全景 サイズ38L(38ロング)
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 ボタンの下方に「M50」のスタンプがかろうじて観察される。従ってこの個体は、M-43として生産されたストックに、あとからライナーボタンを追加してM-50にモディファイされたものと推測される。のこされたミシン糸から判るようにインスト?ラベルは失われている。
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 残念ながら右ポケットのなかのコントラクトラベルは失われている。ポケットの内袋が、グリーンのヘリンボン生地であることに留意
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 『M-1950』の全景 サイズR-S(スモールレギュラー)
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 サイズラベルとインストラクションラベル
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 右ポケットのなかにコントラクトラベルは見当たらない。
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 『M-1943 MQ-1』の全景 サイズ34S(34ショート)
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 サイズラベルとインストラクションラベル
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 右ポケットのコントラクトラベル
 1948年10月契約
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 この項、つづく
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by poemaquince | 2017-04-21 18:53 | 入門編 | Comments(0)

いろいろなライナーコートその5 その他古着屋さんで見かけるライナー図鑑

 さて、いろいろなライナーシリーズ最終回は、その他、古着屋さんなどでよく見かける(かもしれない)ライナーについて、ざっくりご紹介したいと思います。(別稿の使い回し写真もあるけど許して)

 ファー付きフードとプルオーバー型デザインで、「ベアーパーカ」などとして人気のあるライナー(左)裏地のつかないもこもこのウールパイルです。
 先日も吉祥寺の古着屋さんでおしゃれ女子が試着していました。お買い上げになられたのでしょうか?
 それに対応するシェルは、右のコットンO.D.パーカ、通称M-43プルオーバーパーカです。
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 今年は、この型のライナーも古着屋さんの店頭で多く見かけます。アメリカ空軍のフィールドコートライナー
 こちらも、もこもこのウールパイル地になります。袖がニットカフになっています。
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 上記ライナーを本体に取付けた写真
 USAFフィールドコート
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 おなじみM-51パーカのウールパイルライナー
 フィールドジャケットと比較して丈が長い。ボタンホールの数に留意
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 なかなかお目にかかれないM-48パーカのウールパイルライナー(右)とEX-48-1パーカのグラスウールライナー(左)
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by poemaquince | 2016-12-17 08:11 | 入門編 | Comments(0)

いろいろなライナーその4 オーバーコートパーカタイプM-45とM-47を比べてみる

 さて、いろいろなライナーシリーズ(笑)その4は、1940年代の後半に採用され主に朝鮮戦争で活躍した、オーバーコートパーカタイプ、いわゆるM-47パーカコートのライナーをくらべてみましょう。
 一般にM-47という通称で有名ではあるのですが、その前身モデル(パターンデータが1945年のもの)があることはあまり知られていませんでした。
 11月12日付の「ライナーコートが流行って・・」http://parkashell.exblog.jp/23358081の記事にて言及した「大戦型オーバーコートパーカタイプ」がこれに該当します。当稿では、大戦型のオーバーコートパーカタイプを「M-45」、戦後型を「M-47」と便宜的に仮称しますが、品名は両者ともあくまで「オーバーコート・パーカタイプ」で特に区別されていないことにご留意ください。(っていうか「入門編」の割にだんだん細かい話になってしまってすみません)


 オーバーコート・パーカタイプ用ライナーの全景
左 M-47
右 M-45
 M-47のライナー生地はクリーム色(あるいはグレー色)のもこもこウールパイル生地に、袖は鳶色のフェルト生地の切り返し、カフはウールニットで構成される。また、M-45のライナーと異なりフードが縫い付けとなっている。
 M-45のライナーは、茶のチント植毛パイル生地で腕もどうようの生地、カフはM-47と同じ仕様でウールのニット
 両者ともスナップファスナ(ドットボタン)にて本体に取付ける。袖にボタン取付用タブがついていることに留意
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 ライナーを本体に取付けたところ
左 M-47
右 M-45
 M-45のチントファーは、ライナーではなく本体側についている。
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 オーバーコート・パーカタイプの全景
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 フード部分の拡大
 両者のフードの造りの違いにご留意ください。
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by poemaquince | 2016-12-16 08:06 | 入門編 | Comments(0)

