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M-51Parkaに関する2,3の事柄

タイガーストライプの迷宮(その3)U.S. Army Procurement Agency,Japan(アメリカ陸軍調達庁)

 「タイガーストライプには手を出すな」というご先祖さまのいましめを胸に抱きつつ、ひきつづき「その3」の記述です。
 ベトナム戦争の時代、タイガーストライプといえば、ベトナム共和国軍の支給品以外は、「米兵などが駐留地の市場などで勝手に入手して着ているもの」と言う理解でおりました。なので、オキナワ製タイガーストライプも在日本のベースやスーベニールショップ向けとか、あるいは業者さんが東南アジア諸国に自前で輸出していたものとばかり思っていたのでした。ところが、最近、MASHさんのページを見てはじめてこのことを知りました。在日米軍がしっかり組織として調達していた!というではありませんか!!
 MASHさんのページ参照
 http://www.mash-japan.co.jp/cgi-bin/prd.cgi?itemno=09-01-1010&pg=1
 http://www.mash-japan.co.jp/cgi-bin/prd.cgi?itemno=09-01-2010&pg=1
 
 米国は、当時の東西「代理戦争」の最前線へ、後方から軍事顧問団やら装備やらを大量に注ぎ込んでいた超大国の一方だったわけで、よくよく考えてみれば当たり前の話だったかもしれないのだけれど、MASHさんのページを見るまでさっぱり気がつきませんでした。タイガーストライプの被服、もうすでに60年代も中盤から軍事顧問団やローカルユニット用に公費で調達していたというわけだったのですね。これで組織的に見られるUSモデル/アジアンモデルのプロダクトとか、あるいはサイズタグの縫付けなどの謎に得心がいったのでした。
 今回のMASH(大阪)さんの情報は、いままで漠然としていた調達に関する米軍関与やパターンの年代の同定など、歴史的にも非常に重要な情報であると感じています。MASHさんのページをみると、おたまじゃくしPTのほうが派生が古い!!ことが推測されます。

1966年3月、ダクラク省、ベトナム共和国 ヌン族のスペシャルフォース 日本で調達されたタイガーパターンは、このような形で彼らに供給されたのだろうか。
タイガーストライプの迷宮(その3)U.S. Army Procurement Agency,Japan(アメリカ陸軍調達庁)_a0164296_22571394.jpg

Hình ảnh của © Wally McNamee / Corbis

1966年3月、ダクラク省、ベトナム共和国 華人系ヌン族を主体とする「リアクションフォースチーム」と米国軍事顧問?
後方の兵士たちもタイガーパターンを着ているようにも見えるけど写真が荒くて確認できない(笑)。同一のカメラマンの他の写真を見ても着ているとは思うんだけど。 
タイガーストライプの迷宮(その3)U.S. Army Procurement Agency,Japan(アメリカ陸軍調達庁)_a0164296_22562780.jpg

Hình ảnh của © Wally McNamee / Corbis

参照元 http://poisondioxin.blogspot.jp/2011/02/chien-tranh-viet-nam-phan-12.html
by poemaquince | 2013-11-28 22:59 | tiger stripe | Comments(0)