M-51Parkaに関する2,3の事柄

カジュアル衣料としてのタイガーカモパターン ADS(っぽいもの)の場合

 タイガーパターン生地の本場(笑)、日本において、べトナム戦後80年代以降も断続的にさまざまなタイガーストライプの生地が主にカジュアル衣料用途としてプリントされて来ました。
 というわけで、アメリカンレプリカ衣料の二大老舗、C.A.BクロージングとHOUSTON(ユニオントレーディング)の「アドバイザーズ・スパース・タイプ」っぽい生地について見ていきたいと思います。

まずはCABクロージングのタイガーパンツ2種
左(緑っぽいほう)はヘビーウエイト生地、右(黄色っぽいほう)はライトウェイト生地(夏は助かります)です。
両者ともジッパーフライ(YKK)の6ポケット仕様
左のタイプのほうが裾丈が短くアジアモデルっぽい。
Sgt.ジョンソン氏のパターンブック分類でいけば「ZIP-6P」になりますが、べトナム戦当時にその組み合わせは無い?かもしれません。
また、ADSに「ライトウェイト」の生地も無いようです。
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背面からみたCABクロージングのタイガーパンツ2種
すこし見えにくいけどお尻の箱ポケットの襠(マチ)方向の違いに留意
緑系は内側に開き、黄系は外側に開いています。実用的には外側に開いているほうが座るときなど邪魔にならず使いやすいのですが、「実物」では両タイプが観察されます。
黄系のほうは、ウエストのアジャスタタブや、側面ポケットの位置の高さ、生地の厚さ(ライトウェイト)などかなり独自にアレンジ(カジュアルファッション衣料に目くじら立ててはいけないと分かってはいるのですが)されています。
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CABクロージングのタイガーパターン比較
色調は全く異なるが、パターンはほぼ共通していることが分かります。
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ヒューストン(ユニオントレーディング)の「アドバイザーズ・スパース・タイプ」っぽい生地(シャツの背面)
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追記:このパターンの上着がジョンソン氏の「パターンブック」 "TIGER PATTERNS" Sgt. Richard Denis Johnson / Schiffer(1999) の235ページに、MASHのゴールドパターンとして紹介されています。MASHさんがこの生地を使ってジャケットを作成したものなのか、ジョンソン氏の勘違いなのか分かりかねますが、書籍をお持ちの方はご参照していただければと思います。


C.A.BクロージングとHOUSTONのパターン比較
(すみません、断片だけで分かりにくいのですが、「おばけの腕(って勝手に呼んでます)」以下、パターンの配置順が異なることに留意ください)
一番左がヒューストン、真ん中と右はCABクロージング
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by poemaquince | 2014-04-21 00:20 | tiger stripe | Comments(0)