いろいろなライナーその3 M-50とM-51を比べてみる

 さて、いろいろなライナーシリーズ(笑)その3は、50年代を代表するフィールドジャケットのM-50とM-51ライナーをくらべてみました。
 古着屋さんの店頭で見分けるときに参考にしてください。(と書いてから思ったけど、もっとディテール写真と観察項目を挙げないとちょっと判りにくかったかも。)

フィールドジャケット用ライナーの全景
左 M-51
右 M-50
一見似ていますが、M-50ジャケットの開襟に対応する形で、M-50ライナーは襟周りのパイル生地をグリーンの生地で覆っています。
また、袖のボタン留め用タブがM-51は2つであるのに対し、M-50がひとつである事がわかります。
(なお、当M−50ライナーの個体は右襟についているボタンがひとつ欠落しています。)
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左 M-51
右 M-50
写真にはあまり写ってませんが(撮り忘れました)、M-51の脇下および腕関節部分にはパイル生地が抜けており、そのかわりグリーン生地で覆われています。
M-50の脇下は、スリットのままです。また、腕関節に切れ込みはありません。
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M-50のコントラクトラベル
1951年4月のコントラクトである事がわかります。
コントラクターは、SKYLINE CLOTHING CORP.
パターンデータは1950年12月27日
MIL-L-10800(QMC)?
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M-51のコントラクトラベル
(この個体はラベル縫付けですが、スタンプ印字のタイプも非常に多く観察されます。)
フィラデルフィア主計補給厰(Phila.QM Depot)直営の製品と思われます。
直営品はコントラクトデータが無いため、生産年度が特定できません。
ただし、品名が「ジャケット」の表示のため比較的初期(遅くとも1953年)のものと推測されます。
パターンデータは、1951年9月13日
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同じくM-51のインストラクションラベル
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追記
以前立川の公園で撮ったM-50ライナーの写真が出て来たので掲示します。
デフォルトで右襟に尿素ボタンがついている事に留意
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by poemaquince | 2016-12-15 08:13 | 入門編 | Comments(0)

いろいろなライナー M-51/M-65フィールドジャケットの場合(入門編)その2

 さて、前回のM-43、M-50フィールドジャケットライナーに引き続き、今回はM-51、M-65ジャケットのライナーについて見ていきましょう。
 50年代から60年代初頭にかけて防寒用のライニングとしてパーカやフィールドジャケット、あるいはMA-1などのフライトジャケットに多用されたウールパイル生地ですが「重くてかさ張る」ということは着用を経験された皆さんもご存知の通りと思います。そんな声が当時の米軍衣料調達機関にも寄せられていたのでしょう。そんな事情で次世代の防寒ジャケットにはナイロンわたの軽量なライナーが採用されたのだと思われます。

フィールドジャケット用ライナーの全景
左 M-65
右 M-51
M-65は、ナイロンわたの軽量なキルティング生地、M-51はウールパイル地にシルクやナイロン生地などで内張している。
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ジャケットに装着した写真
左 M-65
右 M-51
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身頃を開いたところ
左 M-65
右 M-51
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M-65フィールドジャケット用ライナーのバリエーション
左 70年代のもの
右 60年代のもの
キルティングの密度に留意
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by poemaquince | 2016-12-13 22:44 | 入門編 | Comments(0)

いろいろなライナー M-43/M-50フィールドジャケットの場合(入門編)その1

 さて、先月の記事で、おしゃれ古着業界での静かな「ライナーブーム」の事を書いてみたわけですが、そうなると、じゃあそのライナーって本体はどんななのよ?と知りたくなるのが人情です。そんなわけで「入門編」としていくつかのライナーを比べてみようと思います。第一弾は、フィールドジャケットに於けるレイヤードシステムの草分け(?)となるM-43ジャケットから見ていきたいと思います。
 はじまり、はじまりー

