M-51Parkaに関する2,3の事柄

二次大戦期のM-1ヘルメット(シェル編)その2

 前回、マッコードラジエーターカンパニーのシェルについて概観したところですが、ブログ写真の枚数制限のため、マッコードのフィクスドベイルについては、「その2」まわしになってしまいました。シュルターのものと一緒に考察していきたいと思います。

 前回も述べましたが、大戦中のマッコード製シェルの外観については、リムの合わせ目の位置(フロント/リア)の違い、チンストラップループの形状(固定/可動)の違いにて大まかな生産時期が推定できます。
 その期間と、ネット上に公表されているロットナンバーと生産時期の対比チャートを対照させてみようという試みです。

the McCord Radiator and Manufacturing Company
781A
フロントシーム フィクスドベイル
リペイント
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チャートによる生産時期は、1943/12頃?
1943年10月頃には、ストラップのベイルはスイベルベイルに切り替わっているようなので、ヒートスタンプ700番台の後半にフィックスベイルは時期的に苦しいかも。リペイントもされているのでフィックスベイルは後付けの可能性もあり。ただしチャートの精度や当時の運用にもよるため、2ヶ月くらいの差をもって「後付け」との断定もできないと考えます。
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マッコードのヒートスタンプナンバーとその生産時期?の対応表をSchutze600さんからご教示いただき、引用させていただいています。正確な出典は不明ですが、War Relics Forum  http://www.warrelics.eu/forum/us-m1-steel-helmet-forum/fixed-bale-front-seam-what-have-i-got-512634/ を参照いたしました。
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The Schlueter Manufacturing Company(1942年6月〜)
シュルター社製のシェル
リアシーム スイベルベイル
オリジナルペイント
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548
S
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生産数は、マッコードの10分の1くらい(それでも200万個)のはずなんだけど、バイザーの裏側に独特の「S」の刻印があるので判りやすいです。
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マッコード(右)とシュルター(左)のシェルを並べてみました。
シュルターのほうが、バイザー部分のRが緩やかなようです。
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by poemaquince | 2016-12-20 07:54 | M-1 | Comments(0)