#東京大作戦1014に関する若干の所感 あるいは小林よしのり氏登壇の件
立憲民主党の立会演説会「東京大作戦1014」です。まずは東京1区の衆議院議員候補者、海江田万里の演説です。つづいて、一水会の鈴木邦男(右翼?)、漫画家小林よしのり(保守派?)など著名人も登壇したりして注目度も上がります。
立憲民主党、考えてます。あえてライトウィングにも目配りしているということでしょう。演説会のトリはもちろん「えだのん」が務めます。お金持ちを優先したトリクルダウンを待つ経済(もう5年も待ったけど)ではなく、高齢者の介護と次世代の子育てを支えることや、働く人が疲弊せずまっとうに暮らすことで消費を支え経済を廻す社会を取り戻すことを訴えました。また権力のレジテマシーについて現状をつぎのように批判します。
枝野幸男曰く
「権力を縛っているルールを、権力自ら破ってしまっては、その権力に正統性はありません。こうした政治を許してしまっていいのか。これまでの政治は、勘違いをしている。国民に知らせない。隠す。国民を統治する対象だと思っているんじゃないでしょうか。」
小林よしのり曰く
「それで、兎にも角にも、立憲民主党。これね、本当にこの党名がいい。何故かというと、民主主義っていうのは暴走するんです。安倍政権見ればわかるでしょ? 一応、民主主義で選ばれたんですよ。けど、暴走している。
ヒトラーもね、民主主義から生まれたんですよ。みんなハイルヒトラー、ハイルヒトラーって言ったんですよ。民主主義は暴走する。それをどうやって防ぐかって言ったら、立憲で防ぐんですよ。立憲主義で。権力の暴走を立憲主義でフタをして止める。これが立憲民主党。すばらしい党名ですよ。」
小林演説詳細はBuzzFeedNEWS(https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/kobayashi-yoshinori-speech)を参照
いや、小林を無条件に支持する訳ではないが、今回はスジの通った演説で少し評価を見直しました。
小林よしのりは、ほんとは原理原則では筋が通っていることもあるんだけど。しかし、以前にも書いたとおり、また最近では古谷経衡もWeb現代ビジネスで指摘(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52990)しているとおり、小林の一連のアレ漫画が、現在の「アレ支持の中核をなす歪んだ排外主義・歴史修正主義的30代〜40代のアレな人々」を生み出した歴史的責任がある。
しかしながら小林よしのり自身がこのへんで自己の歴史認識をもう一度総括した上で、コペルニクス的に「回転」してまっとうな「その後の戦争論」を書いたとすれば、後世「論壇」に歴史的評価が残されないとも限らない。いや、きっと残るであろう。
小林よしのり氏よ、自己の名誉のため、否、未来を「国難(笑)」から取り戻すためにも是非お願いしたい。そして、アレどものいやしい卑怯な歴史観から目を覚まさせてあげてほしいと切にねがうのでした。
こんどは、#東京大作戦FINAL
いや、その前に#東京大作戦1019(秋葉原)確定
追記:#1021東京大作戦FINALは、場所が品川から新宿駅南口に変更になってます!要注意!!
追伸;ところで、JR新宿駅東南口に隣接するビルの「FLAGS VISION」とかいう大型パネルモニタがどうでもいいアドをたれ流していて、うるさくてかないません(笑)。コレ毎日こんな暴音をたれ流していてホント音の公害です。行政当局は音量を計測すべきではないでしょうか。もしか条例違反じゃね?