フィールドジャケットライナーの全景
左 M-50
右 M-43
左のM-50は、ウールパイルが剥き出しなのに比べM-43ライナーは薄いコットン生地で覆われている事に注意
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同じく身頃をひらいたところ
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M-43「ライナー」のインストラクションラベル
「ジャケット, フィールド, パイル, O.D」という表記に「ライナー」の文字が無い事に留意
インストラクション表記では、M-43ジャケット以外にも、ODのプルオーバーパーカやホワイトパーカの下に着る事を意図している。また、アウターとしては想定していないが、屋内では単独着用を可としている事がわかる。(実際、当時の写真ではアウターとしての着用の写真がたまに見られる。)
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ジャケットに重ねた写真
ご承知のとおり、M-43とM-50の外観は全く同じである。
左 M-50
右 M-43
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身頃を開いたところ
M-43ジャケットにライナー用のボタンを取付けたものが、M-50(あるいはM-43MQ-1)と呼ばれる。実際の生産では、M-50やMQ-1として作成されたものと、既存のM-43をM-50にモディファイしたものの両者が観察される、
左 M-50
右 M-43(何らかの形でジャケットに固定されているわけではなく、あくまで重ね着(笑))
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「いろいろなライナー」その2につづく
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by poemaquince | 2016-12-12 23:36 | 入門編 | Comments(0)

吉祥寺パルコでフリマしてみました。(番外編)

 2013年11月の第二日曜日、吉祥寺パルコの屋上でフリーマーケットに出店してみました。
 ほんとは、11月三連休に申し込んだのですが、すでに予約満杯だったので翌週に延期です。心配された雨はなんとか保ったのですが、いやもう、5mを超える強風がびゅんびゅん吹くなか結構大変でした。
 当日は、8時20分受付開始です。社員通用口から品物を搬入します。ひとり参加なので、品物を背中と両手いっぱいいっぱいに持って搬入エレベーターであがります。もう朝からへとへとです。
 屋上受付で抽選をしてお店の場所を決めてもらいます。場所はお客さまエレベータ付近の結構良い場所で、秋の晴天ならばお日様ぽかぽかのとてもいい所なのです。が、ちょうど屋上館屋の隙間にあたり、当日は曇天なうえ、強風の通り道になっているみたいでせっかく品物をディスプレイしてもすぐひっくり返ってぐちゃぐちゃ状態になってしまいます。
 シートを広げ養生テープで留めて品物を広げているとさっそく他の出店者の方が品物を見にこられました。DSA69のERDLパンツXSRをみていろいろチェックされてます。フロントファスナを見て「ここはボタンじゃなかったけ」など訊かれました。(えーと80年代のLCリーフでは見たことあるんだけど、69以前の古いERDLは分かりません。)「ベトナム以降の海兵隊なんかはボタンのはあるけど・・」とお答えしましたが納得されません。なので「ノンリップ時代ならばボタンのものもあるかもしれませんね」と付け加えてしまいました。(どなたかご存知の方ご教示ください)そして、その方が本日お買い上げ第一号!! 1500円、毎度アリーです。(ちょっと安かったかな)

並べても並べても強風でぐちゃぐちゃ
ちらりと写ってるちょっとゴージャスな天然ファー付M-65モッズパーカ(後付け)は、今期冬物をまじめに探していた?お兄さんに買っていただきました。
椅子にかかっている黒いものは、昭和初期頃のインバネスコート、非常に程度も良く、おしゃれなお兄さんに大変気に入っていただきました。
午前中は、そこそこ売れましたが、お昼過ぎたらさっぱり売れません。
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こんなに売れ残り出てしまいました。
午後になると日差しも出て来たけど強風に耐えられず13時過ぎに撤退してしまいました。(ほんとは午後3時までだったんだけど)
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吉祥寺パルコの屋上フリマ2014年10月の巻はこちら
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by poemaquince | 2013-11-12 01:00 | 入門編 | Comments(0)

やっぱり高円寺は古着のメッカだった!(今更ながら) エリアマップ

JR中央線「高円寺」を甘く見ていました!
雑誌を立ち読むと、「高円寺と言えば古着」みたいな記事があったりします。
「ふーん・・・でも、森ガールとかおしゃれ系女子御用達のおみせとかだよね。」
高円寺といえば、南口パル商店街からルック商店街へ抜ける通りと、下り方面ガード下から中通り商店街一帯の飲屋街しか知らなかった記述者川村は、上記の発言のとおりタカをくくっていた訳でした。あるいは、高円寺といえば、ロックな人からヲタクまで各種飲み屋系やエスニック雑貨屋さんとかサブカル系の店みたいなディープ総本山のイメージ(そーゆーのもどれも好きですが)と思い込んでいたのです。
ところが、パル商店街→ルック商店街ルート以外をまわってみたら、おしゃれ女子御用達古着のみならず、「ごめん!高円寺!誤解していた!やはりあなたはUS古着においてもディープな街でした!」と、今回、認識をあらたにした訳でした。

