M-51Parkaに関する2,3の事柄

ジャングルファティーグその3 アイデンティファイラベル/インストラクションラベル

 8月もそろそろ終わりに近づき、中高生の皆さんは宿題に四苦八苦している頃でしょう(え、もう学校始まってるって?)。
 最近ではゆとり教育の反動で夏休みを短くする学校も増えているとか。ってゆうかせっかくの夏休み、もう少し宿題は減らして、好きなことの研究とか作品作るとか読書三昧とかさせたほうがいいと思うのですが。
 という訳で、トロピカルコンバットコート(ジャングルファティーグ)のその3
(夏休みの自由研究には向かないけど)アイデンテファイラベル/インストラクションラベルの変遷について見てみましょう。


 まずは極初期型(1stモデル)から。
 初期の頃はアイデンティファイラベルとインストラクションラベルが別になっています。
アイデンティファイラベル
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インストラクションラベル 
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 インストラクションラベルを仮訳してみます。
1.熱帯地域での上着として着用すること。
2.(裾を)ズボンの外に出して着用すること。
3.インナーフラップがまっすぐ所定の位置に留まっていることを確認のうえフロントボタンを留めること。
4.ウェストは調整用のタブを使ってしぼること。
5.袖は捲りあげることができるように、調節できる袖口を備えている。
6.それぞれのポケットの底には排水のための孔(あな)を備えている。
7.上着は手洗いのうえ、石けんを残さず濯ぐこと。

 初期型(2ndモデル)のラベル
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インストラクションラベルの1〜7は1stを踏襲していますが、注意書きの8が加わりました。
8.携行装備がポケットを覆うことが無いようにこの上着は通常より長めに作られている。
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 中期型(3rdモデル)
アイデンティファイラベルとインストラクションラベルが一体化します。
インナーフラップの廃止に伴い3.の文言がつぎの通りになります。
3.フロントボタンを留めること。
また、初期型の4.のウエストタブの注意と6.のドレンホール(排水孔)の記述が削除されました。
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 おなじくファティーグの中期型(3rdモデル)
 DSAナンバーに会計年度が明記されています。(67会計年度)
 また、極初期、初期、中期の各モデルにはコントラクターの名前が見当たりません。
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 後期型(4thモデル 68年会計年度)
中期型で省略されたドレンホールの注記が5.で復活しています。
また、中期で「3. Button up the front closure.(フロントボタンを留めること。)」というどうでも良い?と思われる記述が「3.Front closure can be opened for ventilation and should be closed for protection against insects.(換気の為にボタンを外すことは可、虫除けの為にボタンを閉めるべき。)」という風に変更されています。これ前後の文脈から「 front closure 」って、「第一ボタン」のことを言ってるようにも感じます。でもファティーグのデザインって明らかに開襟だよね。たまに上まで閉めている写真も有るけど、その伝でいったら極初期から中期まで、デフォルトは首まで閉じる運用だったということでしょうか? 謎です。
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 後期型(4thモデル 69年会計年度)
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 そういえば全然関係ないけどリップストップ(裂け止め)って、名前の割にあまり効果が無いような気がしませんか?それともカギ裂きは止まらないけど、洗濯してもほつれにくいとか?あまりそう言った印象も無い気がするけど。実際のところどうなんでしょう?
 あと、ファティーグのリップストップ生地についてなぜか「ナイロン糸が織り込んである」みたいな記述をたまに見かけるけど「都市伝説」の類いだよね。最近のそういう製品?と混同してるのでしょうか?
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by poemaquince | 2014-08-28 22:27 | 番外編 | Comments(0)