M-51Parkaに関する2,3の事柄

戦争のはらわた 祝Blu-ray Disc発売!(番外編)

 2014年あけましておめでとうございます。(ってゆうか1月ももうすぐ終わりですが・・)
 このM-51parkaに関するブログも5年目になるのですが、最近ではM-51モッズパーカについての言及がめっきり少なくなってしまい、反省しきりのこのごろです。(っていうか記事の更新もおそい(笑))
 アマゾンのページでたまたま知ったのですが、2013年11月にサムペキンパーの名作「戦争のはらわた(Cross of Iron)」のブルーレイ版が発売されてました!!
戦争のはらわた [Blu-ray]
 2010年に発売されたジェネオンユニバーサルDVD版の悪評惨憺たる字幕も直ってる!!ということだし、価格(2014年1月2日現在1,373JPY!送料込み!)もとってもお買い得!!ということで購入してみました。これでプレミア価格の高価なバンダイ版をもっていないひとも救われるかも(最近は価格もだいぶ落ち着いているようだけど)。

 ナチの台頭と破局を予感させるオープニングはいつ見てもすばらしく、大好きなシーンのひとつです。「小さなハンス」の歌の歌詞が抜けてしまってるので、未見の方はここ↓で予習しておきましょう。
<「戦争のはらわた」の字幕について>
http://steiner.web.fc2.com/text/mo/t17/text-17.html


 さて、ひさびさに映画を再見して気づいたのですが、マイヤー少尉も迷彩アノラックを着ていたのですね。BDの細密な画面で確認するとどうやらマイヤー少尉については、当ブログにて紹介したドイツ陸軍-沼沢地柄43年版http://parkashell.exblog.jp/10624062/ の実物を着ている様子です。
 シュタイナが劇中で着用しているものも一所懸命みてみたのですが、あまり断定的なことは分かりませんでした。ロシアの少年兵の別れのシーンなどアノラックの迷彩柄もクローズアップになるのですが、グリーンのレインドロップが異様に太い(オリジナルフィルムをBDへ補正するのに画像処理でそうなったのかもしれませんが)気がします。グリーンベースの沼沢地柄ではないかと思うのですが、確証はありません。

写真は「グリーンベースの沼沢地柄(Sumpfmuster)」、写真の出典は米国「At the Front」さんから引用させていただきました。
a0164296_19131848.jpg

出典:http://atthefront.com/historical_reference_g_winteruniforms.html
(こちらの「At the Front」さんのページではスプリンターパターン44と命名しています。)

 川村は、以前のブログでシュタイナのパルカ(アノラック)は映画用のプロップではないかと記述したのですがもしかしたら実物を使用しているかもしれませんね。また、シュタイナは他のシーンではタン色ベースのアノラックを着たりしているようにも見えたりします(笑)。 

 たくさんの方々が、この映画について語っていますが、なんか評論言語が男の「ロマン」とか『バイオレンス』とか「生き様」とかに寄ってしまってます。
 もちろんさまざまな見方があって良いのですが、そればっかりじゃなく「戦争」という圧倒的な構造的/組織的暴力とそれに否応なくまきこまれる「個人」の関係をシュタイナの視点を通じて描いているのかなあと感じています。
 そしてその戦争と個人のお話は、なにも1943年のタマン半島という特定の時代の特定の場所のことではなく、いつの時代でも経験しうる暴力の発露なんだという警告が最後のエンドタイトルで示されるように思うのでした。
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by poemaquince | 2014-01-28 19:18 | 映画 | Comments(0)