そんな訳で、比較的軍ものを扱っている(というかUSカジュアル系古着)お店が多そうなエリアをさっそく辿ってみます。(もちろんこれ以外にもほんとたくさんお店があるのです!)
まずは、南口東方向、氷川神社方面の坂を下ります。氷川神社を左手に見つつ既にぽつりぽつり古着屋さんが目に入ります。
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小さな十字路にも古着屋さんが!そこを右に入ると左右にお店が並んでいます。
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まず、お勧めは「Re'all」 なんとM-51parka(それもX-Small表示のあるやつ!)などをこの季節(4月下旬)までお店に出していただいてる心意気!
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お向かいの「SO」も夜遅くまでやっています。
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その他にもたくさんありますが書ききれません。とりあえず、エトワール商店街へ向かいます。

メジャーなパル商店街を横切るかたちで、エトワール商店街にはいります。そこここに古着屋さんが並んでいます。(古着屋さん以外にも良さげなお店も)
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ほんの少し進むとSEIYUが現れます。北に向かって長仙寺の参道?が延びています。その一帯も古着屋さんエリアです。写真正面の突き当たりが長仙寺になります。
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M-65のディスプレイに誘われて、とりあえず有名な「ペーパームーン」へ!
三階のお店まで階段でのぼりますが、二階にも別の古着屋さんが入ってます。
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さらに長仙寺に近づくと、ややっ!!!かなりヴィンテージ度の高い軍ものをそろえてるお店が!いやあレアっすね。
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帰りはガード下で一杯やりたいところですが、この日はまっすぐかえりました。
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エリア的にはこんな感じです。
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おまけのおすすめ!「すごろくや」
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JR線高円寺駅のホームからよく見えるお店なのですが、ディープなボードゲーム屋さんです。特に欧州などの輸入ゲームが充実していて、ちいさい子がいるおうちの方はお子さんを連れていくと楽しいかも!ボードゲームやカードゲームなど年齢に見合ったゲームを体験させてもらえます(昨今、街のおもちゃ屋さんへいってもゲームと言えば電子ゲームばかりとなってしまいました。幼少時にはアナログなあそびがとても大切とも思うのですが‥)。
個人的には、シンプルなルールの「ガイスター」や「マラケシュ」とかが好きです。
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by poemaquince | 2013-04-29 02:45 | 入門編 | Comments(0)

CONMAR・SCOVILL・IDEAL(CROWNも!) ・・・ZIPPERの(商標の)話

 前回、ニューヨーク需品調達庁の訴訟案件つながりで、本邦の興味深い事例について思い出しました。
 アルミジッパーといえば「コンマー」というくらい一世を風靡したConmar Products Incですが、残念ながら1965年に廃業し、ファスナー事業についてはScovill Fasteners Incに継承されました。M-65にコンマーファスナが見当たらないのはこのためです。(追記:フィールドジャケットの方にはいくつか事例が確認できますが・・・)そのスコービルも、1996年にはファスナー事業を米国アイディアル社に売却しています。

 今回ご紹介するのは、コンマーファスナの商標について争った判例です。
 原告は、トイズマッコイ、被告は米国アイディアルファスナーコーポレーションです。
 判決自体は一見、原告(トイズマッコイ/リアルマッコイ)の訴えが認められた形ではあるのですが、CONMARの代わりにCONMERを国内において商標登録したりとかという原告の違法性そのものを否定するものではありませんでした。
 すこし分かりにくいのですが、判決要旨をひとことでいってしまえば、原告の違法性を認定するのに特許庁の審決した商標法の「適用条文」が違っているぞ、と特許庁審決を叱っている判決です。したがって、原告(トイズマッコイ/リアルマッコイ)がCONMARの商標を「剽窃」しようとしたこと自体はつぎのとおり認定されています。

 ‥‥原告は 、「CONMAR」との表示がコンマー社及びそのファスナーに関する事業を引き継いだ被告のファスナーの表示として需要者の間で広く認識されていることを知りながら、その表示と類似する本件商標の登録を得てこれを使用するものであり、本件商標は、原告が,不正の利益を得る目的、他人に損害を加える目的その他の不正の目的をもって使用をするものであると認められる。
  
 一般には非常に分かりにくいマニアックな判決ですが、その筋では有名な判例のようです。
この判決が概ね妥当だとしても素朴な疑問としては、そもそも審判庁が商標法条文(4条1項7号)の適用を誤ったことに対し、今回の訴訟費用をなぜ「被告」のアイディアル社が負担しなければならないか?という疑問が涌いてきます。もちろん外形的には「原告」が勝訴したからですけども、なにか釈然としない感じがするのでした。
 40ページからなる判決文ですが、マッコイの言い分(書き間違えた、コンマーはそれまで知られておらずマッコイが市場を作った)、アイディアルの言い分(トイズと旧リアルは実質的に同じ、間違えるのはあり得ない)、裁判所の判断(ネット情報採用)などそれぞれ面白いので、ぜひ参照してください。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080626153626.pdf

追記
裁判所の判例検索システムで検索してみたら、こんな判例も出てきました!
東洋エンタープライズ(株)の「クラウン」がらみの判例です。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080107163936.pdf
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20080804100101.pdf

コンマーのポピュラーなアルミファスナ(M-51 parka)
写真、暈けててすみません。
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スコービルのアルミファスナ(M-65 parka 70年)
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スコービルの真鍮ファスナ黒染め(M-65 parka 72年)
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写真追加(2014/11)
コンマーアルミ(M-65フィールドJKT 1st 66年?)
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コンマー襟裏 (M-65フィールドJKT 1st 66年?)
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by poemaquince | 2013-01-31 22:01 | 入門編 | Comments(2)

暴强的冬日护具  不畏风雪的派克大衣也时髦  M51

めちゃくちゃ寒い冬の日のマストアイテム!風雪もへっちゃらのパーカコートがおしゃれです!(意訳)


あけましておめでとうございます。
2013年は、何かと話題の多い中国のお話から始まりです。
10億人を超える隣国で、M-51はどうなってるんだろうという素朴な疑問から、「バイドゥ(百度)」で、検索してみました。
あれれ、どこかで見たような写真に、知らないロゴが入っちゃってます(!?)。おおっ、党中央直轄の「人民網(ネット)」にも登場しちゃいました。えへへ。(http://lady.people.com.cn/GB/17094931.html
追記 人民網の記事は削除されちゃったけど、コピー記事がこちらに残ってました。
(ていうか、こっちがオリジナル??)
http://gb.cri.cn/30944/2012/02/10/3765s3552170_2.htm

 N2BとN3Bのキャプションが入れ替わっちゃってますが・・
M-1951
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 风雪大衣的经典款型
 因为出身军用服装,经典的风雪大衣款式都有各自的编号,如今风雪大衣也是自这些经典款式演变而来的。
 パーカの原型モデル
 軍もの衣料としての原型パーカはそれぞれ固有の制式型番を持っている。今時のパーカはこれらを原型として、変化して来たもの。(要旨意訳、あってます?)


面白いことに、「人民網」の上↑の記事は、各地方の電視台(テレビ局)なんかのHPにもそれぞれ転載されているんだよね。党中央のお墨付きで安全だからなのかな?

もし記述者川村がこの記事の人民日報の記者だったら、この写真を載せようと思うんだけど・・・
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IEEZY.TAOBAO.COM(↑中国のネット通販のお店です。)

ファッションブログでこんなページもありました!
「シルヴィーの甘い生活」N3BとM-51の差異の解説(という翻訳で良い?)
http://blog.fashionguide.com.tw/2567-sylvie/posts/49779-買物│n-3b-m-51差異小筆記
追記の追記:シルヴィーさんのブログですが、「百度」で検索して?みつけたから、中華人民共和国の人のHPと勘違いしていましたが、よく見ると台湾(中華民国)のかたのHPでした。すみません!おまけによく見るとご本人は日本に留学??せっかくの親日家の女子が排外主義が跋扈する日本に幻滅せずに帰国できますように!(2013/6/27)


台頭著しい隣国(中国のことです)ではありますが、その内実はジョセフ・ナイのいうところの「ハードパワー」に偏っているように感じます。記述者川村は、それに惑わされることなく淡々と21世紀型「ソフトパワー」の社会を築いていかなくちゃ、と新年にあたり思うのでした。

ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力

追記:「南方周末」の社説書き換え問題が話題になっています!
 支持南周! 良知心无罪!
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by poemaquince | 2013-01-06 13:05 | 入門編 | Comments(7)